前記事では第107話について気付いたことを大量に挙げました。

まだこんなに様々な謎を出してくるとは、シャドーハウスは底知れませんね。

以前シャドーハウスの伏線や謎について「三歩進んで二歩下がる」と表現しましたが、もはや「百歩下がって一歩も進マズ」みたいな状態です。第99話のパトリックではありませんが「ケイト知っていることがあるなら教えてくれ」と叫びたい気分ですよ。

あと数時間で第108話が公開なのでそわそわしてきました。

我々は一読者としては、あれやこれやと想像し、じっとソウマトウ先生の正典を待つのみです。
まあそれも楽しい時間ですよね。


ただ、それでもなんだか落ち着かないので、一点のみについてちょっとした推測をしたいと思います。

それは、第107話の語り部となった一人の女性についてです。

現在のケイトの行動と彼女の生涯を想像した時、何だかこれまでの描写が腑に落ちる気がしたんですよね。

今回の記事では、そこに焦点を当てて書いていきたいと思います。


では第107話のネタバレを含みますので、続きよりどうぞ。



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私が第107話を読んで考えたことは前記事の通りですが、深堀すると疑問に思う部分が出てきました。

私が一番引っ掛ったのは、仮にキャサリンが産み侍女が育てた「ケイト」がエミリコの主人の「ケイト」だとすると、ケイトはミラーハウスについて誰から聞いたのかという疑問です。


ケイトは描写されている通り、ミラーハウスから遠く離れた場所で産まれました。そこは侍女の祖母が住んでいたという家です。侍女が最初に行こうとしていた実家の集落も相当遠いようですが、侍女の祖母はもっと僻地に住んでいたことが伺えます。

というか、洞窟の先にある崖の上の家ってかなり不便ですよね。なぜこんなところに住んでいたのかよく分かりません。もしかしたら世捨て人だったんじゃないかと思えてきます。

ただ世捨て人とはいえ、侍女が存在しているということはそこには祖父もいて、そして侍女の親を育てていたのでしょう。そこまで僻地ではないのかも知れませんね。


しかし、私が問題視しているのはそこではありません。問題は、情報が遮断されているに等しい場所で育ったケイトが、なぜミラーハウスを知り、そして奪還を志すようになったかの経緯です。


侍女はミラーハウスについて「二度とあの場所に戻ろうとは思いませんでした」と語っています。

忌まわしい記憶がそうさせたのでしょう。ましてやキャサリンのお世話をしなくてはならないのだから、それくらい警戒心があってもおかしくありません。当然の考えでしょう。


でもそうすると、キャサリンの「忘れ形見」である大切な「ケイト」に、ミラーハウスについて語るのかという疑問が湧いてくるんですよね。普通だったら、ミラーハウスなどなかったものとしてケイトを育てようとするでしょう。


ではなぜ、ケイトはミラーハウスを知ることができたのか。


理由の一つとしては、侍女はケイトを連れて祖母が住んでいた家を出ていったという推測ができます。

この場合キャサリンは落命してしまったという悲しい事実が突き付けられるわけですが、侍女がケイトを「忘れ形見」と言っている以上、キャサリンはもうこの世にいないと見た方が自然です。もしそうでないとすれば、あっと驚く事実が露見することでしょう。ならば侍女は祖母の家を出た可能性が高いです。


そしてこれからケイトと暮らしていくのですから、自給自足の生活は無理でしょう。

それに侍女の性格からすれば、表向きは孫として育てていても、キャサリンの子供として身の回りの世話をしていたと思います。ならばミラーハウスの麓ではなく、実家の集落か別の街へケイトを連れて行ったのではないでしょうか?

それなら社会と隔絶されたわけではなく、ミラーハウスのことが自然にケイトの耳に入ってもおかしくありません。それこそ、ミラーハウスに詳しい誰か、或いはミラー家の生き残りがケイトを唆したとしても辻褄が合います。そうしてケイトは今に至ったのはないでしょうか?


ただそれでも、じゃあ誰がそれをケイトに伝えたのかとか、そもそもなぜケイトは異様にシャドーハウスに詳しかったのかとか分かりませんね。

そもそも侍女は「そんな噂は聞こえてきません」というのですから、侍女とケイトの生活圏内でシャドーハウスの情報を入手するのは難しく思えてきました。


う~ん、そうするとケイトが産まれてから、侍女の行動が変わったと考えた方が簡単な気がしてきましたね…。

例えば、侍女がケイトをミラー家の当主として帰還させるべく、情報収集しながらケイトを教育して計画を行動に移した、とか。それならケイトのその後の行動が、今の彼女にすんなり繋がります。


そこまで考えた時、私は突拍子もない説が浮かびました。


ミラーハウスとは離れた場所に住んでいて、情報収集や潜入に必要なスペックを持っていて、侍女と同じく黒髪の人物……。



もしかして、ラム(シャーリー)って侍女の血縁者なのではないでしょうか?



いや、本当に荒唐無稽な妄想なのは分かってますよ!?

既に同期組がシャドーハウスに来る前から仲間だった、という設定でお腹いっぱいなのに、更にケイトとラムに繋がりがあったりなんかしたら、どれだけミラクルかって話です。

というか、そんな過去があったら幾らエミリコとはいえラムに嫉妬しちゃうんじゃないかな?(見てみたい気もする)

まあジョンと気が合うエミリコにショーンは悔しがっているので、エミリコがラムを羨ましがる展開が来ても美味しいですけどね!

そしたら次はラムがショーンへと(以下ループ)


でも慎重に考えると、ラムとケイトは直接の面識はないと思います。それならどちらかが覚えていないとおかしいでしょうしね。

もっと解釈に幅を持たせるとしたら、侍女の姉妹や親戚の中に、ラムの家族がいるという程度の繋がりと考えれば良いと思います。これならエミリコも嫉妬する必要なくなります。


よし、まだ語り足りないですが長くなったので一旦まとめましょう。


本記事の推測は、

『侍女とケイトはミラーハウスから離れた場所で暮らしていた』
『幼少期のケイトにミラーハウスについて教えた人物がいた』
『その人物は何らかの手段でシャドーハウスの内部情報を得ていた』
『関係者でないとすれば何らかの方法で潜入していた可能性がある』
『もしかしたら、町外れに住んでいる+潜入が得意+黒髪、な人物』
『それは、幼少期のケイトの身近にいた=侍女に近い人物』


これらの要素を総合して、

『侍女とラムの家族には何らかの関係があった、それは血縁関係かもしれない』

という超理論で記事を終えたいと思います!!


ただ逃げ道を用意するわけではないですが、ラムだけが何故町外れに住んでいたのか、そしてなぜ洗脳が薄い様子が描かれていたのかについては、まだ理由がはっきりしていません。

これについては、単純にミラーサイドではそういったケースもあるという、あの場所での日常を描いていたからとも捉えられますが、それならわざわざラムでなくても良い筈です。

すると、やっぱりラムの育った環境にも何か重要な理由がある気がするんですよね。


それが本記事で述べた内容の一部なのか、それとも他に何か重大な理由があるのかは不明ですが、その答えはきっと、いつか明かされると信じています。


今回も長文に付き合って頂きどうもありがとうございました。

さて、では第108話を待つとしますか。