来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

2021年10月

第113話を踏まえて1巻を読み返してみる④【第4~12話】

さて、第113話を踏まえた単行本1巻の振り返り。

タイトルを見て、はしょり過ぎだろと思った方も多いかと思いますが許して下さい。全部一記事づつ書いていたら何か月かかるか分からないものでして……。

ただ、ここまでぎゅっとまとめたので、幸い第114話更新の前に書き上げることができました。

今回は第4話~12話までを一気に振り返りたいと思います続きを読む

第113話を踏まえて1巻を読み返してみる③【第3話】

話題が逸れるのですが、昨日秋葉原の中央通りを歩いておりましたら、ソフマップのシャドーハウスの広告(ジャンプ作品の広告)がなくなっていました。

キャプチャ
以前まであったシャドーハウスのイラスト↑

DSCN4960-2
昨日の同じ場所(エスカレーター入口の右にありました)↑

単行本が発売される度に「街中でケイトとエミリコの姿が見られるのはここだけ!」と紹介してきたのですが、9巻の秋葉原レポートでは紹介できなくなってしまいました。残念です。

ちなみにこの広告で用いられたのは、第3話の扉絵です。

連載時は「胡乱の日々に、おいでませー」と書かれていました。ニコニコ静画でもまだ見ることができますので、是非ともご覧頂きたい名扉絵の一つです。


さて、今回も前記事の続きです。

第113話を踏まえて第3話を振り返りましょう!続きを読む

第113話を踏まえて1巻を読み返してみる②【第2話】

前記事の続きとなります。

では第113話でのネタバレ含みますので続きよりどうぞ。続きを読む

第113話を踏まえて1巻を読み返してみる①【第1話】

第113話が公開されてから1週間近く経ちますが、ここ数話の中では一番の盛り上がりを見せていますね。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、恐らくはラストページの衝撃によるものでしょうか。

身の毛もよだつようなエミリコの表情は、ケイトでなくとも腰を抜かすほどの迫力でした。

あれが「お花畑」と呼ばれ、シャドーハウスという作品の太陽ともいえるキャラクターの表情とは、到底思えません。ソウマトウ先生の画力には全く驚かされます。


ところで最近のシャドーハウスでは恒例とも言えますが、改めて過去のエピソードを見直す方が増えていますね。

それはやはり、話が進めば進むほど、隠された伏線が顔を覗かせるからでしょうか。第113話では特にその傾向が顕著でした。ここにきて、『単行本0巻』といった感想も聞こえてきます。まさに言い得て妙です。


そこで今回は、第113話を踏まえて改めて単行本1巻を読んでみたら、どんなことが読み取れるのかを見ていきたいと思います。

全12話を幾つかの記事に亘って書いていくため長くなりますが、どうぞお付き合い下さい。

当時のケイトが直面していた状況が、手に取るように分かるはずです。続きを読む

第113話 一対の条件

個人的な話で申し訳ないですが、私は人の顔を覚えるのが苦手です。

一度会っただけではまず覚えられません。なので、以前会った人とかに街中で出くわしても、スルーすることしばしばです。後日、『あの時あの場所にいましたよね?』みたいなことを言われて初めて知ることは珍しくありません。

なので、ある人の所にどうしても訪ねに行かなければいけない、という時は絶対にその人ではない別の人(性別が違う人とか)に『~さんいらっしゃいますか?』と聞いたり、遠くから大きな声で『~さーん、例のもの持ってきましたー!』と叫ぶなどして、何とかやり過ごしてきました。

まあ、社会人になってからは大人数で過ごすこともなくなったので、最近そういったことで悩むこともなくなりましたけどね。むしろ学生の頃の方が大変だった記憶があります。地図や文章の記憶力よりも人の顔覚えたいと思っていたものですが、いざ大人になってみればなんてことはありませんでした。

それと一つ、得したと思うことがあります。

それは、初対面の時と以後のイメージが違う、と感じることがほぼない点です。

まあ当然ですよね。なぜなら相手の顔を覚えてないのですから。初対面時にどう感じたか、という印象はもちろん覚えていますが、それでもイメージの差に比較的惑わされることがないのは利点かなと思うようになりました。


ただ、それは普通の世界で普通の生活をしている人間だからこんな風に言えるのかも知れません。

例えば、通常考えられない事態に襲われ、存在意義を探すために故郷を捨て、辿り着いた先が異常な場所で、誰にも頼れないという状況下において、もしも安らぎを与えてくれる存在に出会ったとしたら、流石の私でも相手のことを忘れないと思います。

ケイトにとって、ミラーサイドで出会った少女はそんな存在でした。

その少女はケイトの姿を見て避けなかっただけではなく、笑顔で接し、大切な贈り物をしてくれました。シャドーハウスに潜入した後、館に囚われた少女と数奇な再会をしたケイトは、その少女と共に困難を乗り越えようと心寄せていました。


ところが、ケイトの純粋な好意は館の悪意に阻まれます。
少女はもう、ケイトの知っている少女ではなかったからです。

シャドーハウスの本当の恐ろしさを、ケイトと読者は思い知らされることとなりました。続きを読む
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