来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

庭園迷路 途中経過(第37話終了時点)

ここのところ物語の急展開や謎明かしが行われていて、すっかりバタバタしておりました。
しかしそんな中でも、エミリコ達は着実に庭園迷路を進んでいます。

というわけで、久しぶりですが庭園迷路の途中経過をここでお送り致します。

これもネタバレになりますので、地図及び解説は続きからでお願い致します。
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第37話 「顔」

“忠誠こそは我が誇り”、というフレーズをご存知でしょうか?

かつてのナチスドイツの下部組織・親衛隊のモットーです。

敵対組織の討伐に貢献した親衛隊を、ヒトラーが称賛した言葉が由来とされています。
あるいはミュンヘン一揆の際に、自ら盾になってヒトラーを護衛した隊員を顕彰した言葉とも言われています。

『忠誠』という言葉は所属する団体・権力者に対する献身や服従を指しますが、それは時として自らの命に替えてでも対象のために尽くすという意味です。
良し悪しは別として、歴史上こういった例を探し出すことは比較的容易です。

半ば強制されたように見える例も数多いですが、それは権力者側が集団組織の存続を優先した結果と考えられます。
反面、個人自身の忠誠心による自発的な行動の場合は、後世を生きる人間に対してさえも強く訴えかけるものがあるのも事実です。

いずれにせよ、『忠誠』を貫くには強い覚悟が必要です。
さもなくば自身の存在を“無”とする悟りの境地か、そもそも最初から何も考えずにいた方が幾分か楽といえるでしょう。

エドワードが演出する“お披露目”は、生き人形のシャドーに対する『忠誠心』が試されているように思えます。
ところがそれは、3階の重鎮達の物議を醸しだす諸刃の剣でした。

(今回もネタバレ等含みますので、まだ本編を読んでいない方は注意して下さい。)
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シャドーハウスのいちばん長い日 ~運命のお披露目~

葉月になりました。

冷夏だと言われていた梅雨の時期が嘘のように、連日暑い日が続いています。
熱中症には気を付けていきたいところですね。

我が国では8月に入ると、お盆もあってか故人の歴史や功績に思いを馳せる機会が多くなります。
特に上旬は、過去の戦役や著名な事故が取り上げられることもあり、その傾向が顕著です。

その最たるものが8月15日の終戦記念日でしょう。
毎年いたる場所で、先の大戦について振り返る行事や特集が行われています。

歴史の見解については人それぞれでしょうからここでは触れませんが、まずは先人たちへの敬意と哀悼を込めて、静かに祈りたいところです。
そして来年以降こそは、この時期にこれ以上悲しい出来事を増やさないようにしていきたいものです。


さて、まるで社会派ブログのようなことを書き連ねてしまいましたが、これは当記事の題名がきっかけです。
既視感のある方も多いでしょう。呆れるほどに、あからさまな模倣ですね。

タイトルは、半藤一利氏のノンフィクション小説「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日」から拝借しました。
二度も映画化されている、有名な作品です。 


なぜこんなシャドーハウスとかけ離れた作品から題名を拝借したのかといいますと、単純に今回の記事の内容を表すのにぴったりだったからです。
よって、半藤氏の作品とは全く関係ありませんのでご了承下さい。


前置きが長くなってしまいましたね。本題に移ります。

今年の3月から始まった“お披露目”。
これまでの長い期間の中で、エミリコをはじめとして、各登場人物たちの動向が生き生きと描かれ、そして多くの物語が紡がれてきました。

不穏な場面あり、コミカルな場面あり、謎が謎を呼ぶ場面あり……

特にケイトとエミリコのダンスシーンは、シャドーハウス最大の名場面として記憶に新しいと思います。


ですが、そんな慌ただしいストーリーに埋もれて、重大な事実を見逃しかけていました。

この5か月の間に展開されてきた物語。

実は、作中ではまだ一日も経っていないのです。
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