さて、第113話を踏まえた単行本1巻の振り返り。

タイトルを見て、はしょり過ぎだろと思った方も多いかと思いますが許して下さい。全部一記事づつ書いていたら何か月かかるか分からないものでして……。

ただ、ここまでぎゅっとまとめたので、幸い第114話更新の前に書き上げることができました。

今回は第4話~12話までを一気に振り返りたいと思います
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単行本1巻が発売されていた当時の感想はこちらです。↓

第4話 すすだるま

第5話 空腹

第6話 鏡

第7話 別の顔

第8話 部屋の外には

第9話 すす取りの間

第10話 落ちない汚れ

第11話 お披露目前の二人

第12話 汚しながら



読み返してみると、この時のミアはまだ優しいし、ローズマリーはほのぼのとしているし…。辛っ!

さて、では1話ずつまいりましょうかね。


<第4話>
一言で言うと『エミリコのお寝坊回』です。このエピソードでは煤だるまを作ったり、エミリコに字を教えてあげるなど、ケイトの可愛らしさと優しさが詰まった回でした。

ところで以前コメントにて、職種の絵柄トランプには何か意味があるのではないかというご指摘がありましたが、ケイトはエミリコに絵を見せることで、館に来る前の記憶を引きずり出そうとしていたのかも知れませんね。

注目したいのは、翌朝に大量の煤を出しているケイトでしょうか。

当時はケイトの姿に慄いたものですが、今考えるとエミリコとお勉強したくて仕方なかったんじゃないかと思えます。

やっぱりケイトが可愛い回です!


<第5話>
エミリコがパンを隠れ食いする「おいしすぎる~!!」(ゴロゴロゴロ~ッ)のエピソードです。
記憶が戻らないことを除くと、洗脳から解けきっているとしか思えないんですが…。

ただ、ケイトはそれでも慎重です。そして優しいです。

表向きはシャドーとして、そして内面は空腹に耐えかねるエミリコを気遣い、見事エミリコにパンを食べさせることに成功しました。

蛇足ですが、エミリコがのけ反ってパンが美味しいと叫ぶシーンは、当時話題になっていた秋田県立金足農業高等学校の全力校歌が元ネタだそうです。


<第6話>
ケイトがエミリコにドレスを着せるエピソードです。この回では「私はケイト様の鏡です」という作中屈指の名台詞が描かれています。

第6話では、第1話と同じくケイトが顔を見られたくないと拒絶するシーンがありますね。エミリコがケイトにおしろいを塗ろうとする場面です。

今思えば、やはりこの時ケイトはまだ警戒を緩めてはいなかったようです。

ただ、エミリコが『綺麗になりたい』という人間らしい願いをしたのを、ケイトは見逃してはいませんでした。恐らく自分のドレスを着せたのは、エミリコがスタンダードやメイド服以外の服を着ることで、記憶が戻ることを期待していたのではないでしょうか?

先程の「ケイト様の鏡です」という台詞を聞いた時、ケイトの胸中はどうだったのか、改めて気になりますね。(まあ煤は出てないしセーフかな?)


<第7話>
ミアとの初遭遇の回です。

ああああ!現状を思うと辛い!!

この回ではバーバラとバービーも初登場していますね。何気に主従共に登場したのは、ケイト組を除けばバーバラ組が初めてです。流石重要キャラ!


<第8話>
ローズマリー班が初集合した回です。当時扉絵を見て、これからどうなるんだろうとワクワクしたのを昨日のことのように思い出せます。(ワクワクしたのはローズマリーが出てきたからではないですよ!?)

この回は見開きの大広間のシーンなど見どころは沢山ありますが、113話を踏まえた新発見はなかったので割愛させて頂きます。残念!


<第9話>
すす取り間の回です。

このエピソードも結構好きです。何と言ってもケイトの機械好きが発覚する回ですからね!

というか、ケイトが機械好きになった理由って何なんでしょうね?過去編に突入してからというもの、それが一番気になっていたりします(オイ)

ところでほのぼの回に見える第9話ですが、少し気になることがあります。

それは、ケイトが頭がくらくらしたからと言って、エミリコの部屋に間違えて行ってしまうシーンです。

これ、わざとエミリコの部屋に行ったのではないでしょうか?それとも考えすぎ?

でも自然な流れでエミリコの部屋に行くには絶好のチャンスでもあるんですよね。こればかりは、ソウマトウ先生のみ知る事実なのかも知れません。


<第10話>
過去編と第1巻を語る中で、避けては通れないエピソードと言っても過言ではないと思います。

なぜなら、過去編では長年疑問視されてきたケイトの「大切なもの」の正体が明らかにされたからです。

改めて読むと、この時ケイトが激怒したのは分かる気がしますね。むしろ、第113話でぞんざいに扱われた時よりも、ケイトにとってはショックだったのではないでしょうか。

しかし、記憶は取り戻していなくても、エミリコは濡れた人形を見事修繕してみせました。

そのエミリコの姿を見て、エミリコは何も変わっていないと、悪いのは自分だと思ったからこそケイトは謝ったのだと思います。

ここで自信を持ったからこそ、第11話ラストのケイトはブレなかったのかも知れません。


<第11話>
窓から落ちたエミリコを助けるため、ケイトが庭に行った回です。

第113話では部屋の外に出るのを躊躇していましたが、エミリコの緊急事態とあっては迷っていられません。意を決し外へと走り出しました。

そして遭遇したのはサラとミアです。二人の奇妙な姿によって、読者もこの館がおかしな場所であることにはっきりと気が付きました。やはり何度見ても不気味です。

ただケイトはラストで、エミリコのことを「個」として褒めています。それはきっと、第10話でエミリコが自身の能力を発揮したのを見たからでしょう。
ナイスタイミングでした。

ちなみに第51話で判明しますが、実はこの時ジョンがそばで盗み見していました。

これが後々の仲間探しに直結することは、ケイトは今も知らない……。


<第12話>
これはもう語るまでもないでしょう。

シャドーとしての自分自身に苦悩するケイトと、それを救い出すエミリコ。
このエピソードを語るには言葉がいくらあっても足りません。

二人のこれからに幸あらんことを祈っています。



さて、超駆け足で第4話から第12話まで語ってみました。

う~ん、やっぱりシャドーハウスは濃いです!

此度書いてきた振り返りは、恐らく今後も回を経るごとに新たな事実が見つかることは間違いないでしょう。

ですので、今回述べてきたことは現時点での備忘録として、そして今後更なる楽しみが見つかることを願う記事として見て頂ければ幸いに思います。


それでは数記事に亘り、長い時間お付き合いくださいましてありがとうございました。

よーし、第114話が楽しみだ!!