来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

2021年07月

ソウマトウ先生の過去作品のご紹介(ゆるコワガール)

先週から、とうとう東京オリンピックが始まりましたね。

始まる前は喧々諤々様々な議論が交わされていましたが、始まってみればアスリートの超人技に皆が夢中です。

決して順調とはいきませんでしたが、このまま誰もが笑顔で終われる祭典になれば良いですね。


ところで、今月は開会式があったこともあって中旬は四連休でした。

私もその恩恵を受け久々の連休でしたが(でも土曜は出社…)、その際に実家の押入れを整理していたら面白いものを発見しましたのでご紹介します。


その面白いものとは、ソウマトウ先生がかつて連載していた「ゆるコワガール!」です!!

扉


ソウマトウ先生の本格的な商業誌連載は「黒」が初めてでしたが、実は小規模な連載は何度があったんですよね。例えばリボンで連載された「マジョトキノコ」も、単行本化されてはいませんが連載という形式をとっていました。

この「ゆるコワガール!」もそんな作品の一つです。

本作品が掲載されたのは芳文社が誇る「まんがタイムきらら」。
「ゆるコワガール!」は2012年1月号から3月号まで掲載されました。

きらら表紙


なぜ私がこの雑誌を持っていたのかと言いますと、当時「けいおん!」にはまっていたこともあり定期的に読んでいたからです。

ただ毎月買っていたわけではなくて、この時は第100号ということもあって記念に買っただけでした。それがまさか、9年後にこういう形で引っ張り出すことになろうとは思ってもみませんでしたよ。

9年前の自分超グッジョブ!

ちなみにこの雑誌を探すきっかけとなったのはソウマトウ先生のHPです。先生の来歴が載っているページがあるのですが、そこに「ゆるコワガール!」がきららで連載していたことが書いてあったので探してみたわけです。

そこで押入れを漁ってみたらこの再会ですよ。「もしかして……」と思っていましたが、本当に見つかった時は凄く嬉しかったです。

しかも読んでみたら、この「ゆるコワガール!」を当時読んでいたことも思い出しました。

「シャドーハウス」よりも「ギリギリアウト」よりも「黒」よりも前に、ソウマトウ先生の作品に触れていた……!

自分自身のことなのに驚くばかりです。9年前の自分に会えたら、「お前この先生はちゃんとマークしとけよ」と教えたい気分ですね。

さてこの「ゆるコワガール」、本当は全ページご紹介したいところですが、それだと著作権的にアウトなので続きより一部だけご紹介します。

ではその他の作品の雑談も含みますので、続きよりどうぞ。


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第106話 わたしの名前

「名前」とは不思議なもので、それを知っているだけで相手のことが分かった気になるものです。

逆に、相手の趣向や来歴を知っていたとしても、名前が分からないと何だか落ち着きません。本質には関係がなくとも、対象となる人や物を判断するにあたって名前は重要な基準となるのです。それだけ世間では「名前」というものは重視されています。


古来、「諱」という文化が我が国にありました。

詳しく話すと長くなるので内容は調べて頂きたいのですが、要は貴人が自身の身を守るために本名を他人に教えない、という風習です。これは言霊信仰にも関わってくるのですがそんな難しく考える必要はないでしょう。脅威から身を守るために本名を隠すのは理に適っています。

現代で言えばインターネット上でハンドルネームを用いるのと同じようなものです。
そう考えると、世界的にはFacebookが普及しているのに対して我が国ではTwitterの方が利用者数が多いのは、本名をできるだけ明かしたくないという習慣が日本人には沁みついているからなのかも知れませんね。(考えすぎか……)


それはともかく「名前」は人の存在を証明する一つの手段であることに変わりありません。

そういえば、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」でも主人公の少女は名前を奪われていました。そしてその名前を取り戻すことが本映画の重要なストーリーとなっています。それだけ「名前」は特別な“持ち物”なのです。


シャドーハウスにおいても「名前」は物語に大きく関わっています。

アニメでは初回にケイトがエミリコに名前を付けるシーンが描かれました。
漫画でも第24話でケイトがエミリコに名前を付けた理由が感動的に描かれています。

また、エミリコだけではなく各登場人物の名前も様々な工夫が凝らされています。

それを見ていると、ソウマトウ先生のキャラクター達への思いがこれでもかと伝わってきます。だからどのキャラクターも魅力的なのでしょうね。シャドーハウスがなぜ読者の心をつかんで離さないのか、その理由の一つが分かった気がします。


しかしここ数話で、名前の由来が分からない人物が急にクローズアップされてきました。


もう一人の重要人物・ケイトです。


シャドーハウスの物語が幕を開けて以来、主人公のエミリコと共に活躍してきた彼女。

他のシャドーとは一線を画すケイトの姿は、エミリコが敬愛し、ジョンが恋心を寄せ、ショーンにさえ「不思議な魅力のあるお方だ」と言わしめるほどです。

最初は警戒していた読者の方々でも、今もケイトに対し疑いを持つ人は少ないのではないでしょうか?


しかし、読者が当初抱いていた違和感は正しいものでした。

「私(ケイト)にはやることがあるのに…!」「秘密をすべて話すわ」

事あるごとにそう語っていたケイトには、秘してきた決意があったのです。


誰も知らない彼女の正体。

それはケイトの「本当の名前」に隠されていました。


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第105話の正体不明の人物

さて、またもや最新話の更新が近いというのに考察記事です。

今回は、第105話のラストでエミリコが遭遇した人物について書いていきたいと思います。

例によってネタバレを含みますので、続きよりお願い致します。



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第105話 約束の星空

星空と言えば、シャドーハウスでは第62話「夜の空」が名エピソードとして挙げられます。

誰もいない館の屋根の上で、二人きりで夜空を見上げるエミリコとショーン。
ロマンティックな光景が続く第62話は、担当者の方が「少女漫画みたい」と表現するほどでした。


ところで、覚えていらっしゃるでしょうか?

第62話が公開されたのは令和2年4月23日でしたが、丁度このお話が更新された日の未明は、こと座流星群のピーク(極大)となる時間帯でした。まさに現実世界でも、シャドーハウスに劣らぬ美しい星々が夜空を彩っていたのです。


シャドーハウスが現実世界とリンクしたのはこの日だけではありません。

令和時代の幕開けと共に、庭園迷路編が始まりました。
第二次亡霊事件が起きたのは、新型コロナウイルスが世の中を騒がし始めた頃でした。
第71話で“一体化”の真実が明かされ読者に衝撃が走った週、アメリカで“ゾンビ蝉”が見つかったというニュースがCNNにより世界に発信されていました。

こんな風に、シャドーハウスと現実世界は何度も不思議な一致を見せています。いずれも偶然ではありますが、こういった見方もリアルタイムの楽しみ方の一つと言っていいでしょう。

他にも似た例はたくさんありますので、いつの日にかまとめてご紹介できればと考えています


そして今回。
第105話でも同じ現象が起きました。

同期達が夜空の下で心通わせた特別な日。

この日の未明は、七夕でした。



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エミリコが「今朝」出会った人物(第104話考察)

さあ第105話まであと数時間。

私が「選別会」に参加するという訳でもないのに、なんか緊張してきました。果たして『ミラーサイド編』はどう進んでいくのか大注目です。


ただその前に。

第104話について、1点だけ物凄く不可解な描写がありました。
その描写とは12ページ目の、エミリコが荷造りしている場面です。

このシーンは前記事で書き切れませんでしたので、本記事にて書いていきたいと思います。

では続きよりどうぞ。



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