来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

2019年08月

第37話 「顔」

“忠誠こそは我が誇り”、というフレーズをご存知でしょうか?

かつてのナチスドイツの下部組織・親衛隊のモットーです。

敵対組織の討伐に貢献した親衛隊を、ヒトラーが称賛した言葉が由来とされています。
あるいはミュンヘン一揆の際に、自ら盾になってヒトラーを護衛した隊員を顕彰した言葉とも言われています。

『忠誠』という言葉は所属する団体・権力者に対する献身や服従を指しますが、それは時として自らの命に替えてでも対象のために尽くすという意味です。
良し悪しは別として、歴史上こういった例を探し出すことは比較的容易です。

半ば強制されたように見える例も数多いですが、それは権力者側が集団組織の存続を優先した結果と考えられます。
反面、個人自身の忠誠心による自発的な行動の場合は、後世を生きる人間に対してさえも強く訴えかけるものがあるのも事実です。

いずれにせよ、『忠誠』を貫くには強い覚悟が必要です。
さもなくば自身の存在を“無”とする悟りの境地か、そもそも最初から何も考えずにいた方が幾分か楽といえるでしょう。

エドワードが演出する“お披露目”は、生き人形のシャドーに対する『忠誠心』が試されているように思えます。
ところがそれは、3階の重鎮達の物議を醸しだす諸刃の剣でした。

(今回もネタバレ等含みますので、まだ本編を読んでいない方は注意して下さい。)
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シャドーハウスのいちばん長い日 ~運命のお披露目~

葉月になりました。

冷夏だと言われていた梅雨の時期が嘘のように、連日暑い日が続いています。
熱中症には気を付けていきたいところですね。

我が国では8月に入ると、お盆もあってか故人の歴史や功績に思いを馳せる機会が多くなります。
特に上旬は、過去の戦役や著名な事故が取り上げられることもあり、その傾向が顕著です。

その最たるものが8月15日の終戦記念日でしょう。
毎年いたる場所で、先の大戦について振り返る行事や特集が行われています。

歴史の見解については人それぞれでしょうからここでは触れませんが、まずは先人たちへの敬意と哀悼を込めて、静かに祈りたいところです。
そして来年以降こそは、この時期にこれ以上悲しい出来事を増やさないようにしていきたいものです。


さて、まるで社会派ブログのようなことを書き連ねてしまいましたが、これは当記事の題名がきっかけです。
既視感のある方も多いでしょう。呆れるほどに、あからさまな模倣ですね。

タイトルは、半藤一利氏のノンフィクション小説「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日」から拝借しました。
二度も映画化されている、有名な作品です。 


なぜこんなシャドーハウスとかけ離れた作品から題名を拝借したのかといいますと、単純に今回の記事の内容を表すのにぴったりだったからです。
よって、半藤氏の作品とは全く関係ありませんのでご了承下さい。


前置きが長くなってしまいましたね。本題に移ります。

今年の3月から始まった“お披露目”。
これまでの長い期間の中で、エミリコをはじめとして、各登場人物たちの動向が生き生きと描かれ、そして多くの物語が紡がれてきました。

不穏な場面あり、コミカルな場面あり、謎が謎を呼ぶ場面あり……

特にケイトとエミリコのダンスシーンは、シャドーハウス最大の名場面として記憶に新しいと思います。


ですが、そんな慌ただしいストーリーに埋もれて、重大な事実を見逃しかけていました。

この5か月の間に展開されてきた物語。

実は、作中ではまだ一日も経っていないのです。
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はっかいにゃー氏のブログ紹介と、試験官三人組の正体

物事を簡単簡潔、かつ明確に人に伝えるのは骨が折れます。

私もブログを書く際に苦労するのはこの部分ですが、どうしたって伝えたいものが多すぎると冗長になってしまいます。

特に、各話のあらすじを書くときはそれが顕著ですね。
自身の考えを述べるだけの考察記事と違い、物語をなぞりながら書くあらすじは、当然文量が多くなります。
ましてや、各1話あたりの情報量が多いシャドーハウスであれば尚更です。


ところが、なんとそれをうまく解決しているブログがあります。

今回ご紹介する、はっかいにゃー氏の
“はっかいにゃーとかみきれのやま”(https://hakkainya.com/)
というブログです。

まだシャドーハウスの記事は少なめですが、各話のあらすじをコミカルかつテンポよく書いていますので、読んでて全く苦になりません。

私のブログを読んでいて、「いつもいつも長い上に回りくどいんじゃあ!!!」と思った方は、もしかしたらはっかいにゃー氏のブログを読んでみると、幸せになれるかも知れません。


さて、ツイッターもやらない管理人がなぜ、他者様のブログを紹介するのか疑問に思う方もいるかと存じますが、これには理由があります。

実は、これから書こうとしていた考察を、はっかいにゃー氏が先にブログで公開していたからです。

結論は同じでも切り口は違いましたが、先んじて試験官三人組の正体を書いたはっかいにゃー氏のブログに敬意を表して、今回紹介した次第なわけです。

というわけで、第36話で登場したジェイとエリー、そしてエドワードとは一体何者なのかいう考察を書いていきたいと思います。

ではネタバレ等含みますので、続きよりお願い致します。
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この物語には関係がない

表題は、ソウマトウ先生が発表した最新同人誌の名前です。
最新と言っても2017年発行ですけどね。

ただ連載作品を除けば、現在のところ先生の著作の中で唯一、新品が入手可能な作品であります。
在庫は少ないようですが、同人誌販売の「とらのあな」で取り扱っています。
名義は、同人サークル “まよいばし” としての発表です。

さて、何故今頃この作品について触れたのかといいますと、7月27日付のソウマトウ先生のツイッターで取り上げられていたためです。
実は以前(単行本2巻発売日秋葉原レポート)にも少しだけ触れてはいたのですが、ネタが尽きた時に記事にしようかと考えていたので、暫くお蔵入りにしていました。

ですが、御大が取り上げたとあれば触れないわけにはいきませんよね。

というわけで、急遽当ブログでも紹介していきたいと思います。

感想やネタバレ(?)も含みますので、続きよりどうぞ。

※現在当作品は売り切れ中です。ご注意下さい。
(R1.9.29 追記)
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