来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

挨拶・雑記

祝!連載8周年記念日!!

ここ最近の悪天候、低気圧のせいか体調が思わしくなく更新が遅くなり申し訳ありません。

しかし、今週は9月6日で始まったということで勝手ながら「記念日ウィーク」と銘打ってお祝いしたいと思います!

9月6日はシャドーハウスの連載記念日です!
ソウマトウ先生おめでとうございます!!


平成が終わりに近づいていた2018年。

そんな年にシャドーハウスは連載を開始したわけですが、令和8年に丁度8周年を迎えるのを見ると、この作品が令和時代と共に歩んできたことがひしひしと感じられます。

そしてそんなにも長い間ケイトとエミリコの物語が紡がれ、今もなおそれを読むことができるのはこれ以上ない幸せだと心より感じています。

クライマックスに向けて走り続けるシャドーハウス。

まだまだ多くの謎解きと、ケイトとエミリコをはじめとするあらゆるキャラクター達の活躍が描かれることは間違いないでしょう。

これからも是非、ソウマトウ先生が紡ぐシャドーハウスを見ていきたいです。

これまでも、そしてこれからも楽しみにしています!


さて、ところで9月6日の連載記念日当日、私影野はとある場所へ足を運びました。

それはこちらです!

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ローザンベリー多和田です!


滋賀県長浜市に位置する観光スポット。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ここは以前ソウマトウ先生が取材として訪問された場所なのです!

当時のツイッター↓



これまで「喜びの会」が開催された中池袋公園や、ギリギリアウトで描かれていた西武池袋・パルコ前といったシャドーハウスに関連する場所に行ったことはありましたが、ソウマトウ先生が取材で訪れた場所へ足を踏み入れるのは初めての事でした。

ソウマトウ先生が取材で訪れたということは、シャドーハウスを描かれるにあたってのモデルの一つと言っても過言ではないわけですから、即ち「聖地巡礼」と表現して差し支えないでしょう。

シャドーハウスを知ってから8年、初めての「聖地巡礼」です!
ここまでくるのに長かった……!


そして、ここローザンベリー多和田で見逃してはいけないのが「ひつじのショーンファームガーデン」です。

ソウマトウ先生も度々言及されているのですが、ソウマトウ先生のお二人に共通する趣味としてアードマン・アニメーションを挙げておられます。

そのアードマン・アニメーションの作品の一つ「ひつじのショーン」をテーマにした場所ということで、ソウマトウ先生は取材旅行として訪れていたわけですが、当時のpixivFANBOXの記事を見ますと大変に刺激的な体験だったようです。

当時の記事↓
旅行の話 ※有料記事です


私もひつじのショーンファームガーデンを眺めながら「シャドーハウスに出てくる民家みたいだなあ」とか「この調度品、作中にありそうだな」と思いながら歩いていましたが、そんな中でも印象的だったのがこちらでした。


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ひつじのショーンに携わったニック・パーク監督の紹介や、実際に撮影に使われていた小道具が展示されていたコーナーです。

この場所だけは他とは違っていかにも展示室といった趣の空間だったのですが、そこに並べられていた小道具や原稿を見ると、アニメ一つとっても果てしない工程と、そこに携わる多くの方々の情熱があることをまざまざと見せられました。

そして、ソウマトウ先生も綿密な取材と調査を重ね、緻密な描写をシャドーハウスの中で実現しているのはご存じかと思いますが、その原点の一つを目にすることができて感動しました。


近年、とかく「コスパ」「タイパ」なる言葉が流布され、AIの大衆化によって創造することさえも陳腐化していくのではないか、地道に時間を掛けていくことは効率が悪いではないかといった価値観が広まりつつありますが、シャドーハウスはそうした風潮とは全く相容れない作品だと思います。

なにせ、作品の本題に入るのに単行本4巻を費やしていますからね。

しかも作品の内容だけではなく、ソウマトウ先生はトーンを使わず全て手で描くこだわりを持っていますし、単行本の装丁もコストカットとは程遠い豪華仕様です。

さらには既に書きましたが、取材と調査を重ねた上での描写が読者にお出しされるわけです。

誤解を恐れずに言えば、もはや時代の流れに反する作品です。


しかし、だからこそ応援したくなるというのはひねくれ者でしょうか。

いや、そうでないことはこれまでのシャドーハウスの歩みが証明しています。でなければアニメ化や数々のイベントを経て、8年間も続くわけがないからです!

12か国語に翻訳され、世界中に魅力が広がるシャドーハウス。

連載当初、「類似作品不在」というキャッチコピーが使われていましたが、時を経るにつれてその言葉の重みがどんどん増しているようにも思えます。

そんな時代にシャドーハウスを読めることの幸せを、これからもしっかりと味わいたいと思います。


さて、最後になりましたが毎年恒例の感謝を述べさせて頂きます。

シャドーハウスの制作には多くの方々が関わっています。

シャドーハウスをこの世に送り出した初代担当者をはじめとする歴代の担当者様や現担当者様。

作品の発表の場である集英社のヤングジャンプ編集部様・販売部様。

単行本で素晴らしいデザインを手掛ける芥先生。その芥先生のデザインに応えて特殊仕様を現実のものとする印刷所や製本所の方々。

そして我々の手元にシャドーハウスや関連商品をお送り届けて下さる書店や販売店の方々。

これらの皆様の存在無くして、読者が作品を楽しむことなどできません。
ですので、毎年申し上げておりますが本年も声を大にして言いたいと思います。

作品に携わる全ての方々に大変感謝しています!いつもありがとうございます!!


平成時代に生まれ、令和時代を突き進むシャドーハウス。

この素敵な作品がもっと世に広がること、そしてソウマトウ先生が素晴らしい漫画家として知られるようになることを、これからも願っています。

それでは改めまして、連載八周年おめでとうございます!

9年目のシャドーハウスも、これまで以上に最高の一年になることをここに宣言します!!



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令和8年 新年のご挨拶

本ブログにご来館の皆様へ

いつも本ブログを御覧頂きどうもありがとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。


さて私事ではございますが、昨年は身内に不幸が相次いだため松が明けてからのご挨拶とさせて頂きました。

そのため今頃のブログ更新となりましたが、気が付けばあっという間に年明けから10日も経っていたんですね。

なんだかこのまま日々過ごしていたら、すぐにでも大晦日を迎えてしまうんじゃないかと戦々恐々です。


ただ。

そんな何気ない毎日に彩りを添えてくれるのは、やはりシャドーハウスです!

年末の記事でもお話ししましたが、さっそく再来週の1月19日(月)に21巻&「黒」新装版発売という大きな動きがありますからね。

ナツコミと被っていた20巻の時とは違って、きっと今回は購入特典もあるかも知れませんし、ひょっとしたら「黒」にも何か特典があるのではないかと思うと期待で興奮が止まりません。

それこそ「黒」だけではなく、集英社でソウマトウ先生が手掛けた作品群も単行本化することも夢ではないはずですし、このままシャドーハウスも黒ももっともっと評価されて欲しいです。

作中の台詞ではございませんが、その勢いで世界中にシャドーハウスの素晴らしさが知れ渡ってくれればこれ以上はないです。

今その世界では、地球の裏側でさえも混沌とし、身近な社会も先の見えない日常がなおも続いておりますが、それでも本年こそはという思いで幸多き年になりますよう祈っています。


さあ、とうとう令和時代も8年目を迎えました。

「8」といえば漢数字の「八」、末広がりの縁起良い番号です。

ならばシャドーハウスだって例外ではなく良い年になること間違いありません!


こちらは、ソウマトウ先生がFANBOX会員限定でご用意下さったネットプリントのイラストです。
(黒を初めて読んだセブンイレブンで印刷してきました)
令和8年年賀

笑顔で手を振ってくれてる可愛いかわいいエミリコと、疾走感ある格好いいケイト。

おおおっ!両極端!されど二人の魅力が詰まっています!!


今年は「午年」、それも令和8年は60年ぶりの「丙午」です。

実在する馬は常に前向きに進み、その走りは私達に感動を勇気を与えてくれる人類のパートナーでございますが、「丙午」も調べてみると飛躍や前身、情熱を象徴し、古い慣習を打ち破る年と言われております。

つまり、これまで数々の常識を打ち破ってきたシャドーハウスという作品に相応しい年と言えるのではないでしょうか!?

8年という年を積み重ねてきても、いまだ勢い衰えぬシャドーハウス。

今年だってきっと、シャドーハウスにとって喜ばしい一年になるに決まっています!


そんな威勢良いことを言っておきながら、相変わらず本ブログは遅々とした更新になってしまっておりますが、それでも日々訪れて下さる皆様には本当に感謝しております。

令和8年も本ブログが皆様のシャドーハウスの振り返りや考察、ささやかな暇つぶしの一助として楽しんで頂けましたら幸いです。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

         令和八年1月10日 来客のない奇妙な館管理人 影野 知高


いつか僕らが費やしてきてる時間は 言葉よりも星の数よりもとても大切なものに変わっていく

前記事にて今年の振り返りをしましたので、そろそろ一年の締め括りをしましょうかね。

今回も毎年恒例、とある楽曲の一節をサブタイトルに拝借しました。

それはこちらです。

free bird
2002年にビクターエンタテインメントより発売された、SMAPの「freebird」です。作詞・作曲・編曲は音楽家のシライシ紗トリ氏が手掛けています。


そういえば、思い返すといわゆるSMAPの解散騒動から来年でもう10年になるんですね。

私がSMAPの曲を聞くきっかけは家族の影響だったのですが、今思えばライブに連れて行って貰って彼らのパフォーマンスを見ることができたのは貴重な体験だったなあと感じます。2000年のライブだったため残念ながら稲垣吾郎氏を除く4人だけでしたが、当時最先端と言われたトップアイドルのライブパフォーマンスは今でも目に焼き付いています。
(稲垣吾郎氏にはその後、横浜で行われていたドラマロケで待機していたところにたまたま出くわし、会釈して貰ったことがあるので一応メンバー全員生で見たことがあります)(ちょっとした自慢)


ところで、このシングルが発売された当初はどちらかと言いますと、カップリング曲の「song2」ばかりよく聞いていました。

「song2」は市川喜康氏が手掛けた楽曲で、以前「第229話 ミアの居場所【感想】」で紹介した「オレンジ」の続きとなる作品です。「オレンジ」に似た切なさを持った「song2」の方が、当時の私は惹かれていたんですよね。

それもあって、表題曲の「freebird」はあまり聞くことはありませんでした。


ところが面白いことに、社会人になってみると「freebird」の方がよく聞くようになったんですよね。

多分ですが、物語性の強い「song2」や「オレンジ」と違い、日々の生活に寄り添うという点では「freebird」の方が親和性が高かったのだと思います。

日常を過ごしていく上での心持ちとでも言いましょうか、複雑な世の中を暮らしていくにあたっての心構えというものを「freebird」は教えてくれている気がしたのです。

残念ながらサブスクへの登録もなく公式で手軽に聞く機会がないのが歯がゆいのですが、ご興味ある方はCDを入手して聞いてみて下さい。

また、歌詞だけでしたらUta-Netで検索すると読むことができます。
(→SMAP freebird歌詞)

絶え間なく続く日常とそこに潜む小さな悩み、それでも慎ましながらも日々を渡っていく様子を、彼ら5人が穏やかなリズムにのせて歌い上げています。

今となっては、良くも悪くも要領(ごまかし?)を得て毎日過ごしているので頻繁に聞くこともなくなりましたが、時々ふとした時に思い出す良曲です。


さて、いつもの悪い癖で前置きが長くなりましたが、そろそろシャドーハウスを振り返りがてら憑き物を落としていきましょうか。

今年も例年同様、暗めの話題に切り込みながら本年の雑感について述べていきますのでご容赦下さい。

では続きよりどうぞ。続きを読む

令和7年のシャドーハウスを振り返る

さて、今年も残すところあと僅かです。

いつもこの時期になると思うのですが、一年ってあっという間ですね。今年の初めにソウマトウ先生の年賀イラストをご紹介したのがつい先日のように感じます。

しかしながら、この一年を思い起こすと365日経っているのもまた事実。

ということで、この時期毎年恒例ではありますが、年明けを前に令和7年のシャドーハウスを振り返ってみたいと思います!


シャドーハウスの振り返りはこれまで、私が撮ってきた写真とツイッター公式アカウントの告知を主に掲載してきましたが、今年は多忙であまり動けなかったため主にインターネット上の情報をご紹介する形になります。

例年に比べていささか内容が薄いかも知れませんが、それでも本記事を読んでシャドーハウス周りの一年を振り返って頂けましたら幸いです。

では続きよりどうぞ!続きを読む

9月17日のソウマトウ先生のツイートについて

いつも本ブログをご覧いただきどうもありがとうございます。また、そうでない方も本記事をご覧下さりどうもありがとうございます。

ブログを書き始めてから約6年。シャドーハウスに関わる話題についてとりとめなく書き続けてきましたが、大晦日の振り返り記事を除けば、できる限り明るい話をしていこうと心がけておりました。

しかしながら、此度どうしても看過できない出来事がありましたので、心の整理も込めて吐露させて下さい。


それは先日9月17日、ソウマトウ先生のツイッターのツイートにて、今後は単行本の告知を除くその他の情報については、全て編集担当者様が運営するアカウントからの告知になるというお知らせがあった件です。
(内容はこちらからご覧下さい→ソウマトウの個人活動から)

このツイートの中で、先生は執筆活動の多忙さを理由としております。それについては疑う理由はありません。シャドーハウスという作品が大きく盛り上がる中、その創作に集中したいと先生が考えるのは自明のことです。

ただ、これまで先生のご発言を追ってきた身としては、9月17日以前にソウマトウ先生のツイッターアカウント内で起こった出来事が引き金を引いたと強く感じております。

私のような関係者でない一読者が、ソウマトウ先生や編集担当者様を差し置き、こうしたことを述べるのは不遜だと重々承知しておりますが、敢えて書かせていただきます。


こうした声明を先生が出さねばならなくなった直接的な原因は、先生が投稿した連載記念日のツイートに対し、中華人民共和国のネットユーザーが"台湾を国家扱いしている"と言い掛かりを付けて誹謗中傷を行ったからです。


理由が明確でない事象に対し、こういった形で特定のグループを名指しするのは甚だ憚られることであり、場合によってはリスクのあることではございます。

ただ、一連の流れをリアルタイムで見た身として、私の目にはそう映りました。そして、先生に寄せられたリプライを確認下されば納得頂けるでしょう。見るに堪えない言葉の数々は醜悪の一言です。


私自身、台湾(中華民国)は国家だと考えている立場です。

同時に、古くからの中華人民共和国籍の友人もおり、かつて上海を旅行した際は、気の良い青年や親切なタクシー運転手、旅行者だからと足元見ずに接してくれた方々と触れ合ったことは今でも良き思い出として心に残っています。

よって、問題が複雑化するため国際情勢に関する事柄は置いておきます。その点に関する話題は此処では致しません。


私が問題視しているのは、かの国のネットユーザーがソウマトウ先生という一クリエイターが発した政治的意図のない発信に対し、一部の表現をあげつらい、偏った感情をぶつけ、先生や作品を貶めるような言動を繰り返し行ったという事実です。

なかには、先生の身の安全を案じざるを得ない、一線を越えた言動もありました。


9月6日は、本来であれば連載7周年を祝うめでたい日でした。

そのような日に上記の行為を行った人物達に対し、同じ時代に同じ国際社会を生きる身として率直に軽蔑します。

さらに、彼らの発言を追っていくと、プライベートの鬱憤を晴らすために誹謗中傷を行ったと恥ずかしげもなく発言する者もいました。

国家天下を言い訳に自分達の身勝手な行動を正当化する姿に至っては、かつてのサミュエル・ジョンソンの名言「愛国心はならず者の最後の砦」を想起し、嘆息するばかりです。

それほどに自分らの正義に確信があるのであれば、祖国で禁止されているSNSなど使うべきではなく、それほどまでに自分らの国に誇りがあるのであれば「礼節の国」としての矜持を示して欲しかったなどというのは、望めない願いだったでしょうか?


ソウマトウ先生は9月17日の投稿にて、大変謙虚にご自身を責めていらっしゃいましたが、私としましてはその必要はなかったと断言します。そして、先生に寄せられた「強い怒り」は上で述べた通り、不当なものだったとはっきり申し上げます。
(→それに対し)

今回の件について、既に先生と編集部の御担当者によって今後の対応が決定しているため、これ以上の意見を表明するつもりはありません。

ただ、シャドーハウスを応援し始めてからこれほどまでに憤りを感じたことはないですし、ただただこんな事態になったことを残念に思うばかりです。


しかしながら、今回の出来事を通じて救いもありました。

それは、日本だけではなく、台湾や香港・メキシコの読者の方からソウマトウ先生を擁護する声が上がったことです。

また、少ないながらも中華人民共和国からも、行き過ぎたネットユーザーに対して苦言を呈する方がいらっしゃったことを明記しておきます。

ただの一読者ではありますが、こうした海外の方々の行動に大変感謝しております。どうもありがとうございます。

そして、今回の出来事は暗澹たる事態だったことは確かですが、シャドーハウスという作品と、ソウマトウ先生という素晴らしいクリエイターの名誉は何一つ棄損されることはありませんでした。

表出したのは件のネットユーザーらの醜悪さと幼稚さのみであり、ソウマトウ先生を含むシャドーハウスそのものは依然として無謬だったと総括します。


長くなりましたが、以上で本記事を終えます。

大変暗い話題にも関わらず、最後までお読みいただきありがとうございました。

私の方は、これからも変わりなくシャドーハウスを応援し続けていく所存ですのでどうぞよろしくお願いいたします。

そして、連載記念日から2週間経っていますが、改めて8年目のシャドーハウスに幸あらんことを祈っています。


さあ、仕切り直しです!

これからも続くケイトとエミリコの物語。

令和の名作・シャドーハウスはまだまだ楽しみいっぱいです!!


         令和7年9月23日 来客のない奇妙な館管理人 
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