来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

16話

すす病

すす病と書いて、"すすやまい"と読みます。

ローズマリーが14話で罹った病気ですね。


でもこの病気、辞書を引いてもネット検索しても出てはきません。
試しにやってみて下さい。

出てくるのは、"すす病"と書いて"すすびょう"と読む病気です。
樹木の病気ですね。

主にシラカシやモチノキに発生する病気で、原因はアブラムシなどが出す糞を栄養にカビが発生し、それが煤のように黒くなるのでこう名付けられました。
もしも庭木がこうなってしまったら、葉っぱが黒ずんでしまい光合成ができなくなってしまうので、気を付けて下さい。
治療法は、カビの除去のために殺菌剤を、そして媒介するアブラムシなどを駆除するために殺虫剤を撒きます。各季節ごとに適する薬剤が違うのでご注意を。
更に、予防としてアブラムシなどを寄せ付けないよう、定期的に忌避剤を撒いてあげればご安心かと思います。

……すみません、話がだいぶ逸れてしまいましたね。専門的なお話はこの辺にしておきましょう。

今回の主題は、生き人形達にとって恐ろしい病気"すす病(すすやまい)"とは一体何なのか、です。

物語の中での描写が少ないのでなかなか難しいですが、そこは想像(妄想?)廻らせて補完していきます!

では続きよりどうぞ。
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第16話 洗浄の間

とうとう19話の掲載号が発売されましたね。

かくいう私はまだ読んでおりません。
このブログでの各話紹介を昨日までに書き終えたかったのですが、残念ながら間に合いませんでした。
ですが、先入観を持つのも良くないと思いますので18話まで書き終えてから19話を読んでみようと思います。

いかんせんこの漫画は内容が濃いですからね。
しようがないと自分に言い聞かせながら残り3話、紹介していきたいと思います。


今回のお話はお風呂回です。

お風呂回といっても、近年のアニメにありがちなお色気要素は一切ないですけどね。私としてはシャドーハウスにそういった要素は求めていませんので、ホッとしました。

さて、洗浄の間については以前の大掃除の時に少しだけ触れられています。
真っ黒になったエミリコが現れる直前、上機嫌に踊るミアの発言から確認できます。

ミアはこの洗浄の間で身体を洗うのが好きなんでしょうね。
この日も先日の亡霊騒動の話もそこそこに、エミリコに今日は楽しい日だと陽気に廊下を進んでいきます。

生き人形の見た目や性格付けといった個性がどうやって生み出されているのか、またどう決定されているのかはまだ分かりませんが、恐らく“偉大なるおじい様”なる存在が大きく関わっている可能性があるのは疑いようがないでしょう。

それについての考察はまた後日、書いていこうと思います。

さて、ミアについては少し大人っぽく、かつ明るい優等生みたいな性格付けがなされているようです。しかもエミリコとの絡みを見る限りだと面倒見も良い。亡霊騒動の際の言動・行動を見ても、かなりしっかりとした生き人形のように見受けられます。

果たして入浴中、ミアは自身が生まれつき優秀だと語ります。
普通こんな発言をしたら鼻持ちならない野郎だと反感を買いそうですが、生き人形が作り物という前提があっての発言ですので、そこまで気になりません。
また、エミリコに生き人形のスタートラインはそれぞれ違うと前置きをした上での会話ですので、うまく彼女なりに気を使いながら会話しているようです。
これ一つとっても、頭が良いのが伝わってきます。

対してエミリコは、どちらかというと外見も性格も幼い印象がありますね。
洗浄の間に入る前も、男の子たちが並んでいる後ろに並ぼうとしてミアに止められていたり、人形でも男女別に分かれることに不思議がっています。

エミリコについては、彼女自身が自らを人形だと強く認識していることもありますが、内面はまだ思春期前の少女と考えられます。

ちなみに、エミリコが自身を人形と強く認識している描写として、今回のお話でも洗浄の間に初めて入った日のことに触れていますので、これも彼女の性格の特徴といえるかも知れません。
(ただ単にミアとの知識の差だけかもしれませんが)

さて、洗浄の間を進むとシャワールームで泡を流しますが、この時エミリコはミアの体に付いた痣を目にします。明るい空気で進む今回のお話の中でこの場面だけが特異ですので、いやがおうにも気になります。
もしかしてサラに虐められているのでは…、と勘繰りたくなるような不穏なシーンです。
(しかも外からは見えない位置に痣があることが、余計そう感じさせます。)

シャワーが終わるとまるでエステのような空間になり、そこでは顔のない人形によって生き人形達の身だしなみが整えられています。

そういえば生き人形って主人に仕えてはいるものの、実際の仕事はすす掃除と顔としての役割だけなんですよね。
調理炊事や洗濯などは顔のない人形の仕事です。
よくよく考えてみるとケイトが生き人形はただのメイドじゃないのと言っていましたが、確かに通常考えられるメイド像とは似て非なるものです。
日常業務のみに限れば掃除しかしないわけですし。
(エミリコはケイトの話し相手や裁縫といったこともできますけどね)

これもシャドーハウスという作品の世界観の特徴といえるかも知れません。

暫くすると、エミリコ達の後に洗浄の間に入ったルウが姿を現しました。
その隣には、元気そうなローズマリー‼
亡霊騒動の際にすす病に掛かってしまいましたが、大量に水を飲むという治療(?)の結果、大事には至らなかったようです。

これにはエミリコも嬉しそうです。
きっと、ずっと心配していたんでしょうね。
これでとりあえずは一安心です。
いや、本当に良かった…。

笑顔で終わるエミリコを、久しぶりに見ることができた気がします。
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