今回は題名・扉絵共に、あの生き人形達のリーダー・バービーがその勇姿を披露しています。
もっとも実態は、さながら"すす取り軍曹"といった方がしっくりくるかもしれませんね。
第17話は、その鬼教官に対し反旗を翻した配属されたての新人たちが、困難な任務を与えられるというストーリーです。
(※かなり恣意的に要約しています。)
さて、この日は久々の大掃除の日。
朝早く起きたエミリコは、早起きをして本を読むケイトと鉢合わせします。
聞くところによると 、そろそろお披露目が近いので勉強していたとのこと。
会話の内容から、やはりお披露目前のシャドー家は外に出てはいけないようですね。
以前窓から落ちたエミリコを助けに行ったのは、かなりリスキーな行動だったということが分かります。
ということは、です。
ケイトにとって本以外の知識を得る手段はエミリコからの情報ということになります。
すなわちそれは、諜報員としてケイトの目となり耳となり有用な情報を集めるということ…。
随分と重要な役割がここにきて出てきましたね。頑張れ、エミリコ。
ケイトも、お互い知らないことは教え合おうと提案する様子からして、本だけでは分からないことがあると気づいているようです。
表情は読み取れませんが、ケイトもエミリコを頼りにしているということでしょう。
ケイトの提案に返事をし、エミリコは大掃除に向かいました。
ところが大広間に出ると、前回とはうって変わって、生き人形達が一つの場所に集まっています。
描かれている各生き人形を見てみると、どうやら班ごとに集まっているようです。
何があったのか聞くエミリコに、
「星つきからありがたいご指導があるみたいよ」
と嫌そうに返事するミア。
皮肉たっぷりです。
前回の亡霊騒ぎの件絡みというのだから、当然愉快なご指導ではないことは明白です。
ただ、それを除外したとしても、表情から面倒だなという雰囲気を醸し出すミア。
まあその理由はこの後分かるわけですが…
ざわつく大広間に突如現れる屈強そうな生き人形。
彼が勢いよく踏み台を置くと、そこに上る生き人形が鈴を鳴らしました。
バービーの登場です。
話の内容はやはり、先日の亡霊騒ぎの件。
それについて聞き取りを行うようです。
先程の屈強そうな少年の生き人形は、書き取り係のようでペンとボードを持ってバービーの脇に控えています。マネージャーか何かなのかな?
生き人形も、生き人形の組織としてのそれぞれ役割があるのかもしれません。
(班行動しているんだから、それはそうか…)
さて、聞き取りとは言うものの、その光景はさながら尋問です。
ローズマリーの班の順番が来ると、こびりつきを一時的に逃してしまったこともあってか、かなりつらく当たるバービー。
ローズマリーに対し、相変わらずの“ぼんくら”呼ばわりで、ローズマリーもたじたじです。
そこに助け舟を出したミア。
バービーの質問(詰問?)に理路整然と答え、場合によっては自分たちの持ち場を確認しても良いと申し出ます。
面接だとしたら百点満点の答えです。
が、それが裏目に出ました。
バービーはミアの前にかつかつと歩き出すや否や、お腹に蹴りを入れます。
理由は、班長のローズマリーに聞いたのに勝手に答えたという理不尽なものでした。
しかもその上、“でしゃばり”呼ばわりまでする有様…。
多分理由はどうでもよくて、淡々と完璧な返答をしたミアが気に食わなかったのでしょうが、これまでのミアの言動を見る限り、今までも似たようなことがあったのかも知れません。
優秀なのが逆に、目を付けられる要因になっているのではないかと思えるほどです。
さすがのエミリコもこれに対し抗議します。
今まで彼女が見せたことのない表情をしていることからも、よほど腹に据えかねたのでしょう。
自身がバービーに目を付けられかねない状況ですが、歯を食いしばりバービーの方を向く姿から、既にそれは覚悟の上と見受けられます。
そんなエミリコに向かって歩を進めるバービー。
ところが意外なところから邪魔が入ります。
それは付近で掃除をしていた黒髪の生き人形の少年。
バービーの前をモップをかけながら通り過ぎます。
しかも怒るバービーに目が悪いからと言い訳をした上に、こちらもバービーに粛々と反論します。
これには暴力に出る口実が見い出せません。
が、今度は別の方向から横やりが入ります。
なんと、金髪オールバックの少年が黒髪の少年に近寄ったかと思うと、すかさずボディーブロー!
少年という容姿・カーディガンという服装から、まるで寄宿学校の生徒同士の喧嘩を見ているかのようです。
さすがにやり返そうとする黒髪の少年に対しては仲裁が入りましたが、これでは恐らく現場の空気は最悪でしょう。
そんな最悪と思える空気を、つんざくような音が切り裂きます。
ある班の生き人形の少女が荷物を落とした音でした。
今度はなんだ!、と叫ぶバービー。
私も同感です。
あまりに多くの出来事が起き過ぎて、あらすじを書くだけで疲れてきました。
ごめんなさいと謝る少女に、今度はバービーの矛先が向かいます。
どうやらこの黒髪の少女は以前にも何か失敗してしまったようで、もはや容疑者のような取り扱われ方です。
これに対しても抗議しようとするエミリコ。
すかさずミアが食い止めます。さすがに二回目はまずいですからね。
その代わりエミリコは、黒髪の少女と同じ班の生き人形に助けを求めます。
ところが、まったくつれない返事。
しかも黒髪の少女に自分たちの荷物を持たせていたようで、まるでその態度は、使用人のことを顧みない主人のようです。よくそんなんでお影様に仕えていられるな…
挙句の果てに、仕事ができないからと“失敗作”と吐き捨てます。
これには思うところがあったエミリコ、とうとうバービーに再び食って掛かります。
後ろには、あちゃーという仕草をするミアと、あらまあというふうなローズマリーの姿が。
今回のエミリコは、はっきり言ってかなり熱いです。
今まで彼女の小さい体のどこにその情熱があったのかと思うほど、仲間や力のないもののために理不尽に立ち向かいます。
その姿はさながら、ジャンプ漫画の主人公のよう。
いや、まさにエミリコはまっすぐな心を持ち優しき想いを皆に分け与える、理想的な主人公であることは疑いようがありません。
するとバービーは、エミリコと黒髪の少年・黒髪の少女にある指示を下します。
“次の大掃除までに亡霊騒ぎの原因を突き止めろ”
これによって、ようやくこの日の聞き取りが終わりました。
ちなみにこの時、黒髪の少年を殴った金髪オールバック少年だけはバービーから評価されていました。
一連の出来事が終わり、掃除を始める生き人形一同。
ミアは納得できないようで、ずっと文句を言っています。
しかしミアはエミリコに、バービーの主人はシャドー家の実力者だから注意するようにと忠告します。
そんな力関係があるのですね。
そう考えると黒髪少女の主人も、班の中では地位が下なのかも…。
ただ、ローズマリーはエミリコにそんなに心配することはないと優しく話しかけます。
その言葉は、不穏な出来事が続いた今回の話によって不安を抱いた読者にも向けられているかのように感じられます。
非常時には頼りない彼女のおっとりした性格も、こういう状況では非常にありがたいですね。
そんなローズマリーに心慰められたのか、エミリコは先程の黒髪少女に笑顔を向けます。
この日初めて見せる彼女の笑顔です。
黒いリボンをきりりと付けたエミリコには、うん笑顔がやっぱり似合っています。(昔某アイドルのヒット曲にこんな一節がありました。)
さて、これから1週間以内に亡霊騒動の原因を突き止めなければいけません。
早速その日の夜から調査に赴くエミリコ。
ところが、それは同時にケイトといる時間が削られるということです。
一緒に勉強したいというケイトの頼みは断らずを得ません。
そう、といって表面上は平静を装うケイト。
しかし、夜一人で勉強するケイトからはすすが出ています。
亡霊騒動の原因を突き止めなければならないと同時に、ケイトとのすれ違いという問題もエミリコは抱えなくてはならなくなってきました。
エミリコはこの試練にどう立ち向かうのか、見守らずにはいられません。
もっとも実態は、さながら"すす取り軍曹"といった方がしっくりくるかもしれませんね。
第17話は、その鬼教官に対し反旗を翻した配属されたての新人たちが、困難な任務を与えられるというストーリーです。
(※かなり恣意的に要約しています。)
さて、この日は久々の大掃除の日。
朝早く起きたエミリコは、早起きをして本を読むケイトと鉢合わせします。
聞くところによると 、そろそろお披露目が近いので勉強していたとのこと。
会話の内容から、やはりお披露目前のシャドー家は外に出てはいけないようですね。
以前窓から落ちたエミリコを助けに行ったのは、かなりリスキーな行動だったということが分かります。
ということは、です。
ケイトにとって本以外の知識を得る手段はエミリコからの情報ということになります。
すなわちそれは、諜報員としてケイトの目となり耳となり有用な情報を集めるということ…。
随分と重要な役割がここにきて出てきましたね。頑張れ、エミリコ。
ケイトも、お互い知らないことは教え合おうと提案する様子からして、本だけでは分からないことがあると気づいているようです。
表情は読み取れませんが、ケイトもエミリコを頼りにしているということでしょう。
ケイトの提案に返事をし、エミリコは大掃除に向かいました。
ところが大広間に出ると、前回とはうって変わって、生き人形達が一つの場所に集まっています。
描かれている各生き人形を見てみると、どうやら班ごとに集まっているようです。
何があったのか聞くエミリコに、
「星つきからありがたいご指導があるみたいよ」
と嫌そうに返事するミア。
皮肉たっぷりです。
前回の亡霊騒ぎの件絡みというのだから、当然愉快なご指導ではないことは明白です。
ただ、それを除外したとしても、表情から面倒だなという雰囲気を醸し出すミア。
まあその理由はこの後分かるわけですが…
ざわつく大広間に突如現れる屈強そうな生き人形。
彼が勢いよく踏み台を置くと、そこに上る生き人形が鈴を鳴らしました。
バービーの登場です。
話の内容はやはり、先日の亡霊騒ぎの件。
それについて聞き取りを行うようです。
先程の屈強そうな少年の生き人形は、書き取り係のようでペンとボードを持ってバービーの脇に控えています。マネージャーか何かなのかな?
生き人形も、生き人形の組織としてのそれぞれ役割があるのかもしれません。
(班行動しているんだから、それはそうか…)
さて、聞き取りとは言うものの、その光景はさながら尋問です。
ローズマリーの班の順番が来ると、こびりつきを一時的に逃してしまったこともあってか、かなりつらく当たるバービー。
ローズマリーに対し、相変わらずの“ぼんくら”呼ばわりで、ローズマリーもたじたじです。
そこに助け舟を出したミア。
バービーの質問(詰問?)に理路整然と答え、場合によっては自分たちの持ち場を確認しても良いと申し出ます。
面接だとしたら百点満点の答えです。
が、それが裏目に出ました。
バービーはミアの前にかつかつと歩き出すや否や、お腹に蹴りを入れます。
理由は、班長のローズマリーに聞いたのに勝手に答えたという理不尽なものでした。
しかもその上、“でしゃばり”呼ばわりまでする有様…。
多分理由はどうでもよくて、淡々と完璧な返答をしたミアが気に食わなかったのでしょうが、これまでのミアの言動を見る限り、今までも似たようなことがあったのかも知れません。
優秀なのが逆に、目を付けられる要因になっているのではないかと思えるほどです。
さすがのエミリコもこれに対し抗議します。
今まで彼女が見せたことのない表情をしていることからも、よほど腹に据えかねたのでしょう。
自身がバービーに目を付けられかねない状況ですが、歯を食いしばりバービーの方を向く姿から、既にそれは覚悟の上と見受けられます。
そんなエミリコに向かって歩を進めるバービー。
ところが意外なところから邪魔が入ります。
それは付近で掃除をしていた黒髪の生き人形の少年。
バービーの前をモップをかけながら通り過ぎます。
しかも怒るバービーに目が悪いからと言い訳をした上に、こちらもバービーに粛々と反論します。
これには暴力に出る口実が見い出せません。
が、今度は別の方向から横やりが入ります。
なんと、金髪オールバックの少年が黒髪の少年に近寄ったかと思うと、すかさずボディーブロー!
少年という容姿・カーディガンという服装から、まるで寄宿学校の生徒同士の喧嘩を見ているかのようです。
さすがにやり返そうとする黒髪の少年に対しては仲裁が入りましたが、これでは恐らく現場の空気は最悪でしょう。
そんな最悪と思える空気を、つんざくような音が切り裂きます。
ある班の生き人形の少女が荷物を落とした音でした。
今度はなんだ!、と叫ぶバービー。
私も同感です。
あまりに多くの出来事が起き過ぎて、あらすじを書くだけで疲れてきました。
ごめんなさいと謝る少女に、今度はバービーの矛先が向かいます。
どうやらこの黒髪の少女は以前にも何か失敗してしまったようで、もはや容疑者のような取り扱われ方です。
これに対しても抗議しようとするエミリコ。
すかさずミアが食い止めます。さすがに二回目はまずいですからね。
その代わりエミリコは、黒髪の少女と同じ班の生き人形に助けを求めます。
ところが、まったくつれない返事。
しかも黒髪の少女に自分たちの荷物を持たせていたようで、まるでその態度は、使用人のことを顧みない主人のようです。よくそんなんでお影様に仕えていられるな…
挙句の果てに、仕事ができないからと“失敗作”と吐き捨てます。
これには思うところがあったエミリコ、とうとうバービーに再び食って掛かります。
後ろには、あちゃーという仕草をするミアと、あらまあというふうなローズマリーの姿が。
今回のエミリコは、はっきり言ってかなり熱いです。
今まで彼女の小さい体のどこにその情熱があったのかと思うほど、仲間や力のないもののために理不尽に立ち向かいます。
その姿はさながら、ジャンプ漫画の主人公のよう。
いや、まさにエミリコはまっすぐな心を持ち優しき想いを皆に分け与える、理想的な主人公であることは疑いようがありません。
するとバービーは、エミリコと黒髪の少年・黒髪の少女にある指示を下します。
“次の大掃除までに亡霊騒ぎの原因を突き止めろ”
これによって、ようやくこの日の聞き取りが終わりました。
ちなみにこの時、黒髪の少年を殴った金髪オールバック少年だけはバービーから評価されていました。
一連の出来事が終わり、掃除を始める生き人形一同。
ミアは納得できないようで、ずっと文句を言っています。
しかしミアはエミリコに、バービーの主人はシャドー家の実力者だから注意するようにと忠告します。
そんな力関係があるのですね。
そう考えると黒髪少女の主人も、班の中では地位が下なのかも…。
ただ、ローズマリーはエミリコにそんなに心配することはないと優しく話しかけます。
その言葉は、不穏な出来事が続いた今回の話によって不安を抱いた読者にも向けられているかのように感じられます。
非常時には頼りない彼女のおっとりした性格も、こういう状況では非常にありがたいですね。
そんなローズマリーに心慰められたのか、エミリコは先程の黒髪少女に笑顔を向けます。
この日初めて見せる彼女の笑顔です。
黒いリボンをきりりと付けたエミリコには、うん笑顔がやっぱり似合っています。(昔某アイドルのヒット曲にこんな一節がありました。)
さて、これから1週間以内に亡霊騒動の原因を突き止めなければいけません。
早速その日の夜から調査に赴くエミリコ。
ところが、それは同時にケイトといる時間が削られるということです。
一緒に勉強したいというケイトの頼みは断らずを得ません。
そう、といって表面上は平静を装うケイト。
しかし、夜一人で勉強するケイトからはすすが出ています。
亡霊騒動の原因を突き止めなければならないと同時に、ケイトとのすれ違いという問題もエミリコは抱えなくてはならなくなってきました。
エミリコはこの試練にどう立ち向かうのか、見守らずにはいられません。
