来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

2023年10月

高知競馬 マヒカルナ登録抹消

シャドーハウスとは関係のない話題であること、そしてお知らせが遅くなり時機を逸してしまいましたがどうぞご容赦下さい。

昨年末、高知競馬に所属していた競走馬・マヒカルナが登録抹消されたとの知らせがありました。

マヒカルナは、一昨年5月に高知競馬場で個人協賛させて頂いた「『黒』十周年記念特別」レースに出走した競走馬の中で、最後の現役競走馬でした。

初出走から3年。

一応、中央競馬の登録資格は満たしているものの、馬齢と近走成績、そして現在まで新しい情報がないので現役引退した可能性が高いでしょう。

マヒカルナ、今までお疲れ様でした。

そして、これまで楽しませて下さった馬主の甲原晁氏・調教師の田中伸一氏には大変感謝しております。誠にありがとうございました。


さて。

地方所属。それも重賞も制していない競走馬が辿る今後の行く末を鑑みれば、一度は見聞きした競走馬といえども、引退してしまったからには気に留めないのが無難かとは思います。
(理由は書きません。また、競馬に詳しくない方は調べない方が良いです。)


しかし、競馬界隈の事情について知った上で、個人協賛レースを高知県競馬組合様にお願いしたのもまた事実です。

ですので、たとえ一度きりとはいえマヒカルナという競走馬を知ったのも、きっと他生の縁でしょう。


本記事では、これまで楽しませて頂いた恩を返すには至らないかも知れませんが、出走馬10頭を代表してマヒカルナの競走生活をご紹介するとともに、彼女らへのささやかな顕彰を込めて個人協賛レースについても振り返りたいと思います。

それでは長くなりますので、続きよりどうぞ。続きを読む

第177話 オリバーの試験【感想】

先週、プロ野球日本シリーズの組み合わせが決まりました。

パ・リーグはクライマックスシリーズで激戦を制したオリックスバファローズが三年連続での進出、セ・リーグはシーズン中の強さを遺憾なく発揮した阪神タイガースが9年ぶりの日本シリーズ進出となりました。

両チームともペナントレースを独走で優勝したチームでしたのでやはり強かったですね。クライマックスシリーズに関して世間では賛否両論あるようですが、私はどちらかと言えば賛成派なのでシーズン終盤から先週までたっぷり楽しむことができました。

オリックスバファローズが2年連続の日本一になるのか、はたまた阪神タイガースが38年ぶりの日本一となるのか。

来週から始まる日本シリーズが楽しみであります。


ところで、阪神タイガースが最後に日本一になった1985年に、とある「事件」があったのをご存じでしょうか?

実は、阪神タイガースが長らく日本一になっていない理由について、その出来事が深く関わっているというのです。

その「事件」とはこちらの“人物”にまつわる出来事です。

カーネルサンダース

皆様ご存じ、ケンタッキー・フライド・チキンのカーネルサンダース像、通称「カーネルおじさん」です!

写真は先日秋葉原に行った際に撮ってきたものです。時期が時期ですのでハロウィン仕様になっておりました。なんか威圧感あるなあ……。

さて、カーネルサンダース像と阪神タイガースの関係は検索すれば幾らでもヒットするのですが、かいつまんで説明すると以下の通りです。


『1985年に日本一になった際、熱狂したタイガースファンが道頓堀にカーネルサンダース像を投げ込んでしまい行方不明になってしまった。すると翌年以降、あれほど強かった阪神タイガースは長期に亘って低迷が続く暗黒時代となった。その原因は、川底に沈むカーネルサンダース像の“呪い”である』


要するに都市伝説の類ですね。因みに1992年は一応2位になっていますので、ずっとBクラスが続いていたというわけではありません。(もっとも1992年のセ・リーグは大混戦だったんですけどね。この年の日本シリーズも語りたいところですが語ると止まらなくなる…)

しかし事実はどうであれ、2003年にリーグ優勝をするまで20年近い間低迷期が続いたのですからファンの方々としては理由付けがしたかったのでしょう。その後阪神タイガースは連年優勝争いに加わるようになりますが、それでも日本一に手が届かないのは「呪い」のせいではないかと今も言われています。

在阪チーム同士の闘いとして注目を浴びる今年の日本シリーズ。

オリックスバファローズが阪急時代以来となる連覇か、はたまた阪神タイガースが「呪い」の呪縛を解く悲願の日本一となるか。いずれにせよ熱い試合を期待したいです。


さて、シャドーハウスと関係ない話題を長々と取り上げましたが、それには理由があります。

なぜなら第177話では「呪い」という語句が登場したからです。

西洋風の世界観からは想起しえない「呪い」

その言葉を放ったのは、「呪い」の名を持つ少女たちでした。続きを読む

第176話 暗示と覚醒【感想】

今まで考えたこともなかったのですが、「暗示」と「洗脳」って違うらしいですね。

「暗示」はコントロールしようとする相手に、無意識に特定の感覚や観念・意図を呼び起こさせる要因(物でも行動でもOK)だそうです。

それに対し、「洗脳」はコントロールしようとする相手に、手段を問わず主義や主張を改めさせることを指します。

用法としては、「暗示」は相手をコントロールするための行動、「洗脳」は相手をコントロールすることそのものを指す、と言い換えても良いかも知れません。なるほどこれまで見聞きした文章を振り返ると確かにそんな気がしてきました。(間違って使っていないか過去記事を取り急ぎ確認中)


ただそれだけではなく、言葉の意味自体も結構違いますね。

上記の意味を読んでみれば、「暗示」がポジティブな意味でも使われるの対し、「洗脳」が良い意味で使われることがないのがよく分かります。

シャドーハウスのこどもたちの棟で行われているのは「洗脳」、これ以上の表現はないでしょう。


そういえば「暗示」に関しては自分自身に行うこともありますね。スポーツ選手や俳優が試合や本番前に「自己暗示」をすることを「アンカリンク」と呼ぶそうです。

現在フランスでラグビーワールドカップ2023が開催されていますが、前々回大会でブームになった五郎丸歩元代表の特徴的なポーズを覚えている方も多いかと存じます。2000年のシドニーオリンピックで金メダルを取った高橋尚子選手も競技前にhitomi氏の「LOVE2000」を愛聴していたというエピソードもあります。

このように自分自身のコンディションを整え、力を100%発揮させるために「暗示」は非常に効果的なのです。


そんな「洗脳」と似て非なる「暗示」が今回のお話では描かれました。

その使い手はもちろん、シャドーハウスの支配や慣習とは無縁のあの少女です。
続きを読む

第175話 立ちはだかる壁【感想】

少し前の話になりますが、シャドーハウスの単行本売り上げが260万部を突破したそうですね。

前々回の第173話が掲載されていたヤングジャンプ41号だと240万部となっていますので、ここ三週間でいきなり20万部売り上げたのか、または250万部の告知をしそこねたのかのどちらかでしょうか。

しかし、いずれにせよシャドーハウスがヒットしていることに変わりはありません。どうせなら今年中にあと40万部売り上げて、「2023年・300万部突破・3期決定」のトリプルスリーで本年をフィニッシュして欲しいものです。

ちなみにシャドーハウスは現在、ソウマトウ先生の連載作品の中では「3番目」に長い連載作品です。ただ、仮に10月12日(木)のヤングジャンプでシャドーハウスが掲載されると、前々作の「黒」を抜いて2番目の長期連載作品となります。

普段お祝い事があっても文章つらつらと書き連ねるのが本ブログの常ですが、当日は少し趣向を凝らしてイラスト的なのを投下しようかなと思います。さーて、ここでそう書いたからには本腰入れて準備せねばなりませんね。頑張らねば…(でも期待しないで下さい)


さて、それでは本題に入りましょう。

こどもたちにとって一世一代の儀式、お披露目。

しかしこの儀式をお膳立てするのはこどもたちではなく「大人」と呼ばれるシャドーです。

今回のお話では2階の出世街道をひた走る、あの3人が描かれました。続きを読む
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