来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

エミリコをさがせ! ~引き絵の魅力~

今週から二週続けて休載ですね。

読者としてはシャドーハウス分が摂取できず禁断症状が出そうな勢いですが、これも次の単行本のためと思って耐え抜きたいと思います。

もっともソウマトウ先生によると既に、1回分のお話を作るのに8日間掛かっているとのことです。
なので、多分単行本とか関係なしに今後もしばしば休載があるかと思いますが、ここは気長に待つことにしましょう。

ファンからの作者先生への願いは、
健康第一・クオリティ第二・締め切り第三
に他ならないと思います。

質や量や期限にこだわるあまりに、体調を崩してしまっては元も子もないですからね。
これからも続くケイトとエミリコの物語を見るためでしたら、いくらでも待とうではありませんか。


ですが、だからといってそのまま座して待つというのもなんだか落ち着きません。

そこで、雑談がてら少し気になったところや好きなシーン、改めて気になった点の考察などを書いていきたいと思います。


第一弾は、"引き絵の魅力"です。

シャドーハウスにはしばしば、物語を遠方から描写したシーンがあります。
でもこれ、ただ遠くから見た様子を書いているだけではなく、その中にいる小さな登場人物や置物が細かく書かれていて、まるで歴史の教科書に出てくる絵巻物のようなんですよね。
記事の表題にも拝借しましたが、それはさながら"ウォーリーをさがせ!"の絵本の世界です。

今回の記事では各引き絵のコマについて語っていきますので、お持ちの方はぜひ単行本を片手に読んでみて下さいませ。

では続きからどうぞ。
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第24話 名前

いや~、最高でした。
今もまだ第24話を読んだ後の高揚感が続いていて、何だかとりとめのないようなそんな気分です。

前話のラストから推測した話の流れとは違いましたが、確かにケイトの“エミリコ”という名前に込めた想い、しかと見せて貰いました。

これです、これですよ。
エミリコを慈母の様に包み込むケイト嬢。
この眼差しこそが、エミリコをエミリコたらしめているのです。

ひいては、シャドーハウスという作品を形作る輪郭の一つともいえるでしょう。

コインに裏と表があるのと同じように、この作品も絶妙な"明"と"暗"で構成されています。
此度のケイトの独白はまさに、本作品の明るい部分の象徴といっても差支えはないでしょう。


我々読者は、第一話のエミリコがケイトに仕えてからの出来事しか知りません。

なので、エミリコの天真爛漫な性格をケイトが呆れつつも見守る、という構図がすぐに思い浮かびますが、恐らく最初からそうではなかった筈なんですよね。
多分出逢った当初は、ケイトがエミリコのことを気にかけながら世話を焼いていたと思います。
その過程でケイトの考え、哲学というものを知らず知らずのうちにエミリコは吸収していたのではないでしょうか。

時を経るに従い、どんどんとエミリコのペースに巻き込まれるケイト。
エミリコが自然体でいられるのは、ひとえにケイトが“エミリコ”という存在を認めているからにほかなりません。

名は親が与える最初の贈り物、という言葉があります。
そのケイトの想いに応えるかのように、エミリコはシャドー家の因習に縛られない素敵な子に育ちました。
エミリコの言葉を借りるならば、こんな風にエミリコを仕立てたのはケイトです。


ケイトがなぜ、ややもするとシャドー家からつまはじきにされるかも知れない行動に出るのかは分かりません。
彼女が生まれながらに持つ性格によるものなのか、それとも部屋で本を読む中で自ら見出した倫理なのか…。

いずれにせよ、最後に互いを見つめあいながら踊る二人は、ケイトとエミリコがこれまで築き上げてきた関係の集大成といえる、とても美しい姿でした。
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ヤングジャンプのアンケート投稿

公式のツイッターでも触れられていますが、先日公開された23話からシャドーハウスに関するアクセス数・コメント数が増えてきているということです。

かくいう当ブログも22話公開以降から訪問者数が増加しており、“お披露目”編が始まってからシャドーハウスに注目する方々が増えてきたという印象です。
いつも読んで下さっている方々には感謝致します、ありがとうございます。
また、一瞥でも覗いて下さった方もありがとうございます。

さて、そんなこんなで盛り上がりを見せてきたシャドーハウス。
ところが反面、ヤングジャンプ本誌の掲載順の変化から、何やら不穏な想いを吐露するコメントもちらほらと見えてきました。

まあ掲載順が後方に移ったからといって必ずしも不人気作品とは限らない、なんていう意見もありますが、ファンとしては本誌でもカラー扉で輝くエミリコやケイトを見たいという思いもあります。
そしてゆくゆくは、巻頭カラーで表紙を飾るシャドーハウスの姿を見るのが私の夢であります。

とりあえず私の夢は置いておくとしまして、なぜ管理人が本誌掲載に拘るのかといいますと、シャドーハウスはモノクロも味があって良いからです。
なんか雑誌特有のザラザラした紙の感触が、この作品には似合っているんですよね。
単純に登場人物の表情が見やすいとか、細かい背景を読み込みたいというのであれば単行本でも構わないのですが、煤が舞っている様子や暗い洋館の雰囲気が独特なシャドーハウスでは、雑誌の紙質も何だかかんだでしっくりくる気がします。

そこで今回、初めてヤングジャンプ本誌のアンケート投稿をしてみました。

今まで投稿してこなかったのか!?、と熱心なシャドーハウスファンの方々にお叱りを受けそうですが、恥ずかしながらこれまでアンケートで応援するという方法がすっぽりと頭から抜けておりました。

でも考えてみれば、出版社側としては雑誌を購入している読者も重視しているわけですから、この手を使わないわけにはいかないでしょう。
しかも切手代はタダです。

もしファンの方で雑誌も買っていて余力があるという方は、投稿してみてはいかがでしょうか。
アンケートは記号に丸を付けるだけですし、あとは御自分の住所電話番号名前を書いてポストに投函するだけです。
まあ日々忙しい方もいらっしゃるでしょうから余力があれば、の話になりますが。
私も何だかんだでこれを毎週続けるのは大変だなと正直思いました。

ですが直接作品提供者に思いを伝えるのであればこれ以上の方法はないでしょう。時間に余裕のある方はプレゼント目当てでもいいと思います。

是非とも今の盛り上がりを、目に見える形にしていきましょう!
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