つい先程、何となくソウマトウ先生のpixivを覗いていましたら、"ROSE MARY"という過去作品を見つけました。

長い髪に黒い帽子を被り、フリルのついた服に水玉模様の靴下を履いた少女が表紙の作品です。
 
一瞬、もしかしてシャドーハウスと何らかの関係が!? と思いましたが、何せ6年以上前の作品なので、内容を知ろうにも残念ながら本自体が手に入らない状況です。

もっとも、表紙を見る限りではシャドーハウスのローズマリーとは関係がなさそうですね。

ですが、過去作品の題名を登場人物の名前にしたということは、それだけローズマリーというキャラクターに思い入れがあるのか、または"ローズマリー"という単語をソウマトウ先生が気に入っているからなのではないかとついつい考えてしまいます。

まあそれを勘繰ったところで、我々読者には知る由もないですけど。

今回は、前回のローズマリーに関する記事の続きです。

果たして、ローズマリーの主人はどんな人物なのか。
彼女達の私生活を想像しながら考えていきたいと思います
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前回記事の考察では、ローズマリーの名前から彼女の主人の名を推測しようとしましたが、あえなく頓挫しました。

ですが、仮にローズマリーのお影様の名が長いと想定した場合、その私生活はかなりちぐはぐなものになるんじゃないかなと思うんですよね。


例えば、ではローズマリーの主人の名を“マリーアントワネット”だと仮定しましょう。

「登場人物はみんな英名なのに、なんでここでフランス語名が出てくるんだ!」
というツッコミがあるかと思いますが、ここは御容赦下さい。
あくまでこの後の考察をしやすくするためです。


さあ、名前を仮定したところで、彼女がどんな会話をするのか想像してみましょう。

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『私(マリーアントワネット)ね、人の目を見て話すのは苦手なの』
『そしてローズマリーが、マリーアントワネット・シャドーにとって大切な“個性”だから』
『パンを一つ食べる?ローズマリー いつも私(マリーアントワネット)には多すぎて』
『私(マリーアントワネット)も試していいかしら 仰向けに寝るのね』
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…………

長っ!!

周りに人がいないのでしたら、是非音読してみて下さい。
実にまどろっこしいです。

そう、シャドーは一人称が自身の名前なので、名前が長いとその分会話自体が長くなってしまうんですよね。

なんか、こんなお影様の会話に毎日付き合っているローズマリーの身になってみると、なぜ彼女があんなにのんびりした性格になったのかが分かる気がします。
こんな感じでいつも会話が繰り広げられていたら、のんびり大らか穏やかな性格になったとしてもやむなしですよ。

もともとのローズマリーの性格もあったでしょうが、こう考えると彼女が醸し出す雰囲気の正体が少し理解できる気がします。



ただ、これはあくまでローズマリーの主人の名前が長いと仮定した場合の話です。
当然この説には確証はありません。

逆に、そうではなくてローズマリーの主人が持つ名前は短い、という場合はどうでしょうか。
少なくとも会話のリズムは改善されるはずです。

ですが、こうなったらなったで、別の問題が生じます。
大問題です。


なぜなら、前回の記事でも触れましたが、それで生き人形に“ローズマリー”などと名付けたら、通常の生き人形の命名基準にそぐわないからです。

略称でもなく、愛称でもない。
恐らくは名前の一部の音を用いた名称でもないでしょう。

なぜ自身よりも長く、かつ似つかない名前を付けたのか。
そう問われてもおかしくありません。

でももし仮に、ローズマリーの主人が自身と全く違う名前を生き人形に与えていたとしたら……

考えられる理由は一つだけです。


ローズマリーの主人も、ケイトと同じ考えを持つシャドーなのではないでしょうか?

正直、私管理人はこの可能性の方が高いと考えています。

なぜかというと、これまでのローズマリーの行動を振り返ると、いわば“優秀な生き人形”とは言い難いからです。

“優秀な生き人形”とはすなわち、

“シャドー家に忠誠を誓う”
“余計なことは考えない”
“他の『顔』には構わずに主人に尽くす”

それが生き人形の掟です。

確かにローズマリーは、第8話の大掃除の際に、
『そうよお 私たちは恵まれているわあ』
と発言したり、第13話の授業の際にエミリコを案内しながら、
『エミリコも余計なことは考えなくていいのよぉ』
と教えていたことから、むしろシャドーハウスの掟に忠実なように見えます。

特に、授業中にエミリコがうっかり失言した時にそれを制止して忠告した時のローズマリーは、彼女らしからぬ真剣な顔でした。

ここまで書くと、彼女は生き人形として完璧なように思います。

ですが、一つだけ彼女が忠実でない部分があります。


それは、他の生き人形(特にエミリコ)を気に掛けていることです。

授業を行うことで館の中をエミリコに案内したり、亡霊が出ているにも関わらずロビンマスクの使い方を説明するなど、自身にとって特に利益にならないことを自発的にしているように思えます。

班長という立場もあるのでしょうけど、ラムの班のメンバーのように、余計なことは新人に押し付けて自分たちは主人の世話に全力を尽くす、なんていうやり方だってできた筈です。
少なくともラムの班のメンバーが、ラムに授業をしてあげていた、なんていう光景は想像もできませんしね。

こう考えると、ローズマリーのエミリコに対する待遇は破格のように見えます。

特筆されるのが、第14話でのローズマリーの行動です。
彼女はこの回ですす病に罹ってしまいますが、それはエミリコを庇ったがために起こった悲劇でした。

無事に治ったから良かったものの、もしもあそこで“こびりつき”が体の中に入り込んで壊れてしまったら、主人の世話どころの話ではありません。
ローズマリーを助けようとしたものの、顔が傷つきそうになったら「もうやだ!」と言って手を放そうとしたミアとは対称的です。

まあミアだって少なくともローズマリーを助けようとはしたわけですし、彼女は彼女でエミリコのことを気に掛けているので一概には言えません。
ですが、ミアの場合はサラとの関係もあってか、ローズマリーと比べて他の生き人形との交友に一歩引いたような印象が伺えるんですよね。

それが如実に表れたのが第17話の終盤です。

バービーが深夜の見廻りをエミリコ達に命じた直後、ミアはぶつくさ言いながら、エミリコに他の生き人形に関わると馬鹿を見ると注意しています。
それに対し、心配することはないと声をかけたのがローズマリーでした。

17話で展開された事案に対する、二人の態度の違いが表れていたように感じます。
もしかして、ミアがあんな性格になったのは、ローズマリーの行動に影響を受けたからなのかも……

さて、長くなってしまいましたが少し整理しましょう。

これまでの話で、私が考えるローズマリーの主人像はずばり、
“ケイトと似ている”
です。
そしてその理由は、ローズマリーの行動はエミリコに似ており、他の生き人形を気に掛ける場面が比較的多く見受けられるからです。


多分これは、ローズマリーの主人の思想による部分が大きいと思うんですよね。
普段のローズマリーがどんな風に主人を世話しているのか分かりませんが、あんなにのんびりしている様子を見るからに、エミリコみたいに失敗している光景がまず浮かんできてしまいます。

でも、少なくとも彼女はちゃんと“お披露目”は合格しているわけですから、何とかあの試験はクリアしたのでしょう。

するとなると、ローズマリーの主人もケイトみたいに失敗を怒鳴りつけたりしない、生き人形を個と認めた上で叱咤激励していたんじゃないかなと思えてきました。

その延長線でローズマリーはエミリコにシンパシーを感じ、それで可愛がっているなどというのは、考えすぎでしょうか。

でも、授業の時にエミリコを気に入ったといって抱きしめるローズマリーの姿には、何か特別な感情が感じられるのは私だけではないと思います。

ショーンの主人のジョンも割と掟云々はあまり興味がなさそうに見えますが、もしかしたらお影様の中にも、ケイトのように生き人形を一人の人格として尊重する者も結構いるのかも知れません。

もしや、ケイトのやりたいことって、同じ考えのシャドーを糾合して何かおっぱじめるつもりなんじゃ……

まあそれについてはまだまだ先のことになりそうなので、今回の様に休載が続いたらまた書いていきたいと思います。

果たしてローズマリーの主人はどのような人物なのでしょうか?
これも今後の楽しみとして、焦らず応援していきたいと思います。


今回も長い時間お付き合い頂き、ありがとうございました。