第57話のラストにて爆誕した、『名探偵ケイト』。
突如出現した場違いな煽り文に、笑いがこみ上げた方も多いことと思います。

しかし後出しではありますが、私はずっと前から、ケイトにはチェックのハンチング帽とマント(シャーロックホームズがよく着ているアレ)が似合うと思っていたんですよね。
そして椅子に座りながらパイプを持っていれば、もう完璧です。
頭脳明晰なケイトにはぴったりの衣装でしょう。

でもそうなると、ワトソンポジションはエミリコですね。

う~ん…。でもエミリコは、ワトソンって感じじゃないですよね。

エミリコもどちらかといえば、ケイトと同じくホームズスタイルが似合う気がします。
というより、お披露目でショーンからルーペを借りて蟻を見ていたエミリコは、まんま探偵のようでした(もしくはファーブル)。

ケイトとは違う視点で事件を解決しそうですよね。


エミリコも観察力に優れていますから、現場を見ながら「あれれ~?おかしいですよー??」みたいな感じで、見事証拠を見つけそうです。

......おっと、失礼しました!
これは集英社の漫画じゃなかったですね。危ないところでした。


さて、ひとまず妄想はここまでにしておきましょう。

第57話で星つきに啖呵を切ったケイト。
一見ハッタリにも思えるケイトの宣言でしたが、読み返してみると決して根拠のない自信ではありませんでした。

今回の記事では、これまで披露されたケイト名推理の数々を振り返りたいと思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


これよりケイトの名推理を挙げていきますが、そもそもケイトは慎重にものを考えるタイプですので、推理シーンらしき場面って結構あるんですよね。

単純に数えても10回以上はあるかと思います。こんなにいつも考え事をしなければいけないケイトは大変ですね。
ただ、それらを全部紹介するとかなり手間です。普段から長い記事が更に長くなってしまいます。


そこで今回は、勝手ながら私が「凄い!」と思った4つを代表として紹介したいと思います。

では以下よりどうぞ。



空駆ける 黒い翼に 影を見る(第28話)

お披露目で、茨に囲まれた檻に閉じ込められていたケイト。
そこに現れた自由人・ジョンの「まるで見世物だな」という台詞をきっかけに、ケイトの推理が炸裂しました。
ここで行われているのは『お披露目』。なのに、エドワード以外の関係者がいない違和感をケイトは感じ取ります。
もしかしたら誰かが見ているかも知れない、という予感。

ケイトの推理通り、空を飛ぶ黒い鳥の行き先には、“高貴なシルエット”達がいました。


ゆく川の 水の流れは 館まで(第43話)

実際にこの推理が行われたのは第42話の時ですが、会話が描写されていたのは第43話ですね。

タイムアウト直前、二人だけの最後の時間を慈しむように、ケイトとエミリコは小川を見つめていました。
そこでふと、エミリコが呟いた一言。それが運命を変えます。

「...この川...どこから来てどこへ流れて行くのでしょう?」

高台の、それもクレーンで吊るされていたケイトは、類い稀な洞察力で川の流れを推定します。

「館で使用する水になるのかしら?」

なんと、ビンゴでした!!
しかもそれを聞いたエミリコのウルトラCにより、二人は大々逆転を成し遂げます。

まさに、「その『解の(こたえ)』は、二人だから辿りつけたもの!」です!
(↑連載当時の、第42話最終頁の煽り文)


エミリコの 拙い文から 謎を解く(第47話)

館の悪意に囚われたエミリコの心。
いつも傍にいたあの笑顔を取り戻すため、ケイトはエミリコの部屋に進入しました。

なのに、何故かパンちゃんと戯れるケイト。ですが、この後パンちゃんのファインプレーをきっかけに、一冊の日記帳を見つけ出すこととなります。

そこに書かれた、エミリコの日々の記録。
内容はすごく薄いのに、「大好きな」エミリコを取り戻さんとケイトの頭はフル回転です。
ほとんど手掛かりらしきものもないのに、次々と屋敷の真相に辿り着いていきます。

本当に探偵なのでは?、と思うくらいの推理力で日記を読み続けるケイトは、ある一文を目にすると急に立ち上がりました。

「水をたくさん飲ませる…!」

ケイトは部屋に戻ると、すぐさま大量の水とバケツを用意したと思います。

そのあとのことは御存知の通り、ケイトの賭けはめでたく実を結びました。


星つきの 罠も華麗に 潜り抜け(第50話)


仲間集めのために渡したジョンへの手紙を、スザンナに奪われたケイト。
一転窮地に陥ります。

しかしそれも計算内でした。

手紙の細工により難問を通り抜けると、更に追及するスザンナを逆手に取り、ケイトの推理ショーが始まりました。

自身やルイーズ・ジョンにまとわりついた煤から、手紙の強奪方法を見破るケイト。

更にはスザンナのちょっとした発言から、彼女のすす能力には視覚や聴覚がなく、触覚だけしかないことまで看破しました。

一連の推理の披露は、古畑任三郎を思わせるほどの饒舌さです。

ラストページのドヤ顔とも併せて、クールビューティなケイトを満喫できるエピソードです。



以上、ケイトの四大推理シーン(本ブログ私選)でした!!

振り返って思ったのは、ケイトの頭脳明晰さもさることながら、43話のエドワードや50話のスザンナのように、相手のミスや発言もケイトを助けているんですよね。

そう思うと、第57話で誕生した名探偵ケイトも敵失によってなんだかんだ簡単に解決できるのではないかと私は楽観視しています。

まあ敵がケイトの推理力も込みで罠を仕掛けていたら、今度はケイトが泡を食わされるかもしれませんが、でもそれだってエミリコが華麗なフォローを決めてくれると信じています。

果たしてケイトとエミリコ、この探偵コンビがどんなドラマを見せてくれるのか非常に楽しみです。