扉絵にある「誰何」とは、何者か分からない人物を指す言葉だそうです。
私も調べてみて初めて知りました。

シャドーハウスの扉絵では、稀に難しい熟語が使われることがあります。
第3話の「胡乱」や、第27話の「十年一日」などがその代表例です。
普段見かけない言葉があることで、シャドーハウスという謎多き作品の非日常さを、より一層引き立てています。
西洋風の世界観なのに、漢字熟語が似合うとは不思議なものです。

さて、今回の作品タイトルは金色で書かれています。
多分第3巻発売の記念だと思いますが、作者名も金色で書かれているのは初めてですね。第1話の時でさえ、タイトルは金色でしたが作者名は赤でした。
そういえば、2巻発売時の第28話と3巻の最後に収録された第36話の作品名はシルバーでした。こんなところにも少し遊び心があるのが面白いです。

それにしても今回の扉絵は、少々ホラーですね。
ケイトの手を取るエミリコに、黒い手が幾つもまとわりついています。
まるで一昔前の心霊写真のようです。

この絵を見て、思わず『もし複数のシャドーが、秀逸な“顔”を取り合う事態になったらどうなるんだろうか?』と考えてしまいました。
今までそんなことが起こったとは考えたくないですが、隣の芝は青いと言いますし、絶対になかったとは言い切れませんよね。

もしエミリコが人気ナンバー1の“顔”になってしまったら、あの手この手で彼女を欲しがるシャドーが出てきてもおかしくはなさそうです。
その時ケイトは、絶対にエミリコを手放さないよう奔走するんだろうなあ…

前置きが長くなりました、本題に入りましょう。

ようやく再会したケイトとエミリコですが、彼女達を隔てる茨の城は堅牢のようです。

ところが、この難攻不落と思われた仕掛けに挑むエミリコに、救いの手が差し伸べられました。
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