来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

祝・アニメシャドーハウス第二期放映開始!

既に第二話まで放映済みだというのに遅くなってすみません!
相変わらずの遅刻記事です。


さてさて、先日7月8日にシャドーハウスの二期第1話が放映されましたね。
皆様ご覧になったでしょうか?

私はといえば、一期の時と同様リアルタイムで視聴しました。
次の日用事がありどうしようかと思いましたが、眠い目こすってTV握って、日付が変わるのを今か今かと待っておりました。


そうして始まった二期のシャドーハウス。

雲の間から覗く館の空撮から一転、急降下して館の中へと移る演出に、まるですすバトになった気分でした。一期の時とはまた違う雰囲気に期待が高まるばかりです。

さらに物語が進むにつれ、一期の頃とは変わらないエミリコの愛らしさとケイトの上品さ、二人の信頼関係と合間合間に漂う不安感に、このアニメが本当にシャドーハウスなのだということを実感させられました。


しかし、それにのみならず二期では新たな魅力も生まれています。

冒頭のバービーのアクションはアニメのオリジナルですが、あれは彼女の身体能力を見事に描いた今後の伏線となる重要な描写でした。加えて、バービーだけではなく、バーバラやマリーローズ・星つきの面々など、一期の時は登場の少なかったキャラクターにスポットが当てられるなど、ますます群像劇の様相を呈しています。
第二話ではクリストファーが早速登場して大きな話題となっていましたね。


また、作中の登場人物だけではなく、シャドーハウスという作品そのものにかかわる人々も増えてきました。

先程お話したクリストファーについても、担当声優が小野賢章氏と発表されるや否や多くのアニメファンが歓声を上げており、アニメ化の影響力に改めて驚かせられました。

一期のEDを担当したReoNaさんはOPの「シャル・ウィ・ダンス?」を歌っておりますが、そのPVではRABというグループがダンスを披露しており、グループのメンバーが相次いでツイッターでシャドーハウスについて呟くことでファンの方々にも作品が認知される、という好循環を呼んでいます。

今期のED「Masquerade」も、超有名ユニット・ClariSが手掛けているだけあって話題性は抜群でしたし、ますますシャドーハウスが世の中に広まっていることを確信できる1話・2話でした。

何度もブログで言っていますが、これは三期のみならず劇場版シャドーハウスも現実に近づいてきているのではないでしょうか?(願望)

一昨日は「黒」のフランス語版が2023年に発売予定と発表されるなど、明るいニュースもどんどん入ってきています。きっとこれからもアッと驚くような知らせが次々と舞い込むことでしょう。物語と共に、それらを見ていくのが本当に楽しみです。


正直、金曜の深夜とあってリアルタイムで視聴するのは難しいかなと思いましたが、やっぱり少しでも早く見たという衝動は今期も抑えられそうもありません。これからの3か月、目一杯楽しんでいきたいと思います。

とにもかくにも、あれだけ遠いと思っていたアニメ二期が始まりました。

ソウマトウ先生、此度は二期放映おめでとうございます!

先生の描く“もう一つのシャドーハウス”
ケイトとエミリコの大活躍がスタートです!!


第137話 がらくた【感想】

第117話のエドワード、第125話のスージーに続き、今話はバービーの単独カラー扉です。

以前でしたら単独カラー扉はエミリコの専売特許でしたが、最近になって他のキャラクターの登場が目立ってきていますね。アニメの影響によって作品自体の人気が出てきたからでしょうか。

母数が増えれば多様化が進むのは自然の摂理ですから、ひょっとしたら今後もあっと驚くようなキャラクターに焦点が当てられるかも知れません。温室班のマーガレットとマギーや、大成しないなんて言われていたウィリアム組とヘンリー組のメイン回も期待したいですね。


さて、ところでシャドーハウスにおいて初めてポートレイトが描かれたのはいつなのかご存知でしょうか?

実は、今回の扉絵の主であるバービーの初登場回(=第7話)、つまりバービーが着ていたのがポートレイトの初お披露目でした。なんと、第11話のミアではないのです!

このポートレイトは言わば生き人形にとって「制服」的な存在ですが、実際にお披露目に「合格」した生き人形のみが着ることを許された特別な服です。だからこそ、第44話でエミリコはポートレイトを着て感激していたのです。今思うと、なんだか憧れの制服を着て喜ぶ少女感がありますね。(ソウマトウ先生のシャドーハウス学園もそういえばポートレイトベースの制服だ…)(あ、でも男子は詰襟…)


扉絵のバービーも、今では考えられない眩しい笑顔をこちらに向けています。

着ている服はポートレイト。

そうとくれば、このイラストはお披露目直後の彼女の姿を現しているに違いありません。

アニメ第1話のCパート(次回予告?)で話題になっていたあのシーンとリンクした、輝かしい過去の面影。

かつての無垢な笑顔をめくってみると、その下にはあまりに辛い「消えない傷」が隠されていました。
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第136話 誰がために【感想】

あまり聞き慣れない「誰がために」という言葉。

現代風に言えば「誰のために」という意味ですが、私が真っ先に想起したのは石森章太郎氏の名作「サイボーグ009」のアニメ主題歌の題名です。

「サイボーグ009」は、悪の組織に攫われてサイボーグに改造された九人の戦士が、組織に対して造反した博士と共に世界の平和のために闘う少年漫画です。

組織に攫われて改造された人間がその組織に対して抵抗する、というとどことなくシャドーハウスを彷彿とさせますね。

ちなみに先程「少年漫画」と書きましたが、主人公の島村ジョーのナイーヴな性格が世の少女達の支持を得たことから、少女漫画誌にも掲載されたこともあります。

この辺りも男女問わない人気があるシャドーハウスに似てますね。


さて、件の「誰がために」という曲はサイボーグ戦士たちの悲哀が綴られており、今なおサイボーグ009を代表する楽曲とされています。

望まぬ改造を受けた哀しみ、普通の人間には戻れない絶望、平和のために自身が戦わざるを得ない現実、繰り返される愚かな人類の所業、否応なしに翻弄される運命……。

彼らの境遇がありったけ詰め込まれた歌詞を書いたのは、原作者の石森章太郎氏でした。すぎやまこういち氏の壮大な編曲もさることながら、この楽曲が今日でも語り継がれているのは、人生における苦しみの一つ一つを身に覚えのある出来事として、聞いた人々の心に響いているからなのかも知れません。


ところで、そうすると此度のサブタイトル「誰がために」は誰の心情を示しているのか気になるところです。

シャドーハウスでは、シャドーは偉大なるおじい様のため、生き人形は主人のシャドーのために存在しているからです。ケイト達を除けば、従来のシャドーハウスではそれが常識です。


しかし、それはあくまで表面上のことです。

今回のエピソードでは、かつて主人の心情を汲み取り間違えていた生き人形と、そのことについて気付きを得た生き人形が登場しました。
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