強力な自信家で、優秀。態度は尊大で、周りは自分達以下だと見下す。
反面、主人に対する姿勢は真摯で、決して表には出ずにサポートに徹する……
それがパトリックの生き人形、リッキーです。
初登場から暫くは、何だか嫌味でプライドが高いキャラクターでした。ところが、“お披露目”編以後は隠された彼の内面がどんどん描かれたことで、すっかり人気キャラクターになりましたね。
シャドーハウスにはあまりいないキャラクターなので、その辺が受けた理由かも知れません。
さて、主人のためなら周りを蹴落とし、誰とも馴れ合わないという態度を見せるリッキー。実際にエミリコやラムに悪態を突き、それが原因でショーンとの関係は最悪でした。
ところが意外や意外。
前回の記事で彼の行動を分析したところ、実は“お披露目”の最中にほぼ全員と絡みがありました。
考えてみれば、エドワードの指示したタイミングで転がってきた岩の餌食になったのも、リッキーでした。事前に設置した罠に引っかかったのではなく、エドワードの任意の指示で攻撃を受けたのは彼だけです。
新人達だけではなく、試験官とも関りがあったとは、ある意味リッキーは凄いですね。
ただ、“お披露目”において展開されたリッキーの交友関係については、もう一つ特筆される点がありました。それは、途中まで謎に包まれていた、あるお影様との関係です。
今回はその出来事に着目していきたいと思います。
反面、主人に対する姿勢は真摯で、決して表には出ずにサポートに徹する……
それがパトリックの生き人形、リッキーです。
初登場から暫くは、何だか嫌味でプライドが高いキャラクターでした。ところが、“お披露目”編以後は隠された彼の内面がどんどん描かれたことで、すっかり人気キャラクターになりましたね。
シャドーハウスにはあまりいないキャラクターなので、その辺が受けた理由かも知れません。
さて、主人のためなら周りを蹴落とし、誰とも馴れ合わないという態度を見せるリッキー。実際にエミリコやラムに悪態を突き、それが原因でショーンとの関係は最悪でした。
ところが意外や意外。
前回の記事で彼の行動を分析したところ、実は“お披露目”の最中にほぼ全員と絡みがありました。
考えてみれば、エドワードの指示したタイミングで転がってきた岩の餌食になったのも、リッキーでした。事前に設置した罠に引っかかったのではなく、エドワードの任意の指示で攻撃を受けたのは彼だけです。
新人達だけではなく、試験官とも関りがあったとは、ある意味リッキーは凄いですね。
ただ、“お披露目”において展開されたリッキーの交友関係については、もう一つ特筆される点がありました。それは、途中まで謎に包まれていた、あるお影様との関係です。
今回はその出来事に着目していきたいと思います。
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謎に包まれていたお影様とは、シャーリーのことです。
一言も喋らず、ひたすら沈黙を貫いていた彼女。
その理由については、第44話で明かされていましたね。
何とも悲しく、悲劇的な出来事でした。
救いは、ほんの一瞬だけでもシャーリーとラムの間に、煌めくような幸せのひと時があったことでしょうか。あの時のラムの嬉しそうな表情は、彼女が見せた数少ない笑顔のシーンです。
時を同じくして、庭園の反対側で主人と感動の再会をしている生き人形がいました。
リッキーです。
彼もまた、幾つもの試練を通して主人の元に辿り着きました。
その様子は、嘲笑が混じっていたもののドロシーから『可愛い』と言われるくらいのはしゃぎようでした。パトリックから労いの言葉を掛けられながら胸に手をやるリッキーは、まさしく主君のために忠誠を尽くす騎士のようです。
この二人を見てみれば分かる通り、生き人形にとっては主人のシャドーは絶対の存在です。
その主人に尽くすことが、生き人形の至上使命です。
ところが、ラムはその主人から名前を授かっていませんでした。
それが故に彼女は苦しんでいたのです。
そんなラムが報われたのが、再会した時にシャーリーの口から出た「ラム」という呼び声です。
45話の冒頭でラムは、その時のシャーリーの声を「優しい響き」と振り返っています。
「おじい様のすす入り珈琲」によって、その記憶さえもラムの中から消えてしまうと思うと残念ですが、館の悪意に負けるようなラムではないと信じたいところです。
ただエミリコ達との楽しい日々を覚えているのに「顔の見えない人形」として働くのとどっちが辛いのか……
何とも悩ましいですね。
ところで、ここで一つの疑問が浮かびました。
この「ラム」という名前。これをシャーリーは、どこで知ったのでしょうか?
御存知の通り、これはシャーリーが付けた名前ではなく、人差し指の“ラミー”が付けた名前です。
この“ラミー”についてもまた謎の存在ですが、ここでは少し置いておきましょう。それよりも問題は、この「ラム」という名前を、シャーリーの前で名乗っていたかどうかです。
もし部屋の中でラムが、シャーリーに『私の名前はラムです!埒が明かないですし、今日から外の掃除に呼ばれているというのに、名無しじゃどうしようもありません!(怒)』なんて宣言していれば話はそれで終わりですが、こんな光景は想像できません。
かといって、恐る恐るラムがシャーリーに、『あの、私の名前はラムで良いでしょうか?』なんて申し出ているのも想像できません。そんなの普通に考えれば失礼極まりないですからね。
相撲でいえば、親方から貰うしこ名を勝手に名乗るようなものです。ラムはそんなことをする子ではないでしょう。
ならば考えられることは一つだけです。
第33話でリッキーがシャーリーに挨拶をした、あのシーン。
あの時に初めて、シャーリーはいつも周りで世話をしていた少女が「ラム」であることを知ったのではないでしょうか?
詳細はまだ分からないので何とも言えませんが、仮にシャーリーの聴覚や視覚・知能に問題はないと考えた場合、ルウとリッキーを見て『いつも私の傍にいる子じゃないや』と思った筈です。
その上で、リッキーの挨拶で『ああ、あの子の名前はラムなんだ…』と初めて知ったと考える方が自然な気がします。
そしてラムとの再会の際に、試しに「ラム」と呼び、ラムの喜びの表情を見て、いつも傍で仕えていた生き人形が「ラム」であったと確信したのではないでしょうか?
そう考えると、リッキーのシャーリー&ラムに対する貢献は多大なものになります。
なぜなら、広間でリッキーが率先してダンスを行ったことで、シャーリーとラムの関係が近づいたからです。更に、シャーリーに従者の名前を教えたことでそれが決定的になったとすれば、知らないところでリッキーは二度もラムを救っていたことになります。
私は以前、リッキーのシャーリーやルイーズに対する態度は慇懃無礼だと書きましたが、撤回します。
恐らく、リッキーの行動がなければ失意のままラムは“お披露目”を終えていたことでしょう。
しかしそうならなかったのは、リッキーの存在があってこそだと結論します。
彼の行動哲学は、ひたすら『パトリック様のために』です。
ところがこうした観点から観察すると、やっぱり態度はどうであれ、リッキーは優秀なんだなあと思いました。
謎に包まれていたお影様とは、シャーリーのことです。
一言も喋らず、ひたすら沈黙を貫いていた彼女。
その理由については、第44話で明かされていましたね。
何とも悲しく、悲劇的な出来事でした。
救いは、ほんの一瞬だけでもシャーリーとラムの間に、煌めくような幸せのひと時があったことでしょうか。あの時のラムの嬉しそうな表情は、彼女が見せた数少ない笑顔のシーンです。
時を同じくして、庭園の反対側で主人と感動の再会をしている生き人形がいました。
リッキーです。
彼もまた、幾つもの試練を通して主人の元に辿り着きました。
その様子は、嘲笑が混じっていたもののドロシーから『可愛い』と言われるくらいのはしゃぎようでした。パトリックから労いの言葉を掛けられながら胸に手をやるリッキーは、まさしく主君のために忠誠を尽くす騎士のようです。
この二人を見てみれば分かる通り、生き人形にとっては主人のシャドーは絶対の存在です。
その主人に尽くすことが、生き人形の至上使命です。
ところが、ラムはその主人から名前を授かっていませんでした。
それが故に彼女は苦しんでいたのです。
そんなラムが報われたのが、再会した時にシャーリーの口から出た「ラム」という呼び声です。
45話の冒頭でラムは、その時のシャーリーの声を「優しい響き」と振り返っています。
「おじい様のすす入り珈琲」によって、その記憶さえもラムの中から消えてしまうと思うと残念ですが、館の悪意に負けるようなラムではないと信じたいところです。
ただエミリコ達との楽しい日々を覚えているのに「顔の見えない人形」として働くのとどっちが辛いのか……
何とも悩ましいですね。
ところで、ここで一つの疑問が浮かびました。
この「ラム」という名前。これをシャーリーは、どこで知ったのでしょうか?
御存知の通り、これはシャーリーが付けた名前ではなく、人差し指の“ラミー”が付けた名前です。
この“ラミー”についてもまた謎の存在ですが、ここでは少し置いておきましょう。それよりも問題は、この「ラム」という名前を、シャーリーの前で名乗っていたかどうかです。
もし部屋の中でラムが、シャーリーに『私の名前はラムです!埒が明かないですし、今日から外の掃除に呼ばれているというのに、名無しじゃどうしようもありません!(怒)』なんて宣言していれば話はそれで終わりですが、こんな光景は想像できません。
かといって、恐る恐るラムがシャーリーに、『あの、私の名前はラムで良いでしょうか?』なんて申し出ているのも想像できません。そんなの普通に考えれば失礼極まりないですからね。
相撲でいえば、親方から貰うしこ名を勝手に名乗るようなものです。ラムはそんなことをする子ではないでしょう。
ならば考えられることは一つだけです。
第33話でリッキーがシャーリーに挨拶をした、あのシーン。
あの時に初めて、シャーリーはいつも周りで世話をしていた少女が「ラム」であることを知ったのではないでしょうか?
詳細はまだ分からないので何とも言えませんが、仮にシャーリーの聴覚や視覚・知能に問題はないと考えた場合、ルウとリッキーを見て『いつも私の傍にいる子じゃないや』と思った筈です。
その上で、リッキーの挨拶で『ああ、あの子の名前はラムなんだ…』と初めて知ったと考える方が自然な気がします。
そしてラムとの再会の際に、試しに「ラム」と呼び、ラムの喜びの表情を見て、いつも傍で仕えていた生き人形が「ラム」であったと確信したのではないでしょうか?
そう考えると、リッキーのシャーリー&ラムに対する貢献は多大なものになります。
なぜなら、広間でリッキーが率先してダンスを行ったことで、シャーリーとラムの関係が近づいたからです。更に、シャーリーに従者の名前を教えたことでそれが決定的になったとすれば、知らないところでリッキーは二度もラムを救っていたことになります。
私は以前、リッキーのシャーリーやルイーズに対する態度は慇懃無礼だと書きましたが、撤回します。
恐らく、リッキーの行動がなければ失意のままラムは“お披露目”を終えていたことでしょう。
しかしそうならなかったのは、リッキーの存在があってこそだと結論します。
彼の行動哲学は、ひたすら『パトリック様のために』です。
ところがこうした観点から観察すると、やっぱり態度はどうであれ、リッキーは優秀なんだなあと思いました。

今回の庭園ではただひとりすべてのシャドーに出会ったのがリッキーでしたね。
シャーリーに挨拶し、ルイーズに貶され、ジョンに命を救われ、パトリックに煤能力を教え、そしてケイト組にとっては合格の大きな助けになりました。
リッキーがこんなに活躍してくれるとは予想外でした。
shadowsblog
が
しました