12話で一呼吸を置き、いよいよ今回の第13話から物語が大きく動き出します。

 

この日は、3回目の部屋の外のお話です。

とはいっても前回は、事故によるイレギュラーな件でしたね。

正式な手続きの上では2度目の部屋の外でのお勤めです。

 

ただ今回はお仕事ではなく“授業”、勉強としての外出です。

向上心の高いエミリコは日記に楽しみだと綴ります。

…あれ、エミリコって字書けたんだ……。

 

さて、再び同じ班での行動となると、気になるのがミアのことです。

前回会った時のサラの隣にいたミアの姿が、エミリコの脳裏に浮かびます。

 

ところが、廊下で会った彼女は最初に出会った時と同じ、あの陽気なミアでした。

 

これにはエミリコもほっとしたようで安心します。

ミアは仕事として主人の顔を演じていたのですね。

エミリコはまだまだねと笑うミア。

撮影が終わった女優が、役から抜けて素顔を見せているかのようです。

 

そうしているうちに集合した四人。

年長のローズマリーの号令で授業スタートです。

まずは新人のエミリコに合わせ、屋敷の中の案内から始まります。

なんだか楽しそうでいいですね。

 

掃除の間、顔のない人形の仕事場(行く必要なし byルウ)、学びの間、等々…

 

所々、明らかに掃除に使わなそうな道具があったり、必要のない場所のことは今後考えなくてもよいと語るローズマリーなど、少し引っかかるところがありながらも授業は進んでいきます。

 

そしてさり気なくルウもまだお披露目前であることが明かされます。

屋敷が二重構造であることも判明しました。

 

今回のお話は屋敷の内部を考察するにあたって、多くの情報が描かれていますね。

 

授業が滞りなく進行する中、たまったすすに気が付くエミリコ。

掃除した方が良いか聞く彼女を、ローズマリーは気に入ったようです。

 

すかさず関心ねえとエミリコを抱きしめるローズマリー。

 

いいなあ、ローズマリー。エミリコを抱きしめられて…。

いいなあ、エミリコ。ローズマリーにギュッとして貰えて…。

 

失礼しました、つい邪な想いが頭をよぎってしまいました。

 

そうこうしていると、お披露目の間という部屋に辿り着きました。

仕切りがあるので普段は使われていないのでしょう。中もよく見えません。

 

自然とお披露目の話になりますが、お披露目でうまくいかない場合どうなるかについては口を濁す二人。

なんだかいつも無表情なルウも、不安げな様子に見えます。

 

そこで質問を変えるエミリコ。

が、話が進む中で生き人形のNGワードを口に出してしまいました。

 

このことに関して忠告するローズマリーは、口調こそは変わらないものの、普段とは違う真剣な顔をしています。

 

…いや、これエミリコは悪くないですよね。

“偉大なるおじい様”という言葉が使ってはいけないなんて、普通思い及びもしません。

 

すると、廊下に置かれた鈴が突然鳴り出しました。

すわ、エミリコの失言が原因か!?

 

と思いきや、なんとその鈴は亡霊が現れた時の緊急の呼び鈴でした。

いきなり亡霊といわれて訳の分からない様子のエミリコ。

我々読者も同じです。

 

かくして、連載以来最も緊迫した状況のまま、次回へと話は続きます。