庭園迷路から舞台が変わり、第44話では複数の新キャラクターが登場しましたね。

ローズマリーの主人と、星つきの4人です。

いずれも生き人形ではなくシャドーですが、相も変わらず顔が見えないというのに、表情豊かです。
長らく読んでいる方の中には、もはやシャドーの表情を読み取れるという猛者もいるのではないでしょうか?
残念ながら、私はまだその境地には達してはいないです。
精進が足りないみたいですね。

ただ、どちらにせよ独特の性格を持つ彼女達に、強烈な個性を感じることは間違いないと思います。
実際問題、この作品に登場するキャラクターはみんな生き生きとしています。

これだけの多種多様な登場人物を、誰一人埋没させずに動かすには相当な苦労があるかと思います。
きっと各キャラクターの性格や設定を凄い掘り下げているのでしょうね。
いつの日か、全登場人物のキャラクター設定資料を拝んでみたいものです。

さて、新キャラクターが登場したとなると、気になるのはその名前です。
シャドーハウスでは、各登場人物の名前には何らかの意味や由来が隠されていることが数多いです。
本ブログでも何度か取り上げさせて頂いています。

そこで今回は、新キャラクターや新たに分かった名前の意味・由来を考察していきたいと思います。

では続きよりどうぞ。
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さて、第44話で新しく登場した人物とは、以下の5人です。


・バーバラ
・スザンナ
・オリバー
・ベンジャミン
・マリーローズ

マリーローズを除く4人は、『星つき』です。
バービーが生き人形達のリーダーだったように、彼らはシャドーを指導する立場にいます。

指導的立場といっても『こどもたちの棟』に住むシャドー限定のようですが、いずれにせよ大きい権限を持っているのは確実でしょう。
第17話でミアは、バービーの主人は実力者だと語っていました。この台詞は、『星つき』のリーダー=こどもたちの棟のトップ、ということを指していたんですね。
よくもまあ、エミリコとショーンは逆らったものです。

ショーンは第19話で、バービーに逆らったことは主人のためにならない行動だった、と言っていましたが、確かに一歩間違えば危ないところでした。
もっとも、主人のジョンはそんなことお構いなしだと思いますが……

では一人ずつ考察していきましょう。


●バーバラ
バーバラについて語る前に、まずバービーについてお話ししましょう。

バービーという名前は、すばり『バーバラ』の愛称です。
そのまんまですね。
“バービー人形”という有名な人形がありますが、この人形も販売元創業者の娘の名前が『バーバラ』だったことから付けられました。
つまり、バービーもバーバラも名前の意味は同じです。

ではその名前の意味は何なのかと言いますと……

ずばり、『野蛮』です。

一応誤解がないように書いておきますが、本当に基になった名前は、キリスト教の聖人『バルバラ』だそうです。
ところが、古代ギリシャでは異邦人を『バーバリアン』と呼んでおり、度々その異邦人から侵略を受けたことから、『バーバリアン』は野蛮人を指すこととなりました。その後、音が変異した『バーバラ』も野蛮を意味する言葉となってしまったようです。
なので、英語圏では『バーバラ』という女性名は、割と普通の名前です。

でもバーバラとバービーの名前の由来としては、聖人説よりも古代ギリシャ説を推したいですね。


●スザンナ
この名前も聖書が由来だそうです。その後欧州に広まり、ドイツなど英語圏以外でも女性名として使われています。元々のヘブライ語では、『百合』または『薔薇』を指す言葉だとか。
スザンナの服は緑色ですので、ここは緑の薔薇の花言葉を参考にしてみましょう。

緑の薔薇の花言葉は、『穏やか』です。
優しくケイトとエミリコに話しかけていた、彼女にぴったりの名前ですね。

生き人形の名前は、順当にいけばスーザンと予想します。

●オリバー
この名前の由来は、スカンジナビア語で『親切な者』を意味するそうです。
一見眼鏡をかけて猫背でいるので、気難しい学者タイプかと思っていました。
案外温和な性格なのでしょうか?
もう一つの語源では『オリーブの木』があるそうですが、オリーブも欧州では“富・勝利・平和”の象徴です。
スザンナと同じく、優しい性格だったらいいなあ……
もっとも、生き人形が同じ性格とは限らないですけどね。

生き人形の名前の予想ですが、これが少々厄介です。

オリバーはアルファベットで“Oliver”と綴るのですが、愛称がオリー(Olley、他にも複数の綴り有)、ノル(Noll)、ノリー(Nolly)と、幾つもあります。とりあえずオリーが一番あり得そうでしょうか。

ちなみにソウマトウ先生は『きかんしゃトーマス』を良く観るそうですが、この作品にもオリバーという名前のキャラクターがいます。


●ベンジャミン
これもまた、聖書が由来の名前です。
欧州には聖書由来の名前が多いですね。日本の名字には自然由来の名前が多いですが、こんなところにも文化の違いが伺えます。

さてベンジャミンの由来ですが、聖ヤコブが妻の命と引き換えに得た息子の名前が『ベンジャミン』だったそうです。
そこから転じて、『最愛の息子』を意味するのだとか……

これはもしや、偉大なるおじい様と何か関係があるのでしょうか!?

と思ったのも束の間、ヘブライ語で『最も頼りになる助力者の息子』という情報もあり、何とも言えない感じです。

バーバラの助手という意味なのか、何か重大な意味を持つのか、悩ましいです。

ベンジャミンの愛称は『ベン』ですので、生き人形の名前も順当にいけばこれで間違いはないでしょう。


●マリーローズ

再三当ブログで、何回も繰り返し記事にしてきたローズマリーのお影様。
深読みし過ぎた挙句、全く明後日の方へと考察をしてしまい、完全に的外れに終わりました。

彼女の名は、『マリーローズ』。

ローズマリーを逆にした名前ですね。
いや、マリーローズを逆にした名前がローズマリーである、と言うべきでしょうか。
とにかく実態はシンプルでした。

何故既にある薔薇の品種なのに気が付かなかったのか、反省しきりです。

今更ですが、ローズマリーの花言葉は『親切』。
エミリコに色々なことを教えてあげている彼女らしい花言葉です。

翻って、マリーローズはピンク色の薔薇の品種なのですが、ピンク色の薔薇の花言葉は『気品』『温かい心』。
マリーローズはケイトに対し、宝塚歌劇団よろしく何でも教えてあげると語っていました。
こちらも彼女にぴったりの花言葉ですね。



以上が、第44話で登場したキャラクターの名前の検証となります。

考察にあたって、花言葉を乱用しているのはスルーして下さい。
何だかんだで当てはまってしまう登場人物たちがいけないんです。(言い訳)


一応弁明しておきますが、ここで書いたのは管理人の独自解釈であって、公式のものではありません。
ですが、意外とこういった考え方も楽しいのではないかと思い、記事にまとめてみました。

考えすぎだったり見当外れだったりする部分もあると思いますが、これもシャドーハウスの一つの楽しみ方の提案として、温かく受け止めて頂けましたら幸いです。

もし他にも何か新説などがありましたら、是非ご意見お聞かせ下さい。

他の登場人物についても近々取り上げたいと考えています。