来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

魅力

シャドーハウス評の評 (7月8日付東京新聞を読んで)

東京在住または在職の方は目にしたかも知れませんが、一昨日の東京新聞にシャドーハウスが紹介されていました。

残念ながら全国紙ではないため、知らなかったという声が多いかと思います。私もシャドーハウス絡みのツイッターを検索していて、偶然執筆者の投稿を見つけたくらいです。
ソウマトウ先生や集英社からの宣伝もないため、公式側との関係も特にはないのかも知れません。
(編集部のツイッターでは、執筆者の投稿がリツイートされています)

もし見逃したという方は、インターネット上でも公開されていますのでそちらを読んでみて下さい。
執筆者はコラムニストのブルボン小林氏という方で、他にも別名義で小説家として活動をしているそうです。

さてさて。
ところで皆様は、このコラムを読んでみてどう感じたでしょうか?
人それぞれ、色々な感想を抱いたかと思います。

私も読んでいて、様々なことを考えさせられました。

ただ、多くの意見はあれども不特定多数の人々の目に触れる媒体でシャドーハウスが紹介されたのは快挙ですし、その点については感謝したいと思います。
これをきっかけにシャドーハウスを知って、興味を持つ読者が一人でも多く増えて欲しいですね。

では私の感想については相変わらず長くなりますので、続きよりお願い致します。

続きを読む

エミリコをさがせ! ~引き絵の魅力~ ②

さて、では前記事に続いて引き絵の魅力について語っていきます。

とはいっても、言い残したことを少し加える程度ですので前記事ほどのボリュームはないですけどね。
ですがいつも通り長くなりますので、記事は折り畳ませて頂きます。

では続きよりどうぞ。
続きを読む

エミリコをさがせ! ~引き絵の魅力~

今週から二週続けて休載ですね。

読者としてはシャドーハウス分が摂取できず禁断症状が出そうな勢いですが、これも次の単行本のためと思って耐え抜きたいと思います。

もっともソウマトウ先生によると既に、1回分のお話を作るのに8日間掛かっているとのことです。
なので、多分単行本とか関係なしに今後もしばしば休載があるかと思いますが、ここは気長に待つことにしましょう。

ファンからの作者先生への願いは、
健康第一・クオリティ第二・締め切り第三
に他ならないと思います。

質や量や期限にこだわるあまりに、体調を崩してしまっては元も子もないですからね。
これからも続くケイトとエミリコの物語を見るためでしたら、いくらでも待とうではありませんか。


ですが、だからといってそのまま座して待つというのもなんだか落ち着きません。

そこで、雑談がてら少し気になったところや好きなシーン、改めて気になった点の考察などを書いていきたいと思います。


第一弾は、"引き絵の魅力"です。

シャドーハウスにはしばしば、物語を遠方から描写したシーンがあります。
でもこれ、ただ遠くから見た様子を書いているだけではなく、その中にいる小さな登場人物や置物が細かく書かれていて、まるで歴史の教科書に出てくる絵巻物のようなんですよね。
記事の表題にも拝借しましたが、それはさながら"ウォーリーをさがせ!"の絵本の世界です。

今回の記事では各引き絵のコマについて語っていきますので、お持ちの方はぜひ単行本を片手に読んでみて下さいませ。

では続きからどうぞ。
続きを読む

シャドーハウスの魅力

何がそんなに魅力的なのか・・・

 

シャドーハウスという漫画がなぜ人を惹きつけるのか、人によってその理由は様々だとは思いますが
(中にはむしろ「好きになれない!」という人もいるでしょうけど)、私としてはまず、

 

・考察しがいがある構成、物語設定がなされている。

・物語の雰囲気と絵柄が、これ以上にないくらいうまくかみ合っている。

 

の二点かなと思っています。

 

一つ目の考察しがいがあるという理由については、完全に私個人の問題なのですが、なにか物語の中に謎や伏線があるとついつい絵や台詞の隅まで凝視してしまう癖がありまして、これが練りに練られた設定であるほど深く考察してしまう、というかなりややこしい性格の持ち主でございます。

 

なのでこれまでも小説や映画などで、細かいところまで演出やストーリーが掘り下げられた作品では、いろいろと自分なりに考察・解釈をしながら物語を楽しむ、というのが私の主な鑑賞方法でした。

つまり、突如昨年9月に連載の始まったシャドーハウスという作品は、そんな私の考察魂(?)が燃えるには十分な作品であったわけです。

 

どこにそんな熱くなる要素があるんだ、と思われるかもしれませんが、それについてはおいおい書いていきたいと思いますのでどうぞお待ち下さい。

 

ただ、一つだけ例を挙げますと、エミリコとケイトが暮らす部屋の描写一つとっても、各話全く矛盾がありません。もちろん今後はどうなるかわかりませんが、少なくとも18話現在までは、家具の配置や壁に掛かる絵・窓の枚数など、まるでセットを作って撮影したんじゃないかというくらい整合性が取れています。私は漫画を描いたことがないのでよく分かりませんが、ここまで細かいところまで矛盾なく描写できるということは、連載前からかなり時間をかけて世界観を作り上げたんじゃないかなと思うんですよね。

そういったところが、この作品に魅せられる理由なのかもしれません。

 

次に物語と絵柄の雰囲気があっているという点ですが、これについてはなんせ個々の感性の問題になってきますから、うまく言葉に表せられません。ただ私個人の考えとしては、可愛らしい絵柄と不気味さの残る物語を、無理に組み合わせようとしていないところが好印象だなと感じます。

何と言いますか、こう可愛いキャラクターが出てくる暗い物語って、無理矢理辛いことや残酷な目に合わせたり、わざとらしく落差のある演出をしたりといった傾向が多く、いまいち作り手側の意図が見え透いてしまってやだなあ、と私なんかは思ってしまうんですよね。確かに衝撃的という面では話題になるでしょうし受けはいいのでしょうが、そういった違和感を感じた時点で興冷めしてしまう人って少なからずいるかと思います。(あくまでこれは私個人の意見です。この手の作品でも傑作と呼べるものはいくらでもあります。)

 

ところがシャドーハウスでは、一歩間違えば重苦しくなる物語を、天真爛漫なエミリコと生き人形たちを配置することによって、その存在自体が不気味な要素になりかねないのにも関わらず絶妙のバランスで作品の雰囲気を軽くしているんですよね。これはなかなか高度な演出かと思われます。

安易に話題作りや見飽きた脚本に転がらない、そんな強い意志が感じられるところも私がシャドーハウスに没頭する要素なのかなと思っています。

 

さて、長々と書いてしまいましたが、ようはエミリコとケイトお嬢様が紡ぐ日常と不思議な物語がとても気になる! というのが私の言いたいことです。

 

まだまだ書きたいことはいくらでもありますが、ひとまずはこれからもこの作品が末永く続くよう祈念して、ブログ開設日の纏めとさせて頂きます。

 

さて、次回を楽しみに今週も頑張るぞ~!(※今週は休載です。)


最新コメント
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ