エミリコが所属している班の班長。

それがローズマリーです。

おっとりとした語り口に、少し高い背丈。
そして上品な振る舞いと優しい笑顔は、誰もが思い描く理想的なお姉様です。

ミアが仕事のできる面倒見のいい副官であるならば、ローズマリーは典型的な長官タイプですね。
一見頼りなさそうではありますが、組織においてはトップをこういう落ち着いていて肝の座った人物を据えると、なんだかんだで上手くいくものです。
(副官が優秀なのが前提ですけども)

ところで、ローズマリーについては前の記事でも少し触れましたが、未だに彼女の主人が登場していないなど、班員の中で一番謎が残っている生き人形でもあります。

彼女の詳細についても今後徐々に明かされていくのだとは思いますが、せっかくの休載中なので少し考察していくことにしましょう。


では続きよりどうぞ。

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“ローズマリー”と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、香料・ハーブですね。
古くより薬や料理に使われてきた植物です。

そんな花の名前を冠した名を持つのが、エミリコの班の班長であるローズマリーです。

性格は至極穏やか。
それが故にバービーには『ぼんくら』呼ばわりされていますが、その優しい性格が彼女の一番良いところだと私は思います。

特に、荒れに荒れた17話において、不安げなエミリコに対して「心配するほどじゃないわぁ」と優しく語りかけたシーンは私のお気に入りの場面だったりします。

この一言でエミリコは安心し、そのあとラムに笑顔を向けるシーンのきっかけになったと推測されますし、何よりも不安を掻き立てられた読者の中には、彼女のあの一言で救われた人も多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人です。

授業の際に、埃が積もっていることに気付いたエミリコを気に入ったといって抱きしめている様子はまるで姉妹のようです。
ケイトとは違った意味で、エミリコのことをよく気に掛けてくれています。

さて、そんな彼女ですが、ルウの主人・ルイーズが登場したことで、唯一班員の中で主人が明かされていない生き人形となりました。
こうなってくると、ローズマリーの主人はどんなお影様なのか俄然興味が湧いてきます。

果たしてケイトやサラやルイーズのように、生き人形とは反対の性格なのか。
それともパトリックのように、生き人形と息ぴったりなお影様なのか。

少なくとも単行本の帯で、当時登場済みだったケイトとサラと比較して、クエスチョンマークと共にローズマリーの主人のシルエットが描かれていましたので、今後登場する可能性は非常に高いと思います。

ですが、ではローズマリーの主人とはどんなお影様なのかと考えていたら、一つ疑問が浮かんできました。

一体彼女の主人の名は何というのでしょうか?

六つ前の記事(※題名:エミリコという名前)では、"お披露目"に出席している新人たちの名前から、多くの生き人形は主人の名の略称から付けられていることが分かりました。
ミアはその例から外れますが、主人であるサラの強い意向が反映された名前ですし、サラと比較して字数も同じです。
すると例外はエミリコだけですね。
彼女の名は、ケイトが自身とは違う生き人形でいて欲しいという願いを込めて付けた名前です。

これらの事実から考察すると、通常生き人形の名前は主人より短くなるかほぼ同じ字数になる傾向にあるといえます。
以上を踏まえてローズマリーについて考えてみましょう。

ここでまず気になるのが、彼女の名前はかなり字数が多いということです。

主人の名前が“ローズマリー”で、その生き人形の名前が“ローズ”とか、“マリー”とかいう名前ならばまだ理解できますが、そうではありません。

24話のケイトの独白を読むと、生き人形の名は
『自分の略称や愛称や近い音の名前を普通はつけるわ』
と言っています。

だとすると、略したり音を拝借することで、結果“ローズマリー”という名前になるお影様の名前とは、一体どんな名前なのでしょうか?

う~ん、なかなか思い浮かびませんね、これ。

少なくとも、“ローズマリー”という文字をすべて含む名前などある筈もないですから、主人の略称という線は消えます。

では愛称はどうかというと、『“ローズマリー”の愛称』こそはありますが、『“ローズマリー”が愛称となる名前』は見つかりませんでした。

ならば残るは、近い音の名前です。

“ローズ”や“マリー”と付く名前でしたら結構ありそうです。


ところが、です。
いくら探してみても見つかりません。

既に、“ローズ”や“マリー”という単語だけで姓や名を表すため、“ローズ○○”とか、“○○マリー”とかいう名前がないんですよね。

かつてのフランス王妃のマリー・アントワネットを例に挙げましょう。

かのお姫様の場合、“マリー”が名で、“アントワネット”が姓です。
決して“マリーアントワネット”という名や姓だったりするわけではありません。


となると、ではどんな名前が変化したら“ローズマリー”という名前になるのでしょうか。

すみませんが分かりませんでした。

ただ、これについて考えながら彼女達の生活風景を思い浮かべていたら、一つの仮説に辿り着きました。

我ながら、結構突拍子もない仮説(妄想?)だと思います。
ですが、ちょっと記事が長くなりすぎましたね。
今回はこれで一旦終わりにして、続きは次回記事で書きたいと思います。

まずはここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

次回記事は早ければ今日中に挙げたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。