さて、第7巻に引き続いてまたもや時期を逸してしまいました。
もはや私の遅筆さはご存知かと思いますが謝罪致します。

申し訳ありません!
かなり遅くなりましたが、単行本第8巻の感想を書いていきたいと思います!!

8巻が発売されたのはアニメがまだ放映中のことだったというのに、いつの間にか最終回を迎え、そしてオリンピックさえももう折り返しであります。
我ながら、ソウマトウ先生の過去作を漁ったりしている暇があるならさっさと書けよと思いますね。いやはや情けない次第であります。

まああの頃は新宿マルイメンの限定ショップや星つき店舗のスタンディ訪問と忙しかったですし、ゴニョゴニョ……。(言い訳)


まあここであーだこーだ言っても時間が戻るわけではないので話を戻します。

6月18日に発売された第8巻。

アニメ放映中ということもあって、全国の書店で大々的に販売されていました。黄色を基調とした、エミリコの顔がドアップされた表紙を見かけたという方も多いことでしょう。中には発売直後に売り切れた店舗もあったと聞きました。アニメの影響力は驚くばかりです。

本記事では、そんな第8巻を見て私が感じたことを書いていきたいと思います。


ちなみに初めて訪れたという方のために説明しておきますと、本ブログでは毎巻単行本が発売される度に、各巻を読んで気付いたこと・発売日秋葉原レポート・連載時との相違点を記事にしています。

今回はその3つの内の最初と捉えて頂ければ結構です。

なお、単行本8巻を読んでみて気付いたことなので、もちろんネタバレも含みます。ご注意下さい。

では続きよりお願い致します。



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●カバー表紙
今回の表紙は今までと毛色が違いますね。

なんと黄色い下地にエミリコの顔がドアップ!

この表紙についてソウマトウ先生も「
少年漫画っぽい雰囲気の表紙になりました。多分今までより本屋で見つけやすいかと目が笑っている笑顔」とツイートしていました。

確かに、何だかバトル漫画みたいですね。エミリコの力強い顔が尚更そう感じさせます。

加えてエミリコの後ろにはケイト嬢がいます。星つきの居住塔への渡り廊下の途中で、背を向かい合わせているといったところでしょうか。

8巻の内容を踏まえますと、後半部分は星つきの居住塔への潜入が描かれています。その時の彼女達の心理状況を表しているのかも知れませんね。

そして7巻と同じく、今回もカバー袖にちょっとしたおまけが描かれています。紙版をお持ちの方はカバーの袖をご覧下さい(残念ながらやっぱりデジタル版では未収録)。

なんと、ケイトとエミリコが手を取り合っているではありませんか!!


いよいよ本格的に始動したケイトのレジスタンス活動。

歴然とした力の差が存在する闘いの中、ケイトとエミリコは互いが背中を預けることのできる同志ということでしょう。

これは主人と従者以上の関係と言っても過言ではありません。


冒険の果てに辿り着いた、かけがえのない仲間。

共に巨悪に立ち向かう二人の姿は、ソウマトウ先生が仰る通りジャンプ漫画の正統派主人公です!!(掲載誌はヤングジャンプですけどね)



●箔押し
毎回申し上げておりますが、シャドーハウスの装丁でひときわ目を引くのは「箔押し」です。
もちろん今回も全ての文字が箔押しです!

前担当者の方が販売部から怒られながらも成し遂げたといわれる豪華装丁。

シャドーハウスの象徴ともいえるこの装丁を手掛けたのは、これまでと同じく芥先生です。

そして今回の表紙を彩るのは銀箔。

7巻は第1巻と同じく金色でしたが、収録内容を振り返りますとアニメ化発表・新章スタートを告げた第80話が第7巻にはあります。

つまり、第1巻以来の金箔刷りは原点回帰と解釈できるわけです。

ということは、第2部の幕上げに相応しい7巻の金箔に対し、8巻はケイトの闘いが始まったという意味で第2巻と通じているのかも知れませんね。

まあ私の勝手な考えですが、こんな想像も楽しいものです。(笑)



●帯
今回の帯は、TVアニメ放映中を宣伝する帯でした。

隅にはBlu-ray(DVD)のジャケット画像が載せられています。
裏は前巻と同じく主要キャラクターのキャストと、新しく放映局が並べられています。


アニメか、何もかも、みな懐かしい……。


いやいや、感傷に浸っている場合じゃないですね。シャドーハウスにはまだまだ可能性があるんですから!(by偉大なるおじい様)

これからも全力で応援だ! 二期&劇場版よ来い!!


●扉
表紙の次のページのことです。
1~5巻まではエミリコの部屋が、6巻はケイトの部屋が描かれておりました。

そして7巻ではローブを羽織って俯くアンソニーがいましたね。
(シチュエーション的には、第79話でケイト達が部屋に戻ってきて部屋の扉を開けた瞬間ぽい。)

では今回の第8巻はというと……。

なんかいっぱいいる!?

これまたなんだか賑やかですね。

狭いスペースに描かれた、ケイトとエミリコとジョンとショーン。
夢中で手紙を覗いている様子からして、第95話のシーンのようです。



●登場人物紹介
1~5巻まではエミリコの「考えないノート」(可愛いいたずら書きがあったページ。)、6巻・7巻ではケイト嬢のノートを模した構成となっていた登場人物紹介。

8巻でも同じく、ケイトの口からあらすじが紹介されています。
新班長の任命は想定外だったとは意外です。

それとキャラ紹介にはアンソニーが追加されています。
(一回しか出てないのに!?)



●単行本途中の設定情報
P127(第94話と95話の間)に『“顔の見えない人形”の服装』の設定が載せられています。

ふむふむ、彼らの服には二種類あるようです。

そして5巻の『物品情報①眼鏡3種』、6巻の『物品資料②ピオニー(芍薬)』、7巻の『物品紹介③背丈を合わせる靴』に引き続き、p167には『物品情報④“セダンチェア”』の解説が掲載されています。

“セダンチェア”とは皆様ご存知の通り、エドワードが乗ってきたあの神輿(?)のことです。

改めて見るとよくできていますね。



●巻末キャラクター紹介
4巻から本編後に「CHARACTERS」という登場人物の紹介が追加されましたが、8巻でも勿論あります。

7巻との相違点としては、ケイトとかかわりのある人物にエリザベス組とマーガレット組が除外されています。8巻では登場していないからかも知れませんね。

今回は以上の1点のみでした。



●巻末カラーページ
今まで巻末のカラーページには、1~4巻はシャドーハウスの世界観の設定が、5巻はこどもたちの棟の全員の紹介、6巻は対マリーローズ戦の解説、7巻は栄光の廊下亡霊事件の解説が掲載されていました。

ところが今回は残念ながら第97話と95話の扉がカラーで載せられていたのみでした。

ただ、この頃のソウマトウ先生はご多忙だったのでカラーページを再掲頂いただけでも十分です。



●裏表紙
今回は鏡に映ったスージーの横顔が描かれています。
第8巻はスザンナ組の印象的なシーンが多かったので納得です。

でも1巻がエミリコ、2巻がミア、3巻がショーン、4巻がラム、5巻がローズマリー、6巻はリッキー、7巻はバービーときているのに、未だにルウが姿を見せていません。

展開的には9巻でいよいよくる感じでしょうかね?



●背表紙
今まで言及した事がなかったのですが、8巻の背表紙の「8」の字ですが、少し傾いているのは気のせいでしょうか?

斜体と呼ぶにしても、結構傾いている気がしますが果たして……。



●各話と各話の繋ぎ
単行本で見逃せないのが、各話の“繋ぎ”です。

シャドーハウスでは各話のラストと次話の冒頭が違和感なく続いており、単行本に収録されると新たな発見があったりします。

ただ8巻では見開き扉やカラー扉が多かったことから、今までに比べてそういったページは少なくなってしまっていますね。(まあ連載中は楽しかったのでプラマイゼロ)

私が8巻で良いなと思ったのが、P32とP33(第88話と89話の間)のシーンです。

第88話ラストでケイト組の後姿が、直前にダグラス組&サラ組が描かれていることで、第89話でサラの部屋を訪れたケイト達が既に手遅れだった様子が鮮明になっています。


あとP94とP95(第92話と93話の間)も結構好きです。

エミリコに危険が及ぶシーンですが、ギリギリの緊迫感に目が離せません。




8巻について概要は以上です。

もう語るまでもありませんね。やはりシャドーハウスは様々な技巧が凝らされていて、読者を飽きさせません。

アプリ、Web連載、週刊誌と様々な媒体で楽しめるシャドーハウスですが、ファンにとってはやっぱり単行本は是非とも買いです。

ですので紙版も是非購入してみて下さい、絶対後悔はしません!


それでは8巻を見てみて私が気付いたのは以上です。

長くなりましたがお付き合い頂きありがとうございました。