自分の知らない世界を覗き見るのって何だかワクワクしますよね。

私などは一般庶民ですから、普段見られないような高級旅館とか大きい屋敷に行ったときなどは、可能ならばあちこち回って好奇心満たしてます。(我ながら庶民根性丸出しだなあ……)


しかし現代では、栄華を誇った特権階級の暮らしを間近に見られることは珍しくありません。

例えば、美術館として知られるパリのルーブル宮殿やフェレンツェのピッティ宮殿は、観覧料を払えば誰でも立ち入ることが可能です。

また、今でも宮殿として機能しているものの、バチカンのサンピエトロ寺院やロンドンのバッキンガム宮殿も観光のため開放されています。

それだけではなく、情報化社会の現代では実際に足を踏み入れられなくとも、自らと違う暮らしを知ることは容易です。それこそパソコンやスマートフォンで検索すればそうした情報は山ほど現れます。

サンピエトロ寺院
サンピエトロ寺院2
↑上の写真は10年ほど前に行ったサンピエトロ寺院です。豪華絢爛の極み。


ただ、それはあくまで現実世界の話です。

そうでない世界、つまりシャドーハウスの作中では、一般庶民が貴族の生活を垣間見ることなど不可能です。第110話でとある男性は、シャドーハウスを見学したいと話す少女に対し「それは無理だ領主様だぞ?そうそう会えるはずがない」と返していました。これが普通なのです。


ところが、そうした常識をものともしない、大きな野心を胸に秘めた人物が登場しました。

「面白いじゃないか」

真っ直ぐな視線を向けた少女の瞳の先には、「決して叛意は許されない」あの館がありました。続きを読む