多くの創作作品が生み出される昨今、他所との差別化を図ろうとクリエイターの方々は様々な趣向を凝らしているのをよく見かけます。
“類似作品不在”と称されるシャドーハウスもその例に漏れないでしょう。
登場人物の半数が黒く塗りつくされた作品など、古今東西見回しても皆無だと思います。
ですが、キャラクターの性格やストーリーは王道と言っても差し支えないように見えます。
正義感溢れる前向き主人公・エミリコと、頭脳明晰冷静沈着な令嬢・ケイト。
純粋真っすぐ熱血漢・ジョンと、何でもそつなくこなすセーブ役・ショーン。
尊大な自信家・パトリックと、それを献身的に支える従者・リッキー……
他にも、苦しみを背負ったリーダー・バーバラと鬼軍曹・バービー、発明師弟コンビのオリバー&オリーなど、魅力的かつ安定感のあるキャラクターたちが躍動しています。
過去作品と比較されるのを避けるため奇抜なキャラクター設定をする作品もないことはないですが、シャドーハウスではあまり見受けられません。
それでいて、個々の登場人物を誰一人埋没させないように描写しているのには驚かされますね。
しかもある意味安心感もありますので、読んでいてストレスを感じないのも読み続けられる一つの要因なのかも知れません。
ところが、そんな安心感を取り払うかの如く、あまりに意外な人物が想定外の手法でケイト達に立ちはだかりました。
決して主人公が最強とは言えないこの作品に、心は揺れるばかりです。
“類似作品不在”と称されるシャドーハウスもその例に漏れないでしょう。
登場人物の半数が黒く塗りつくされた作品など、古今東西見回しても皆無だと思います。
ですが、キャラクターの性格やストーリーは王道と言っても差し支えないように見えます。
正義感溢れる前向き主人公・エミリコと、頭脳明晰冷静沈着な令嬢・ケイト。
純粋真っすぐ熱血漢・ジョンと、何でもそつなくこなすセーブ役・ショーン。
尊大な自信家・パトリックと、それを献身的に支える従者・リッキー……
他にも、苦しみを背負ったリーダー・バーバラと鬼軍曹・バービー、発明師弟コンビのオリバー&オリーなど、魅力的かつ安定感のあるキャラクターたちが躍動しています。
過去作品と比較されるのを避けるため奇抜なキャラクター設定をする作品もないことはないですが、シャドーハウスではあまり見受けられません。
それでいて、個々の登場人物を誰一人埋没させないように描写しているのには驚かされますね。
しかもある意味安心感もありますので、読んでいてストレスを感じないのも読み続けられる一つの要因なのかも知れません。
ところが、そんな安心感を取り払うかの如く、あまりに意外な人物が想定外の手法でケイト達に立ちはだかりました。
決して主人公が最強とは言えないこの作品に、心は揺れるばかりです。
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物語は、けたたましく鳴る鈴の音から始まりました。
いつもより早く起こされて、目をこするエミリコ。
普段と違う朝の様子に疑問顔で廊下を歩きます。
なぜ普段と様子が違うのかというと、救護班のイヴが手を叩いて誘導しているからです。
更に少年生き人形の区画では、ギルが生き人形達を誘導しています。
これらの描写を見ていますと、救護班は星つきに準じた立場のようにも見えます。
第60話でケイトは、救護班と研究班を比較して「救護班の方がエリートっぽいけど…」と考えていましたが、それは正解かも知れません。
もしケイトが星つきを目指すのであれば、まずは救護班を目指してもいいかも知れませんね。
それに、ケイトとエミリコだったら看護服姿も絶対似合うでしょうし…。
以前VTuberの名取さな氏がシャドーハウスを紹介した際、ソウマトウ先生がナースキャップを被ったケイトとエミリコのイラストを公開していましたが、是非とも作中でも見てみたいですね!
いや、でもそれよりローズマリーのナース姿を希ぼ(以下略)
でもそうするとジョンは研究班に入った方が良さそうですね。
きっと、ジョンの腕力とショーンの耳と鼻の良さは重宝されること請け合いです。
さて、妄想はここまでにしておいて物語の続きへとまいりましょう。
大広間に集められた生き人形達ですが、そこに車椅子に乗った生き人形が登場します。
「重症だって聞いていたけどもう大丈夫なの?」と尋ねるポニーテールの少女の台詞を聞き、思わず振り返るエミリコ。
エミリコにとって重症だった生き人形など、ローズマリーをおいて他にはありません。
私もこの時、全くエミリコと同じ反応をしてしまいました。
ところが、そこに居たのは少年の生き人形でした。
初登場した救護班の少年にローズマリーの様子を尋ねますが、無言でかぶりを振るばかりです。
その返事にエミリコは落ち込んでしまいました。
ただ、ここからはいつものエミリコです。
先日の亡霊騒動では失礼なことをした、と謝罪と感謝を述べるヴィクターに対し、満面の笑顔で彼の回復を祝福します。
流石エミリコです。私にはここまでの心の広さはありませんでした。
しかしその直後、大広間に緊張が走ります。
星つき達の入場。
ですがその脇には、本来なら生き人形達の集まりに来る筈の無い、シャドーの姿がありました。
あまりに予想外の出来事。
そしてそれを更に上回る布告がバーバラから下されます。
_____「喜びの会」を始める!
突如告げられた「喜びの会」の開催に、大広間は狂喜乱舞です。
反対に、突然の星つきからの命令にエミリコとショーンは驚愕です。
まだ猶予があると考えていたエミリコとショーンにとってこれは奇襲でした。
なす術もなく流されるまま、二人は珈琲を飲み干しました。
早朝の喜びの会が終わり、部屋に戻ったエミリコ。
起きるや否や、再び洗脳状態に陥ったエミリコを見たケイトは呆然です。
すぐさまあの時のように、エミリコに水を飲ませようとしました。
しかし洗脳されたエミリコはケイトの言うことなど聞きません。
まるで壊れたロボットのように暴走していきます。
ただこの辺りのエミリコの発言や行動を見てみると、違和感が生じます。
ケイトの言うことを聞かない、でもなぜか「シャドーハウスのために」ではなく「ケイト様のために」と発言している、パンちゃんに目を奪われる……。
そして、何よりも瞳は正常なままです。
非常手段としてすす能力でエミリコを拘束・就寝させると、ケイトは今のエミリコの状態を分析しました。
ようやく大人しくなったエミリコから背を向け、静かに考えるケイト。
本の珈琲の記述やこれまでの経緯、先程のエミリコの状態や今まで集めた情報をもとにある推測に辿り着きました。
それは、今回の珈琲は模造品であること。
次に、星つきによる奇策であること。
そして、大広間で生き人形全員を洗脳状態に陥れたのは、星つきの一人・ベンジャミンであること…!
なんと、ハードなトレーニングに明け暮れ、あれだけ亡霊を腕力でねじ伏せていた生き人形の主人のすす能力は、洗脳系でした!!
星つき会議でケイトを亡霊事件の犯人に仕立て上げようとしていた時は、ただの筋肉キャラかと思っていました。しかしそんなベンジャミンが洗脳系のすす能力の持ち主とは意外過ぎます。
おまけに亡霊事件の時もそうでしたが、生き人形のベンは冷静に他の生き人形に指示をするなど、決して腕力だけが取り柄ではない描写がされていました。
煤をコントロールできないバーバラ。
いざという時の脇の甘さを露呈したスザンナ。
温和な研究者のオリバー。
第58話のラストでケイトは、現星つきを『クリストファー以下』と断じていましたが、確かに上記の三組についてはそうかも知れません。
しかしあの時真っ先にケイトを威嚇したベンジャミンは、その行動通りの能力を持ち合わせていました。
いや、もしかすると現星つきでは最強といっても過言ではないでしょう。
大広間の最も背後ですす能力を発動するベンジャミンは、まるでこどもたちの棟の支配者のようです。
ここにきて、強大で厄介な敵が出現しました。
幸い、彼のすす能力は洗脳が薄い者には短時間しか効果がなかったようです。
暫くするとエミリコは洗脳から目覚めました。
しかし、遠隔から数刻に渡って影響を及ぼすベンジャミンの能力は侮れません。
すぐさまジョンと今朝までハイテンションだったというショーンと合流すると、此度の喜びの会について情報交換をしました。
ケイトの推理にショーンも驚嘆しています。
ですが、ケイトの話をまとめるとショーンも推理力を発揮しました。
「館は二つに分断されている 情報までも…」
こういう時のショーンの表情と台詞は格好良いですね。
物語が一気に緊迫した、第19話のラストを思い出してしまいました。
アクションやサスペンスが非常に良く似合いますね。
それに対抗するのは、もちろんジョンです。
腕を回し、臨戦態勢で廊下を駆けだすジョン。
目的は当然、愛するケイトのためです。
それにつき従うショーンも実に良い表情をしていますね。
ハイテンションじゃない時だって、ジョンの「顔」として十二分です。
これまでの描写から、簡単に攻略できるかと思われた“こどもたちの棟”。
しかしそれを阻止すべく、強力な難敵が姿を現しました。
『奇策』を用いた星つきに対し、果たしてケイトには何か『秘策』があるのでしょうか。
ですがそんな疑問などジョンは抱いてはいないでしょう。
愛する女性のために、将来の「影の屋敷王」がこれから本気を出します!!
※当初、2ページ目で少年生き人形を誘導していたのを『ダグ』としていましたが、正確には『ギル』でしたので修正致しました。
ご指摘下さった方、どうもありがとうございました。
(R2.5.11 0:17)
物語は、けたたましく鳴る鈴の音から始まりました。
いつもより早く起こされて、目をこするエミリコ。
普段と違う朝の様子に疑問顔で廊下を歩きます。
なぜ普段と様子が違うのかというと、救護班のイヴが手を叩いて誘導しているからです。
更に少年生き人形の区画では、ギルが生き人形達を誘導しています。
これらの描写を見ていますと、救護班は星つきに準じた立場のようにも見えます。
第60話でケイトは、救護班と研究班を比較して「救護班の方がエリートっぽいけど…」と考えていましたが、それは正解かも知れません。
もしケイトが星つきを目指すのであれば、まずは救護班を目指してもいいかも知れませんね。
それに、ケイトとエミリコだったら看護服姿も絶対似合うでしょうし…。
以前VTuberの名取さな氏がシャドーハウスを紹介した際、ソウマトウ先生がナースキャップを被ったケイトとエミリコのイラストを公開していましたが、是非とも作中でも見てみたいですね!
いや、でもそれよりローズマリーのナース姿を希ぼ(以下略)
でもそうするとジョンは研究班に入った方が良さそうですね。
きっと、ジョンの腕力とショーンの耳と鼻の良さは重宝されること請け合いです。
さて、妄想はここまでにしておいて物語の続きへとまいりましょう。
大広間に集められた生き人形達ですが、そこに車椅子に乗った生き人形が登場します。
「重症だって聞いていたけどもう大丈夫なの?」と尋ねるポニーテールの少女の台詞を聞き、思わず振り返るエミリコ。
エミリコにとって重症だった生き人形など、ローズマリーをおいて他にはありません。
私もこの時、全くエミリコと同じ反応をしてしまいました。
ところが、そこに居たのは少年の生き人形でした。
初登場した救護班の少年にローズマリーの様子を尋ねますが、無言でかぶりを振るばかりです。
その返事にエミリコは落ち込んでしまいました。
ただ、ここからはいつものエミリコです。
先日の亡霊騒動では失礼なことをした、と謝罪と感謝を述べるヴィクターに対し、満面の笑顔で彼の回復を祝福します。
流石エミリコです。私にはここまでの心の広さはありませんでした。
しかしその直後、大広間に緊張が走ります。
星つき達の入場。
ですがその脇には、本来なら生き人形達の集まりに来る筈の無い、シャドーの姿がありました。
あまりに予想外の出来事。
そしてそれを更に上回る布告がバーバラから下されます。
_____「喜びの会」を始める!
突如告げられた「喜びの会」の開催に、大広間は狂喜乱舞です。
反対に、突然の星つきからの命令にエミリコとショーンは驚愕です。
まだ猶予があると考えていたエミリコとショーンにとってこれは奇襲でした。
なす術もなく流されるまま、二人は珈琲を飲み干しました。
早朝の喜びの会が終わり、部屋に戻ったエミリコ。
起きるや否や、再び洗脳状態に陥ったエミリコを見たケイトは呆然です。
すぐさまあの時のように、エミリコに水を飲ませようとしました。
しかし洗脳されたエミリコはケイトの言うことなど聞きません。
まるで壊れたロボットのように暴走していきます。
ただこの辺りのエミリコの発言や行動を見てみると、違和感が生じます。
ケイトの言うことを聞かない、でもなぜか「シャドーハウスのために」ではなく「ケイト様のために」と発言している、パンちゃんに目を奪われる……。
そして、何よりも瞳は正常なままです。
非常手段としてすす能力でエミリコを拘束・就寝させると、ケイトは今のエミリコの状態を分析しました。
ようやく大人しくなったエミリコから背を向け、静かに考えるケイト。
本の珈琲の記述やこれまでの経緯、先程のエミリコの状態や今まで集めた情報をもとにある推測に辿り着きました。
それは、今回の珈琲は模造品であること。
次に、星つきによる奇策であること。
そして、大広間で生き人形全員を洗脳状態に陥れたのは、星つきの一人・ベンジャミンであること…!
なんと、ハードなトレーニングに明け暮れ、あれだけ亡霊を腕力でねじ伏せていた生き人形の主人のすす能力は、洗脳系でした!!
星つき会議でケイトを亡霊事件の犯人に仕立て上げようとしていた時は、ただの筋肉キャラかと思っていました。しかしそんなベンジャミンが洗脳系のすす能力の持ち主とは意外過ぎます。
おまけに亡霊事件の時もそうでしたが、生き人形のベンは冷静に他の生き人形に指示をするなど、決して腕力だけが取り柄ではない描写がされていました。
煤をコントロールできないバーバラ。
いざという時の脇の甘さを露呈したスザンナ。
温和な研究者のオリバー。
第58話のラストでケイトは、現星つきを『クリストファー以下』と断じていましたが、確かに上記の三組についてはそうかも知れません。
しかしあの時真っ先にケイトを威嚇したベンジャミンは、その行動通りの能力を持ち合わせていました。
いや、もしかすると現星つきでは最強といっても過言ではないでしょう。
大広間の最も背後ですす能力を発動するベンジャミンは、まるでこどもたちの棟の支配者のようです。
ここにきて、強大で厄介な敵が出現しました。
幸い、彼のすす能力は洗脳が薄い者には短時間しか効果がなかったようです。
暫くするとエミリコは洗脳から目覚めました。
しかし、遠隔から数刻に渡って影響を及ぼすベンジャミンの能力は侮れません。
すぐさまジョンと今朝までハイテンションだったというショーンと合流すると、此度の喜びの会について情報交換をしました。
ケイトの推理にショーンも驚嘆しています。
ですが、ケイトの話をまとめるとショーンも推理力を発揮しました。
「館は二つに分断されている 情報までも…」
こういう時のショーンの表情と台詞は格好良いですね。
物語が一気に緊迫した、第19話のラストを思い出してしまいました。
アクションやサスペンスが非常に良く似合いますね。
それに対抗するのは、もちろんジョンです。
腕を回し、臨戦態勢で廊下を駆けだすジョン。
目的は当然、愛するケイトのためです。
それにつき従うショーンも実に良い表情をしていますね。
ハイテンションじゃない時だって、ジョンの「顔」として十二分です。
これまでの描写から、簡単に攻略できるかと思われた“こどもたちの棟”。
しかしそれを阻止すべく、強力な難敵が姿を現しました。
『奇策』を用いた星つきに対し、果たしてケイトには何か『秘策』があるのでしょうか。
ですがそんな疑問などジョンは抱いてはいないでしょう。
愛する女性のために、将来の「影の屋敷王」がこれから本気を出します!!
※当初、2ページ目で少年生き人形を誘導していたのを『ダグ』としていましたが、正確には『ギル』でしたので修正致しました。
ご指摘下さった方、どうもありがとうございました。
(R2.5.11 0:17)

shadowsblog
が
しました