来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

2020年03月

名探偵ケイトの推理集

第57話のラストにて爆誕した、『名探偵ケイト』。
突如出現した場違いな煽り文に、笑いがこみ上げた方も多いことと思います。

しかし後出しではありますが、私はずっと前から、ケイトにはチェックのハンチング帽とマント(シャーロックホームズがよく着ているアレ)が似合うと思っていたんですよね。
そして椅子に座りながらパイプを持っていれば、もう完璧です。
頭脳明晰なケイトにはぴったりの衣装でしょう。

でもそうなると、ワトソンポジションはエミリコですね。

う~ん…。でもエミリコは、ワトソンって感じじゃないですよね。

エミリコもどちらかといえば、ケイトと同じくホームズスタイルが似合う気がします。
というより、お披露目でショーンからルーペを借りて蟻を見ていたエミリコは、まんま探偵のようでした(もしくはファーブル)。

ケイトとは違う視点で事件を解決しそうですよね。


エミリコも観察力に優れていますから、現場を見ながら「あれれ~?おかしいですよー??」みたいな感じで、見事証拠を見つけそうです。

......おっと、失礼しました!
これは集英社の漫画じゃなかったですね。危ないところでした。


さて、ひとまず妄想はここまでにしておきましょう。

第57話で星つきに啖呵を切ったケイト。
一見ハッタリにも思えるケイトの宣言でしたが、読み返してみると決して根拠のない自信ではありませんでした。

今回の記事では、これまで披露されたケイト名推理の数々を振り返りたいと思います。


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第57話 破鏡不照

タイトルの「破鏡不照」は、「はきょうふしょう」と読みます。
書下し文にすると「破鏡再び照らさず」となります。

簡単に言えば「覆水盆に返らず」と同じ意味ですので、言っていることは煽り文とそう変わりません。
『やってしまったことは元には戻りませんよ』ということです。

ただよくよく調べてみると、「破鏡不照」は特に男女の仲について指すことが多いようです。確かに異性関係は一度こじれると二度と戻れないことがほとんどですから、最も使われる用法であることに間違いはないでしょう。
(ごくまれなケースですが、私の知り合いには同じ相手と二度結婚し、二度離婚した人がいます。)

ただもっと調べてみると、元々は中国の故事が由来だそうです。
詳しい説明は、福島新聞のサイト「今日の四字熟語・故事成語」の「No.2065【破鏡不照】ハキョウフショウ」という項目に譲りますが、9世紀頃の禅僧・休静禅師が悟りと迷いについて述べたエピソードが語源だとのことです。
もっとも、何度読んでみても質問をはぐらかしてる感が拭えませんが…。もしくは、それを理解できる境地に私がまだ達していないだけかも知れませんね。

さて、久々に難しい熟語が登場しました。煽り文ではなくタイトルに使用されるのはこれが初めてです。
副題や煽り文は担当の方が書いている、とソウマトウ先生は以前言っていましたが、もしかしたら古語に造詣が深い方なのかも知れないですね。

難読熟語から始まった第57話。
成り行きも難解な方へと進んで行きます。
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