第2話でパンを食べることを覚えたエミリコ。
とうとう隠れ食いまで覚えてしまったようです()。
とはいっても、ケイトにはバレバレだったみたいですね。
「盗み見るのは得意よ」と、恐らくはシャドー家で使い回されているであろう鉄板ジョークを繰り出すケイト嬢。
エミリコの一切合切を見抜いていたようです。
ケイトの余ったパンを勧められて、「いじきたない生き人形にはなりたくありません」と熱弁振るうエミリコですが、自分の顔がおいしそうにパンを食べるところが見たいというケイトに押されて、とうとうパンを食べることになります。
ケイトの気遣いが見て取れるいい場面です。
それよりもエミリコ、隠れ食いも十分意地汚いと思うぞ…。
かくしてケイトのパンを頂戴したエミリコでしたが、どうやら生き人形用のパンとは違っているらしく、「おいしー!!!」とはしゃぎまわります。さっきまで体裁を気にしていたのが嘘のようなはしゃぎっぷりです。
しかも普段自分が食べているパンを食べても「でもおいしい」と語るエミリコ。
まるで“前向き”という感情が人の形をしているかのような姿に、思わず読んでいるこちらも微笑まざるをえません。
今回のお話の売りは、この元気いっぱいのエミリコでしょうね。
食事を運んでくる顔のない人形には話しかけなくても良いと諭すケイトに対し、お礼を言いたいと返すエミリコに至っては、まるで天使を見ているかのようです。
さて、この第5話ではこの館の食事事情が見えてきました。
エミリコ達生き人形には顔のない人形からパンが運ばれてきますが、ケイト達シャドー家にも顔のない人形が食事を運んでくるようです。
ただその内容は違っていて、細かいところは見えませんが、パンのほかにフルーツや調味料、何らかのメインディッシュ(魚か?)がテーブルに並べられています。
見切れているもののコップも描写されていることから、飲み物も付いてくるみたいですね。
貴族らしい豪華なメニューです。
1巻巻末には、生き人形の食事としてパン以外のものもあると記載されていますが、それにしても身分に伴う格差が、食事一つとっても見受けられます。
これを見ると、食事は顔のない人形が調理しているのでしょうけど、食材はどこから持ってきているのかという疑問がわいてきます。館の敷地内に農園や生簀でもあるのだろうか…
う~ん、分からない…。
この館、「何か」がある…!
