シャドー家のために作られた「生き人形」と、シルエットだけがその生き写しという「シャドー」が存在する摩訶不思議な物語。

それがシャドーハウスです。

彼ら彼女らがなぜ二人一対で生まれ、そして行動を共にしているのかは本編で明かされておりますが、これについては4巻までお読みの方はご存じかと思います。まだ読んでいない方はネタバレを知る前に、まっさらな状態でぜひ読んで頂きたいですね。その設定の妙に、「類似作品不在」のキャッチコピーが決して誇張でないことが納得いただけることでしょう。

ところで、シャドーハウスの連載当初に読者の間で少なからずこんな考察がありました。


“シャドーと生き人形の性格には相関関係がある”


こんな考察です。

なぜこんな考察があったのかと言いますと、当時明かされたエピソードを読んでみると、シャドーと生き人形の性格が真反対である事例が多かったからです。それもあってか「シャドーの性格は生き人形の願望である」、または「生き人形の性格はシャドーの願望である」といった説があったのです。

因みにこれらの答えは第100話でケイトが解説してくれてます。それまでに作中で明かされた設定を基にした、彼女らしい理路整然とした説でした。


ただ、そんな風に真相が明かされてもなお、どんでん返しが珍しくないのもシャドーハウスの醍醐味です。そんな展開に驚かせられたのは一度や二度ではありません。

此度のエピソードでは「どんでん返し」というほどではないものの、読者が描いていたイメージとは異なる、とある人物の内面が明かされました。

主人公組以外では唯一全巻に登場する美少女・ルウ。

彼女が本当に欲しかったものは、誰にも負けない強さでした。続きを読む