個人的な話で申し訳ないですが、私は人の顔を覚えるのが苦手です。
一度会っただけではまず覚えられません。なので、以前会った人とかに街中で出くわしても、スルーすることしばしばです。後日、『あの時あの場所にいましたよね?』みたいなことを言われて初めて知ることは珍しくありません。
なので、ある人の所にどうしても訪ねに行かなければいけない、という時は絶対にその人ではない別の人(性別が違う人とか)に『~さんいらっしゃいますか?』と聞いたり、遠くから大きな声で『~さーん、例のもの持ってきましたー!』と叫ぶなどして、何とかやり過ごしてきました。
まあ、社会人になってからは大人数で過ごすこともなくなったので、最近そういったことで悩むこともなくなりましたけどね。むしろ学生の頃の方が大変だった記憶があります。地図や文章の記憶力よりも人の顔覚えたいと思っていたものですが、いざ大人になってみればなんてことはありませんでした。
それと一つ、得したと思うことがあります。
それは、初対面の時と以後のイメージが違う、と感じることがほぼない点です。
まあ当然ですよね。なぜなら相手の顔を覚えてないのですから。初対面時にどう感じたか、という印象はもちろん覚えていますが、それでもイメージの差に比較的惑わされることがないのは利点かなと思うようになりました。
ただ、それは普通の世界で普通の生活をしている人間だからこんな風に言えるのかも知れません。
例えば、通常考えられない事態に襲われ、存在意義を探すために故郷を捨て、辿り着いた先が異常な場所で、誰にも頼れないという状況下において、もしも安らぎを与えてくれる存在に出会ったとしたら、流石の私でも相手のことを忘れないと思います。
ケイトにとって、ミラーサイドで出会った少女はそんな存在でした。
その少女はケイトの姿を見て避けなかっただけではなく、笑顔で接し、大切な贈り物をしてくれました。シャドーハウスに潜入した後、館に囚われた少女と数奇な再会をしたケイトは、その少女と共に困難を乗り越えようと心寄せていました。
ところが、ケイトの純粋な好意は館の悪意に阻まれます。
少女はもう、ケイトの知っている少女ではなかったからです。
シャドーハウスの本当の恐ろしさを、ケイトと読者は思い知らされることとなりました。続きを読む
一度会っただけではまず覚えられません。なので、以前会った人とかに街中で出くわしても、スルーすることしばしばです。後日、『あの時あの場所にいましたよね?』みたいなことを言われて初めて知ることは珍しくありません。
なので、ある人の所にどうしても訪ねに行かなければいけない、という時は絶対にその人ではない別の人(性別が違う人とか)に『~さんいらっしゃいますか?』と聞いたり、遠くから大きな声で『~さーん、例のもの持ってきましたー!』と叫ぶなどして、何とかやり過ごしてきました。
まあ、社会人になってからは大人数で過ごすこともなくなったので、最近そういったことで悩むこともなくなりましたけどね。むしろ学生の頃の方が大変だった記憶があります。地図や文章の記憶力よりも人の顔覚えたいと思っていたものですが、いざ大人になってみればなんてことはありませんでした。
それと一つ、得したと思うことがあります。
それは、初対面の時と以後のイメージが違う、と感じることがほぼない点です。
まあ当然ですよね。なぜなら相手の顔を覚えてないのですから。初対面時にどう感じたか、という印象はもちろん覚えていますが、それでもイメージの差に比較的惑わされることがないのは利点かなと思うようになりました。
ただ、それは普通の世界で普通の生活をしている人間だからこんな風に言えるのかも知れません。
例えば、通常考えられない事態に襲われ、存在意義を探すために故郷を捨て、辿り着いた先が異常な場所で、誰にも頼れないという状況下において、もしも安らぎを与えてくれる存在に出会ったとしたら、流石の私でも相手のことを忘れないと思います。
ケイトにとって、ミラーサイドで出会った少女はそんな存在でした。
その少女はケイトの姿を見て避けなかっただけではなく、笑顔で接し、大切な贈り物をしてくれました。シャドーハウスに潜入した後、館に囚われた少女と数奇な再会をしたケイトは、その少女と共に困難を乗り越えようと心寄せていました。
ところが、ケイトの純粋な好意は館の悪意に阻まれます。
少女はもう、ケイトの知っている少女ではなかったからです。
シャドーハウスの本当の恐ろしさを、ケイトと読者は思い知らされることとなりました。続きを読む
