来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

108話

第108話を読んで改めて考えたこと

もう第109話の告知がソウマトウ先生からツイートされていますね。

詳しくは「9/9発売ヤングジャンプ41号 #シャドーハウス 109話目掲載。」をご覧頂きたいのですが、一体全体第108話とこの画像がどう繋がるのか見当もつきません。あのシリアスな空気はどこ行ったのか……。(あと先週までの涙返して欲しい)

まあこの疑問については「余計なこと」なので考えないようにしましょう。

読者としてはソウマトウ先生から支給される“珈琲”を待つのみです。


さて、もう最新話公開間近ですが空気読まずに記事上げます。

今回の記事は、数記事前の「第106話を読んで考えたこと・思い出したこと」 という記事に関係した感想です。

考察とは呼べない代物ですが、暇つぶし程度に読んで頂ければ幸いです。

では第108話までのネタバレを含みますので、続きよりどうぞ。
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ケイトにも「帰るべき家」がある

第108話ですが、読みながらReoNa氏の「まっさら」を聴いていたら涙が出て仕方なかったです。

何と言いますか、若干ネタバレになってしまいますが、ケイトの境遇と合っていて「ケイトはこんな苦しい思いをしてきたのか」と感情移入してしまいどうしようもなかったです。

先週はずっと侍女さんとケイトのことを考える度に、二人の辛さを想像して落ち込んでいました。(土曜日に西武ライオンズの栗山選手が2000本安打打った後ツイッターではしゃいでたじゃん、というツッコミは勘弁して下さい)


さて、ところで第108話についてですが、ケイトの行動について賛否両論となっていた箇所がありましたね。

それはラストページの、彼女の回想の台詞についてです。

ただこの時のケイトの行動は、彼女の視点から考えると決して理解できない行為ではないと私は考えました。

今回の記事では、その理由について書いていきたいと思います。

ではネタバレ要素を含みますので、続きからどうぞ。

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第108話 生い立ち

変身(フランツ・カフカ)


画像の文庫本は「変身」という小説です。
(この本ではもう一編「断食芸人」を収録)

20世紀を代表する小説家、フランツ・カフカの代表作です。

フランツ・カフカは19世紀末期から20世紀初頭まで生存していた人物でしたが、生前は薄い短篇集を出版したのみで、いわゆる「知る人ぞ知る実力作家」的ポジションでした。

ところが、カフカが遺言として焼き捨てるよう頼んだ原稿を、友人のマックス・ブロードが発表していったことで風向きが変わります。

カフカの実存主義的な作風が大きな反響を呼び、高い評価を得たのです。

やがてその影響は後世の小説家へと及び、現在では20世紀を代表する小説家として知られるようになりました。

翻訳者の池内紀氏は、ブロードの行動を「誠実な裏切り」と評しています。


さて、私が何故フランツ・カフカの「変身」を取り上げたのかと言いますと、この作品の主人公と関係があります。

この主人公は『ある朝目覚めると虫に変わってしまっていた』という理不尽な運命に遭うのですが、第108話を読んだ私は、思わずこの作品を思い出してしまいました。

いや、むしろ「変身」の主人公が大人の男性だったことを考えると、第108話の方が過酷なストーリーかも知れません。

それだけやるせない現実が、ある少女を襲ったのです。

今回のお話の主人公はケイト。

麗しの薔薇の過去が、今明かされます。



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