ようやく、2019年のプロ野球のペナントレースが終わりを告げましたね。

パ・リーグは埼玉西武ライオンズが二連覇を達成、セ・リーグは東京読売ジャイアンツが王座を奪還しました。どちらも各リーグの名門チームが制したことで、また一つ新しい時代が幕を開けそうです。

さて、そうなると次にプロ野球ファンが注目するのは、『クライマックスシリーズ』です。

各リーグの1~3位までのチームが、日本シリーズ進出を賭けて戦う一大勝負。
王者の意地を持つ優勝チームと、復讐心に燃える下位チームがぶつかる、シーズン終盤の山場の一つであります。

現在も賛否両論が存在する制度ではありますが、興行収入の増加や消化試合の解消など大きなメリットがありますので、今後も継続していくことでしょう。
果たしてどのような結末を迎えるのか、ファンにとっては目が離せない季節です。

ところで、度々誤解されますが、“クライマックス(climax)”とは終わりを意味する英単語ではありません。これの和訳は、“最高潮” という意味です。
これまでも少なからず誤解されてきた言葉ですが、先程述べたプロ野球の『クライマックスシリーズ』が創設されたことで、今もなお勘違いを生み出してしまっているようです。

実は私も、頭では分かっていたのに間違えてしまいました。

何の話かというと、第42話の話です。

物語の進行具合と次号への煽り文を見て、ついつい「フィナーレは目前です」と書いてしまいました。
でも、煽り文では「クライマックス」としか言っていないので、実際問題まだこの先はどうなるか分かりません。

長くなりましたが、これが本記事の趣旨です。

いよいよ最高潮を迎えるであろう“お披露目”。
これから先、果たしてどうなっていくのかを考察していきたいと思います。
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第39話で『謎の重鎮』が語った、「美しい“お披露目”の大団円」という台詞。
第42話の終わりにエドワードが見せた、愕然の表情。

これらを見ると、もう“お披露目”は終わりに近づいてきている、と思えます。

事実、私もそう考えかけていました。

ライアンが、主人を救出しつつある生き人形を見て逆上していましたので、大方この推測が正しいと言えるでしょう。

ただ、ほんの少しだけ違和感を覚えるのも事実です。
何故かというと、この庭園迷路の試験をクリアしたからといって、即“お披露目”の合格とは誰も言っていないからです。

それどころか、序盤の広間での格付けは、庭園迷路の道具選びと救出の難易度を左右するためだけのものでした。
そう考えてみると、庭園迷路をゴールしたとしても、また何か一波乱あるのではないでしょうか?

もっとも、全てエドワードが仕組んだプログラムなわけですから、ここでケイト&エミリコが脱落してお終い、という脚本であったと考える方が自然かも知れません。
むしろ、その可能性の方が濃厚です。


しかし、“お披露目”の目的を考えた場合、果たしてそれだけだろうかとも思えます。
ここで一度、“お披露目”とは何なのかについて振り返ってみましょう。

劇中で、“お披露目”について初めて、そしてもっとも詳細に語られたのは、第13話です。

「お影様と生き人形の適性を見るの」(ローズマリー)
「シャドー家にとって有用な素材かどうかもね」(ミア)

これが“お披露目”の目的です。

その後に、ローズマリーもミアも、“お披露目”について詳しくは話せないと言っていますので、恐らくまだ他にも隠された事実があると思います。
ただ、彼女達が口を濁したのは、落ちたらどうなるのかとエミリコが聞いた部分です。よって、概ねこれが基本的な目的と言えるでしょう。

さて、広間ではルイーズ&ルウとパトリック&リッキーの2組の息はぴったりでした。

庭園迷路では、ジョンとケイトの能力が覚醒しました。
(ケイトは既に覚醒済みでしたが)

となると、一組浮いているペアがいますね。

シャーリー&ラムです。

元々はエドワードが落とそうと画策した組ですが、以前に独白で「落としづらくなったじゃねーか」と悪態を突いていました。
そこで、ターゲットをケイトとエミリコに照準を変えたわけです。

ただこの二人、お世辞にも相性が良かったようには見えませんでしたよね。
特に“お披露目”序盤はそうでした。
更に、シャーリーは能力は開花していないようですし、何より煤の量が少ないです。

すると、もし仮にゴールしただけでは合格とならなかった場合……
正直心配になってきます。

『これまでの一連の試験は、あくまで新人達の能力を見るためのものであって、最終的なジャッジはこれから下す』

なんていうことになってしまったら、保身のためにエドワードは、シャーリーとラムに不合格を言い渡すかも知れません。


そんなことになれば、エミリコは猛抗議するでしょう。
ケイトが諫めるのを聞かず、エドワードや重鎮たちに反抗してしまう可能性だってあります。

そんなエミリコを助けようと、元からエドワードに不満を持っていたジョン様が助け舟を出して……

これじゃあ第17話の再現になってしまいますね。
この場にバービーとその主人がいたら、皮肉も良いところです。

まあとりあえず、妄想はここまでにしときまして、ここまでの考察をまとめましょう。


結論です。

ずばり、“お披露目”はまだ終わらないのではないでしょうか?

終わらない、といってもさすがに10話も20話も続かないと思いますが、何があるか分からないのがこの “シャドーハウス” という館です。
必ずや、一つや二つ予想外の出来事が起こるに違いありません。

自慢ではありませんが、私はケイト嬢が気付く前から、広間の格付けは“お披露目”そのものではなく、かつエドワードはただの進行役でしかないと気付いていました。(本当に自慢にならないですね)
この予想だって、荒唐無稽とは言い切れない筈です。


一見、すぐ近くまで辿り着いたかに思える終着点。
ところが、この庭園迷路の試練の先に、また新たな試練が待ち構えているのかも知れません。


“フィナーレ(finale)”とはイタリア語で“終幕”を意味しますが、それが英語の“フィニッシュ(finish)”となり、やがて“ファイン(fine)”の語源となったそうです。

“ファイン(fine)”とは皆様ご存知の通り、『素晴らしい』『見事な』『優れた』『楽しい』といった、ポジティブな意味を持つ言葉です。

どうか“お披露目”のフィナーレが、これから続く新人達の素晴らしい未来に繋がっているよう、願うばかりです。