既に手に入れた方も多いかと思いますが、めでたく2月19日にシャドーハウス第4巻が発売されました!
前記事でも述べましたが、各書店でそこそこ扱いが大きくなってきており嬉しい限りです。
ところで、これまでは単行本発売の度にポスターやPVの公開がありましたが、今回はそういった動きはなかったようですね。
もっとも、特典カード配布が500店舗で展開されたこと自体がプロモーションだったとも言えますし、喜久屋書店(一部)とアニメイトでの特典復活もナイス判断だったと思います。
良い流れですね。
このまま世界に広がれ! シャドーハウスの輪~~♪(※マリーローズの真似)
当記事では単行本4巻を読んでみて、気付いたことなどをまとめてみました。
また、3巻の時は別記事で書いた雑誌連載時との変更点も併せて書いていきます。(4巻の変更点は誤字修正2か所しかなかったため)
もちろんかなりネタバレも含みますので、続きよりお願いします。
前記事でも述べましたが、各書店でそこそこ扱いが大きくなってきており嬉しい限りです。
ところで、これまでは単行本発売の度にポスターやPVの公開がありましたが、今回はそういった動きはなかったようですね。
もっとも、特典カード配布が500店舗で展開されたこと自体がプロモーションだったとも言えますし、喜久屋書店(一部)とアニメイトでの特典復活もナイス判断だったと思います。
良い流れですね。
このまま世界に広がれ! シャドーハウスの輪~~♪(※マリーローズの真似)
当記事では単行本4巻を読んでみて、気付いたことなどをまとめてみました。
また、3巻の時は別記事で書いた雑誌連載時との変更点も併せて書いていきます。(4巻の変更点は誤字修正2か所しかなかったため)
もちろんかなりネタバレも含みますので、続きよりお願いします。
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●カバー表紙
今回の表紙は、暗い部屋でソファに座るケイト嬢の御姿でした。
こちらに相対して佇む姿をじっと見ていると、なんだか気圧されるようなそんな感覚になってきます。
後ろめたいことは何もないのに、この居心地の悪さは何なのでしょうか?思わず第50話の扉絵を思い出してしまいました。
背景は、壁一面に貼られた登場人物たちの肖像画です。
まるでフィレンツェのピッティ美術館を彷彿させる部屋です。(この美術館はもともと宮殿だった建物の部屋に大量の絵が飾ってあります。ラファエロの「小椅子の聖母」が有名。)
一体化が済んでいるシャドー達の表現がまた良いですね。“顔”が切り取られた部分から現れた彼らの本当の姿が、不気味さを強調しています。
ケイトのソファの肘掛けにはナイフが煌めいています。このナイフが刻んだのは重鎮達の“顔”だけでなく、偉大なるおじい様の肖像そのものでした。
これは、偉大なるおじい様には“顔”がないことを示唆しているのでしょうか?それとも完膚なきまでにこの館を叩き潰そうとするケイトの強い意志なのでしょうか?
単行本の帯には「“秘密”があるってゾクゾクしますね」という白井カイウ先生(約束のネバーランド作者)の評が書いてありますが、その帯の下にはまさしく、ケイトの秘密である偉大なるおじい様への反抗心が隠されています。
何とも憎い演出です。
もっとも、白井先生が最初に書こうとしていた評を見る限りでは偶然でしょうね…。
●扉
表紙の次のページのことです。
今巻もエミリコの部屋が描かれていますが、これまでとは違って無人ではありません。誰がいるのかと言いますと、ケイトです。
シチュエーション的に第47話の様子ですね。
●登場人物紹介
4巻も引き続き『庭園迷路編』ですので、3巻とほぼ変わりなしです。
顔の見えない人形が追加されただけですね。
ただ登場人物の脇に描かれた絵が可愛いです。ケイトの脇には籠と薔薇、エミリコの脇には荷車とシロツメクサ、ジョンの脇には手紙…、といった感じです。
3巻ではランタンがラムの脇に描かれていましたが、4巻では変わっています。
本編を読んだ後に改めて見て、胸が詰ました。
ちなみにエリーやジェラルド、重鎮達は収録最終話の直後で紹介されています。これは第48話が掲載された週刊ヤングジャンプ2019年52号の「影館通信vol.1」から抜粋したものです。
単行本ではシャーリーとラムの紹介文が追加されています。ああ、現実が付きつけられて辛い…。
●単行本途中の設定情報
4巻では、3D制作による資料等①(お披露目の間・すす時計)・3D制作による資料等②(ノットガーデン・鳥籠型の檻)・3D制作による資料等③(すす列車)の設定情報が掲載されています。
本ブログのかなり最初の記事で、ケイトやエミリコの部屋を矛盾なく描けているのが凄い!と書きましたが、こういった資料を作っていたからだったのだとようやく分かりました。
ソウマトウ先生はきかんしゃトーマスが好きらしいので、すす列車の設計とかノリノリで作ったんだろうなあ。
●巻末カラーページの設定情報
これまでの単行本と同じく、巻末のカラーページにはシャドーハウスの世界観の設定が記載されています。
4巻では、
・すす炭
・村
・星つき①
・生き人形とは②
・生き人形の役割②
・シャドー一族とは③
・珈琲
の説明がありました。
特にすす炭と村については、私が以前から気になっていたことの答えが書いてありました。
これについては単行本購入者へのおまけみたいなものですので、具体的な内容はもう少し時間が経ってから触れたいと思います。
●裏表紙
今回は鏡に映ったラムの横顔が描かれています。
今巻も予測が当たって少し嬉しい気分です。
でも彼女が着ているのはポートレイトではなく真っ黒い服です。顔の見えない人形の服でしょうか?
まるで未亡人のような恰好にも見えて、寂しい限りです。
この様子だと次巻ではルウかリッキーでしょうか。またはローズマリーやバービーかも知れませんね。
●雑誌連載時との相違点
P8の第37話のジョゼフの台詞が「確信的」から「革新的」に、P184のエミリコの台詞が「スザンナ」から「スザンナ様」に変更されています。
絵については特に違いは見受けられませんでした。
●各話と各話の繋ぎ①
雑誌連載中からもしやと思っていたのですが、単行本に収録されても全然違和感ない構成となっています。
大抵漫画の場合、冒頭は前回の振り返りで同じ台詞や描写が描かれるため、単行本にそのまま収録すると二回同じ台詞が繰り返されたりします。しかしシャドーハウスではそういった点は一切ないんですよね。
特に第42話~43話と第47話~48話は、初めて読んだ人は一度に掲載されたエピソードだと勘違いしてしまうのではないでしょうか?
個人的には、第39話冒頭のソフィが第38話ラストのジョンを眺めているシーンが好きです。
●各話と各話の繋ぎ②
1箇所だけ真っ黒なページがあったことを、皆様はお気付きだったでしょうか?
そう、第43話と44話の間です。
単純に第43話のラストと44話の冒頭の空気がそぐわなかった、ということもあったでしょうけどもそれだけではないと思います。それならば設定情報等を記載したページとして追加すれば良いだけだからです。
これについては二つ推測できると思います。
一つは、第43話のラストをより際立たせ、そして一つの章が終わったことを示すため。
もう一つは、実は第44話と45話の順番は逆だったのではないかという推測(邪推?)です。
二つ目については素人考えで失礼なのは重々承知ですが、43話→44話→45話→46話と読むよりも、43話→45話→44話→46話と進んだ方が一繋がりになるのではないか?と素朴に思いました。
もちろん敢えて二つのエピソードを進展させるため交互に連載したと考える方が自然ですが、あまりにもあの黒いページの印象が強烈過ぎてつい思い浮かんだ戯言、と流して貰えればと思います。
大方、あのページは章の区切りとしての役割で間違いないと思います。
●背表紙
此度の装丁も芥陽子氏の手によるものです。これまでと変わらない、素晴らしい装飾です!
ところで4巻の発売直後から『なかなか本屋でシャドーハウスが見つからなかった』『題名が溶け込み過ぎている』という声がSNSでありましたが、多分これは背表紙のことを指しているのかなと思いました。
何故かというと、今回の題字は赤箔押しだったからです。確かに背表紙から見ると保護色になってしまっています。私も本棚に並べてみて一瞬「あれ?」と思いました。
ですがこれ、蛍光灯だと見えづらいですが、実は太陽光下だとかなり美しく見えます。なかなか綺麗に撮影できないので写真をあげられないのがもどかしいですが、1回太陽を背にして1~4巻の背表紙を眺めてみて下さい。
金銀赤に光る題名の美しさにため息が出ること必至ですよ!!
改めて読んでみると、内容だけではなく至る所に様々な技巧が凝らされていることが分かりますね。
もしかしたら私が気付いていない小ネタも沢山あるかも知れませんので、また分かったことがあれば記事にしていきたいと思います。
●カバー表紙
今回の表紙は、暗い部屋でソファに座るケイト嬢の御姿でした。
こちらに相対して佇む姿をじっと見ていると、なんだか気圧されるようなそんな感覚になってきます。
後ろめたいことは何もないのに、この居心地の悪さは何なのでしょうか?思わず第50話の扉絵を思い出してしまいました。
背景は、壁一面に貼られた登場人物たちの肖像画です。
まるでフィレンツェのピッティ美術館を彷彿させる部屋です。(この美術館はもともと宮殿だった建物の部屋に大量の絵が飾ってあります。ラファエロの「小椅子の聖母」が有名。)
一体化が済んでいるシャドー達の表現がまた良いですね。“顔”が切り取られた部分から現れた彼らの本当の姿が、不気味さを強調しています。
ケイトのソファの肘掛けにはナイフが煌めいています。このナイフが刻んだのは重鎮達の“顔”だけでなく、偉大なるおじい様の肖像そのものでした。
これは、偉大なるおじい様には“顔”がないことを示唆しているのでしょうか?それとも完膚なきまでにこの館を叩き潰そうとするケイトの強い意志なのでしょうか?
単行本の帯には「“秘密”があるってゾクゾクしますね」という白井カイウ先生(約束のネバーランド作者)の評が書いてありますが、その帯の下にはまさしく、ケイトの秘密である偉大なるおじい様への反抗心が隠されています。
何とも憎い演出です。
もっとも、白井先生が最初に書こうとしていた評を見る限りでは偶然でしょうね…。
●扉
表紙の次のページのことです。
今巻もエミリコの部屋が描かれていますが、これまでとは違って無人ではありません。誰がいるのかと言いますと、ケイトです。
シチュエーション的に第47話の様子ですね。
●登場人物紹介
4巻も引き続き『庭園迷路編』ですので、3巻とほぼ変わりなしです。
顔の見えない人形が追加されただけですね。
ただ登場人物の脇に描かれた絵が可愛いです。ケイトの脇には籠と薔薇、エミリコの脇には荷車とシロツメクサ、ジョンの脇には手紙…、といった感じです。
3巻ではランタンがラムの脇に描かれていましたが、4巻では変わっています。
本編を読んだ後に改めて見て、胸が詰ました。
ちなみにエリーやジェラルド、重鎮達は収録最終話の直後で紹介されています。これは第48話が掲載された週刊ヤングジャンプ2019年52号の「影館通信vol.1」から抜粋したものです。
単行本ではシャーリーとラムの紹介文が追加されています。ああ、現実が付きつけられて辛い…。
●単行本途中の設定情報
4巻では、3D制作による資料等①(お披露目の間・すす時計)・3D制作による資料等②(ノットガーデン・鳥籠型の檻)・3D制作による資料等③(すす列車)の設定情報が掲載されています。
本ブログのかなり最初の記事で、ケイトやエミリコの部屋を矛盾なく描けているのが凄い!と書きましたが、こういった資料を作っていたからだったのだとようやく分かりました。
ソウマトウ先生はきかんしゃトーマスが好きらしいので、すす列車の設計とかノリノリで作ったんだろうなあ。
●巻末カラーページの設定情報
これまでの単行本と同じく、巻末のカラーページにはシャドーハウスの世界観の設定が記載されています。
4巻では、
・すす炭
・村
・星つき①
・生き人形とは②
・生き人形の役割②
・シャドー一族とは③
・珈琲
の説明がありました。
特にすす炭と村については、私が以前から気になっていたことの答えが書いてありました。
これについては単行本購入者へのおまけみたいなものですので、具体的な内容はもう少し時間が経ってから触れたいと思います。
●裏表紙
今回は鏡に映ったラムの横顔が描かれています。
今巻も予測が当たって少し嬉しい気分です。
でも彼女が着ているのはポートレイトではなく真っ黒い服です。顔の見えない人形の服でしょうか?
まるで未亡人のような恰好にも見えて、寂しい限りです。
この様子だと次巻ではルウかリッキーでしょうか。またはローズマリーやバービーかも知れませんね。
●雑誌連載時との相違点
P8の第37話のジョゼフの台詞が「確信的」から「革新的」に、P184のエミリコの台詞が「スザンナ」から「スザンナ様」に変更されています。
絵については特に違いは見受けられませんでした。
●各話と各話の繋ぎ①
雑誌連載中からもしやと思っていたのですが、単行本に収録されても全然違和感ない構成となっています。
大抵漫画の場合、冒頭は前回の振り返りで同じ台詞や描写が描かれるため、単行本にそのまま収録すると二回同じ台詞が繰り返されたりします。しかしシャドーハウスではそういった点は一切ないんですよね。
特に第42話~43話と第47話~48話は、初めて読んだ人は一度に掲載されたエピソードだと勘違いしてしまうのではないでしょうか?
個人的には、第39話冒頭のソフィが第38話ラストのジョンを眺めているシーンが好きです。
●各話と各話の繋ぎ②
1箇所だけ真っ黒なページがあったことを、皆様はお気付きだったでしょうか?
そう、第43話と44話の間です。
単純に第43話のラストと44話の冒頭の空気がそぐわなかった、ということもあったでしょうけどもそれだけではないと思います。それならば設定情報等を記載したページとして追加すれば良いだけだからです。
これについては二つ推測できると思います。
一つは、第43話のラストをより際立たせ、そして一つの章が終わったことを示すため。
もう一つは、実は第44話と45話の順番は逆だったのではないかという推測(邪推?)です。
二つ目については素人考えで失礼なのは重々承知ですが、43話→44話→45話→46話と読むよりも、43話→45話→44話→46話と進んだ方が一繋がりになるのではないか?と素朴に思いました。
もちろん敢えて二つのエピソードを進展させるため交互に連載したと考える方が自然ですが、あまりにもあの黒いページの印象が強烈過ぎてつい思い浮かんだ戯言、と流して貰えればと思います。
大方、あのページは章の区切りとしての役割で間違いないと思います。
●背表紙
此度の装丁も芥陽子氏の手によるものです。これまでと変わらない、素晴らしい装飾です!
ところで4巻の発売直後から『なかなか本屋でシャドーハウスが見つからなかった』『題名が溶け込み過ぎている』という声がSNSでありましたが、多分これは背表紙のことを指しているのかなと思いました。
何故かというと、今回の題字は赤箔押しだったからです。確かに背表紙から見ると保護色になってしまっています。私も本棚に並べてみて一瞬「あれ?」と思いました。
ですがこれ、蛍光灯だと見えづらいですが、実は太陽光下だとかなり美しく見えます。なかなか綺麗に撮影できないので写真をあげられないのがもどかしいですが、1回太陽を背にして1~4巻の背表紙を眺めてみて下さい。
金銀赤に光る題名の美しさにため息が出ること必至ですよ!!
改めて読んでみると、内容だけではなく至る所に様々な技巧が凝らされていることが分かりますね。
もしかしたら私が気付いていない小ネタも沢山あるかも知れませんので、また分かったことがあれば記事にしていきたいと思います。
