来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

2021年04月

来月5月24日は「黒」連載開始十周年

さて、アニメシャドーハウスが始まってから、はや3週間。
各話放送の度に盛り上がっていますね。今夜も場所によっては第3話が放映されます。

おまけに、原作の漫画の方も第100回が目前です!
まさかアニメ放送中に節目の回を迎えるなんて、第50回の時には想像だにしておりませんでした。

しかし、そんなシャドーハウスの快進撃に目を奪われがちですが、実は来月に重要なイベントが控えております。


それは、ソウマトウ先生の代表作・黒が、来月24日に連載開始十周年を迎えることです!!


2016年に完結したため最近の作品と思いがちですが、5年に亘って連載されていたため初出は結構昔なんですよね。私も正月休みに調べていて驚きました。


ですが、知ってしまったからにはスルーできません。

おまけにシャドーハウスのアニメ放映中と被るなんて、これは天の采配と言っても過言ではないでしょう。まさに奇跡です!!

そんな、数十年間に1回あるか分からないタイミングでの十周年。まるで稀な天体ショーが同時に起こるかの如くです。これは逃してはなりません。


ということで、是非ともこの日はソウマトウ先生にお祝いしましょう!

まだ1か月あるじゃないかと思われるかもしれませんが、シャドーハウスのアニメだって発表からの半年間はあっという間でした。1か月なんて気が付かないうちに過ぎてもおかしくないでしょう。ならば決して、早すぎるお知らせではありません。

「そんなこと言って影野がファンアート見たいだけだろう?」という囁きが聞こえてきそうですが、いやいやそんなことありません。もちろんソウマトウ先生と黒をお祝いしたいというのが100%の動機です。(100%が社会通念上の100%とは限りま(略))


ここだけのお話ですが、前日に私も少しユニークなお祝いをしようと考えています。

本当は色んな方にお声掛けしてやることができれば良かったのにと思いつつ、着想から動き出さなければいけない期間が短かったので残念ながら単独行動となってしまいましたが、恐らく驚いて頂けるのではないかと勝手に思っています。
(詳細については記念日が近づいたらまたお知らせ致します)



なお、最近ブログの更新が滞りがちですが、これは黒についての調べごとをしていることと、仕事上のトラブルがあったためです。

よって、来月まで更新頻度が一定しないかとは思いますが、暖かい目で見て頂けますと幸いです。

黒についての調べごとは、ここではなく然るべきところで公表できたらと思っています。


ではでは、来月にむけてエミリコのように元気溜めていきましょう!おー!!


kuro2

第96話 これから

今回もサブタイトルが良い味を出していますね。

先週が「あれから」。今週が「これから」。
ケイトとエミリコの闘いが、新しいスタートを切ったことが良く表れています。

現実世界でもアニメ放送が始まりましたし、物語も作品そのものも「これから」が非常に楽しみになってきました。
私にとっても「これから」の3か月は忙しくなりそうですし、いよいよ本格的にシャドーハウス漬けの毎日となりそうです。(今更?)


さて、そうなると我らが主人公・エミリコにはビシッと決めて欲しいところですね。

普段は天真爛漫な少女ですが、第41話では王子様のような、第82話では勇者のような格好良い姿を見せていました。

やるときはやる。見た目からは想像できないジャンプ系王道主人公、それこそがエミリコです。


しかし今回のお話では、エミリコはこどもたちの中心でなんとも情けない姿を晒しました。

思わず出た台詞に、しまったという風に固まるエミリコ。

ところが、偽らざる自身の素を曝け出した彼女によって、こどもたちの棟の空気は一変します。


いつの世も時代が動く瞬間は予期せぬものです。そんなエミリコを見て、ショーンは彼女の持つ『資質』を見抜きました。

あるがままの姿で人を動かすことのできるエミリコは、誰しもが思い描く理想のリーダーなのかも知れません。


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祝!アニメシャドーハウス第1話放送!!

もう観たという方も大勢いらっしゃることでしょう、早速ですが声を大にして叫んでみたいと思います。


アニメシャドーハウス、最高でした!!



OPも本編も音楽も演出も声も人物も効果音も背景も構成もEDも、何もかもが素敵でした!これこそが、これこそがこれまで何度も夢にまで見た、アニメのシャドーハウスです!!


本編は軽く言いますと第1巻の内容でしたが、それぞれのエピソードがうまく組み合わせられており、初見の方も原作ファンも満足できる仕上がりだったと思います。いや、絶対にそうです!

唯一、OPが普通のアニメと違っていてどう受け止められるのか不安でしたが、視聴後ツイッターを覗いたところ「雰囲気良い」「これはこれでいい」「思い切っていて好き」と好評ばかりで安心しました。
(個人的には、アニメのMASTERキートンのOPを思い出しました)


私は視聴中、部屋の電気を消して真っ暗な部屋で観ていたのですが、まるで映画を見ているのかと勘違いするほどでした。気が早いですが、これは劇場版も期待してしまいます。
劇場版おめでとうございます!(予約)

EDは吸い込まれるような描写ばかりで、エミリコと共にシャドーハウスに入り込んでしまいそうな気分でした。最後のスノードーム的なの、商品化して欲しいなぁ…。


とりあえず、まだまだ言いたいことはありますが、あまり言いすぎますとまだ見ていない方にネタバレになるのでこれくらいにしましょう。


とにもかくにも、アニメシャドーハウスがスタートしました。

そして怒涛の如くDVD&Blu-rayやサウンドトラックの発売が告知されるなど、次々と嬉しい情報が流れてきました。早くもEDが公式動画としてアップされるなど、制作委員会の動きの速さは目を見張るばかりです。
(この記事もEDエンドレスで聞きながら書いてます)

きっと、これからもシャドーハウスに関するニュースが目白押しになることでしょう。本日は夜になるとツイッターでトレンド入りするなど、もはやアニメの成功は約束されたといっても過言ではないと思います。この勢いは最終回まで続くと信じてやみませんし、アニメの「これから」がとても楽しみです。


本当に、本当にアニメシャドーハウスが始まりました。

世界よ見よ! これが現代漫画アニメの極致点だぁ!!



諦めてなかったソウマトウ先生

私はこれまで、ソウマトウ先生自身が以前仰っていたように、シャドーハウスは一昨年の秋まで打ち切りの危機に追い込まれていたと思っていました。
そして、それに伴いこれまでと構成を変え、最低巻数の中で物語を締めくくることができるように準備していたと思っていました。


前者に関しては確かにその通りです。11月に名取さなさんの生放送によって話題になったものの、知名度という点では低空飛行を続けていました。それが一転したのは、12月12日に行われた第50話公開記念の一挙無料公開です。翌日の大反響を境にシャドーハウスは危機を脱しました。


しかし、先週公開された第95話とソウマトウ先生のツイートでは、後者に関して私の認識が間違っていたことが分かりました。

今回の記事では、第95話やそれに関連した出来事を拾いながら、連載中止の危機の中でソウマトウ先生がいかに“シャドーハウス”という作品を描き上げようとしていたのかについて書いていきたいと思います。

では続きよりどうぞ。
第95話のネタバレを含みますのでご注意下さい。

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第95話 あれから

「あれから」という言葉から何を連想するか。

人によって様々でしょうが、私は「あれから 僕たちは 何かを信じてこれたかなぁ」のフレーズで有名な「夜空ノムコウ」(SMAP/平成10年)がまず思い浮かびますね。(世代がバレる)

リアルタイム世代でなくても、音楽の教科書に載っていて知ったという若い方もいらっしゃるかも知れません。メロディーだけでなく歌詞も巧みに計算されていますので、国語の教科書に載ってもおかしくないんじゃないかなと私は思っています。納得のミリオンセラーです。

特に私が好きなのは、「悲しみって いつかは 消えてしまうものなのかなぁ… ため息は少しだけ 白く残ってすぐ消えた」「このままどこまでも日々は続いていくのかなぁ… 雲のない星空がマドのむこうに続いてる」
の2フレーズです。

切ない心象(悲しみって消えるのかな/日々は続いていくのかな)とそれに伴う行動・風景(ため息/雲のない星空)という二つの事象を描いているのに、最後の言葉(すぐ消えた/むこうに続いている)がその両方の事象に掛かっている上に、主人公の疑問(切ない心象)のアンサーになっているという、非常に高度な歌詞です。どうやったらこんな歌詞が書けるんでしょうね。流石スガシカオ氏です。

おまけに“ため息/雲のない星空”は主人公にとって極自然な行動・風景ですので、主人公はその答えに気付いていない可能性もあります。なんてもどかしい若者の心理を描いた作品なのか……!

しかもこの夜空の風景だって唐突に現れた訳ではなく、1番の歌詞で主人公が窓を開けているからこそのフレーズです。1番のサビと2番のサビが連動しているとは…!

さて、「夜空ノムコウ」の批評を続けていますと記事が何本あっても足りないので本題に移りましょう。(絵にせよ漫画にせよ音楽にせよ、素晴らしい作品は時代を越えた“普遍”さを持っているということが言いたかっただけです。)
シャドーハウスだってきっと、「あの頃」を振り返る未来の世界で輝いているに決まっています。


今回のお話は、“夜空の下の誓い”がただの誓いではなくなる、そんな明るい兆しが見えたエピソードでした。


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