来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

2025年08月

第224話 コールマインと共に【感想】

福島県いわき市の「ハワイアンズ」

ハワイアンズ

行ったことはなくとも、名は聞いたことがあるでしょう。

私はといいますと、今年1月に茨城県北部で会合があった際に「滅多にこの辺り来ないのに日帰りは勿体ないなあ」と地図を見ていたら目に入り、詳細も知らないのに泊ってきました。


半ば勢いで予約したためどんな風に楽しめばいいのか分かりませんでしたが、温泉や食事が充実していた上に、フラダンスショーやファイヤーダンスが見応えあって凄く楽しかったです。

一人だけでハワイアンズ行ってもなー、と思ってましたが良い意味で裏切られました。スタッフの皆様も親切でしたし都合が付けばまた行きたいですね。


ところで、ハワイアンズがなぜ福島県に誕生したのかご存知でしょうか?

因みに私は知りませんでした!

恥ずかしいことに、映画「フラガール」をはじめとして様々な媒体でそのエピソードが語られているというのに、私ときたら「なんで福島県の海でも山奥でもないこんな場所(失礼!)にリゾートがあるんだろう?」と半年前まで思っていました。

しかし、誕生に至るいきさつは施設内の展示スペースでちゃんとPRされてます。


変遷

フラガール

炭鉱夫

3枚目の写真のキャプションにある「炭鉱夫」

実は、元々ハワイアンズがあった土地は炭鉱だったそうです。

こうした展示を見て、ようやく「常磐炭鉱か!?」「昭和天皇が坑内に入られた写真が資料集に載ってたっけ」と思い出しました。

燃料革命まで我が国のエネルギーを支えた誇りある場所。

石炭が必要とされない時代に移り変わりゆく中で、常磐炭礦株式会社と地元の方々が再起を賭けて造り上げたのが、この一大リゾート地・ハワイアンズだったということです。

現在でも、新施設建設や新イベントの開催などによってハワイアンズは賑わっており、私のような人間でも楽しめる福島県下随一の観光地となっています。ぜひとも機会があれば足を運んでみてはいかがでしょうか?


さて、ハワイアンズの話を持ち出したのは、何も福島観光のPRをしたかっただけではありません。(ないと言えば嘘にはなるけど)

なんと、信じられないことにシャドーハウスでも酷似したリゾート計画が進行中なのです。

いや、「シャドーハウス」というよりは「すす島で」と言った方が正確でしょうかね。

それでは参りましょう。

かつてのケイトのライバルにして、失脚した挙句辺境へと追いやられたピアノマン。

派手なスーツがトレードマークだったあの男が立ち上げたのは、「失われゆくエネルギー石炭を偲ぶ!炭鉱の村コールマイン!!」プロジェクトでした。続きを読む

第223話 氷解【感想】

二年前のちょうど今頃、真夏のさなかの渋谷でシャドーハウスの原画展が開催されていました。

私は初日から観に出かけましたが、素晴らしい展示品の数々と共に思い出されるのが尋常でない「暑さ」です。特に渋谷はすり鉢状の地形ですから、余計に熱がこもり汗が止まらないくらいでした。西武デパートに入店してクーラーの涼しさに救われたことを、今でも昨日のことにように思い出せます。


しかしながら、今年も二年前と負けず劣らず日本各地で猛暑が続いていますね。

いや、今年の酷暑はそれ以上でしょうか。

8月5日の群馬県伊勢崎市では、国内歴代最高気温を更新したとニュースになっていました。

計測値はなんと41.8℃。

私が子供の頃は山形市の40.8℃が国内最高気温として知られていましたが、あれから1℃も上がったわけです。(こういうこと言うと世代がバレそう……)(今思い出しましたが2年前の原画展初日も8月5日でしたね)

ここ一週間の東京地方は比較的過ごしやすい気温ではありますが、今後も猛暑日はまだ続くようです。これからも熱中症には注意していきたいですね。


さて。

「暑さ」の話題が出たから、というわけではありませんが、今回のサブタイトルは「氷解」です。まさしく、外にいるだけで溶けてしまいそうな今年の夏を表しているかのような副題です。

しかしながら、この「氷解」は今年の気温の暑さがもたらしたものではありませんでした。


本話で語られた「氷解」

それはとある主人“たち”の、従者への深く「熱い」愛情がもたらした和解劇でした。続きを読む
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