久々のカラー扉でしたね。4巻発売以来でしょうか。
満を持して、ジョンとショーンが彩りを伴って初登場しました。
彼らが腰掛けている風変わりな椅子は、ウィスパリングチェアまたはキッシングチェアと呼ばれる椅子です。
何の用途に使うのかは字面から想像して下さい。
まあ普通は男女で座る椅子ですね。
でも貴族が暗殺の情報を交わしたことからアサシンチェアとも呼ぶみたいですので、この扉絵ではそちらの方が似合います。
本を伏せて従者の声に耳を澄ませるジョンが格好良いですね!
(絶対本読んでないだろうけど)
今回のお話はそんな扉絵が似合う、同期にすら明かせないケイト組とジョン組だけが知る秘密が暴かれました。
沈黙の後に告げられた犯人の名。
伏し目がちにその名を呟いたケイトの胸には、どんな感情が去来していたのでしょうか。
満を持して、ジョンとショーンが彩りを伴って初登場しました。
彼らが腰掛けている風変わりな椅子は、ウィスパリングチェアまたはキッシングチェアと呼ばれる椅子です。
何の用途に使うのかは字面から想像して下さい。
まあ普通は男女で座る椅子ですね。
でも貴族が暗殺の情報を交わしたことからアサシンチェアとも呼ぶみたいですので、この扉絵ではそちらの方が似合います。
本を伏せて従者の声に耳を澄ませるジョンが格好良いですね!
(絶対本読んでないだろうけど)
今回のお話はそんな扉絵が似合う、同期にすら明かせないケイト組とジョン組だけが知る秘密が暴かれました。
沈黙の後に告げられた犯人の名。
伏し目がちにその名を呟いたケイトの胸には、どんな感情が去来していたのでしょうか。
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2対だけで館の中を歩くケイトとジョン達。
前回のラストでローブシャドーの正体を絞り込んだケイトは、彼からの無言のメッセージを確認しようと中庭へ降り立ちました。
向かった先は、ローブシャドーの生き人形が管轄するという花壇です。
実は、深夜の見回りでローブシャドーが加筆したのはすす処理中間施設だけではなく、この花壇も追記されていたのです。
荒れ果てた花壇を前にして、浮かない顔のエミリコ。
それは花壇に花が咲いていないからではありませんでした。
早速体力に自慢のあるジョンが、一部分だけ平らになった土の部分を掘っていきました。
ちなみに体力班員のエミリコはケイトの静止があったため見守りです。心なしか、やはり元気がないように見えますね。
暫くしてジョンが見つけだしたのは一つの小瓶でした。
中には紙片が入っています。ローブシャドーのメッセージです。
初めて会った場所と時刻に会おう、という文面に困惑する一同。
なぜこんなことをするのかと呟くエミリコからは、しょげたような口調のせいか心配そうな心中が見えます。
確かに、もしかしたら罠かも知れません。
何よりもローブシャドーが何を企んでいるのか皆目見当もつきません。
しかし準備が必要だと冷静に語るケイトの胸中は、腹が煮えくり返っていました。
唇をかみしめて怒りを押し殺す横顔がそれを物語っています。
日が暮れて静まり返る館。
再びエミリコの部屋から脱出したのでしょう、ケイト達2対は深夜の大広間でとある人物を待ち受けていました。
少しして、微かな物音と共に姿を現した怪しい影。
ローブシャドーです。
大広間に緊張が走ります。
相手の出方を窺うように、ケイトは慎重に話し始めました。
最年長のローズマリーでさえ見たことのなかった亡霊が短期間で二度現れたこと、亡霊はすす能力の可能性が高いこと、最初の事件の直後にエミリコに接触してきたこと…。
それらの事実を挙げ、ローブシャドーの意図を問い質そうとします。
ところがシャドーらしからぬ頭脳明晰なケイトに、ローブシャドーはいきなり驚くような発言をしました。
ケイトもローブシャドーも、元々は“特別なモーフ”からシャドーになったという事実です。
ケイトが秘してきた事を、いとも簡単に暴露するローブシャドー。
混乱するジョン達を見やると、戸惑うケイトを尻目にこの館の真実を滔々と語り始めました。
シャドーが元々モーフという妖精であることは第45話で明かされていました。
エドワードが重鎮達にお披露目の報告をした時のエピソードです。
あの時ドロシーは、エドワードにシャドーとは何かと質問していました。
それに対し、エドワードはモーフからシャドーという『人を超える完全な存在』への道筋を付けたのが偉大なるおじい様であると答えていました。
だからこそ、生き人形=人間であることは重要な秘密だったのです。
ところが、ローブシャドーはシャドーハウスが「人攫いの館」であることを知っていました。
それどころか、モーフだった頃の記憶まで残っていると言うのです。
館の真実を知る人物の登場に、煤を出して焦るケイト。
この時のケイトは、ローブシャドーに対する不安ではなく、エミリコやジョン達に対する後ろめたさが勝っていたことと思います。
もちろん、エミリコ達に全てを話してこなかったのは彼女達を想えばこそです。
しかしこの状況でローブシャドーから暴露されたとあれば、エミリコ達の受け止め方も当然違ってきます。3人を信頼していなかったと言われても反論の余地はありません。それどころか、何か企んでいるのではと疑われることでしょう。
それを見計らってか、ローブシャドーはケイトに耳の痛い台詞を次々と吐いていきました。
最後には、結局はエミリコ達を「手下」としてしか見ておらず、優位な立場で操るさまは“シャドーハウス”と何も変わらないとまで追い詰めます。
反論しようにも、痛いところを突かれたケイトは何も言えず、ただただ煤を出すのみです。
しかし、そんな重苦しい空気を一変させたのは、開幕早々とぼけた質問を繰り出したあのシャドーでした。
ケイトの恋人として立候補中の、ジョンです。
普段から複雑な話についていけない能天気なシャドー。
しかし、この場ではそれが最大限にいい方向へと転がりました。
ケイトが言葉に詰まるや否や、果敢に彼女を擁護するジョン。
言っていることはよく考えると情けないですが、「俺じゃ言い返せない!!」と叫ぶ横顔は潔ぎ良さしかありません。
また、言葉の端々にケイトへの信頼感とエミリコとジョンに対する仲間愛、そして愛する者をこれ以上傷つけまいとする男気が溢れ出ています。
流石、将来のシャドーハウスの王であり、高みを目指す漢です。
ケイトの頭から煤が消えました。
ジョンに勇気づけられたのでしょう。
心の靄も晴れて、ケイトは不敵な笑みを浮かべました。
第50話のラストと似た横顔は頼もしいことこの上ないです。
そして顔を上げると、ケイトは反撃に出ました。
ローブシャドーと対峙するケイト。
ここからは彼女のターンです。
まずは星つきに疑われた恨みをぶちまけるケイト。
言いたい放題言われた鬱憤をまずは吐き出します。
そして次に、自身の思想はローブシャドーやシャドーハウスと異なるものであり、生き人形を犠牲にする者とは根本的に異なると明言します。
更に、生き人形を人間と知りつつも危険に晒し、まるで特別な存在のように振る舞うローブシャドーは断固許せないと宣言しました。
ケイトの正義感満載の主張の後は、いよいよ推理ショーの始まりです。
身体の特徴を隠したのはエミリコかショーンの身近な人物であること、
ピオニーに似た香水を付けた11対は除外されること、
こどもたちの個々のすす能力では亡霊を作れないこと……。
それらを簡潔に述べながら、エミリコの決定的な証言を切り札に、ケイトはローブシャドーを強硬に追求しました。
ここまでくれば、もう隠しきれません。
ケイトの勝利です。
ところが、そこまで語ったところでケイトは拳を下ろしました。
あまりにも意外な正体に、それ以上激しい詰問を続けることができなかったのです。
嘘であって欲しい。
そんな願いが、もしかしたらケイトにはあったのかも知れません。
ですがそれを振り払い、ケイトは一つの問いかけと共にローブシャドーの名を呼びました。
ケイトが名を告げると同時に、振り払われたローブ。
その下には、これまでケイトの良き相談役だったマリーローズの姿がありました。
初めて会った時と同じ「面白いね 君たち」という台詞。
そして手に携えているのは、ピオニー。
間違いなく、あの日エミリコ達が遭遇したシャドーと同一人物です。
しかし正体が暴かれたというのに、彼女の立ち姿は実に堂々としています。
一体なぜ、彼女はこうまでしてケイトと接触しようとしたのでしょうか。
そしてなぜ、二度の亡霊事件を起こしたのでしょうか。
マリーローズの名を呟いた時、寂しげに「どうしてなの?」と語り掛けたケイト。
名探偵でも解き明かすことが出来なかったその心中。
“ローブシャドー”の真の姿が、いよいよ次回明かされます!
2対だけで館の中を歩くケイトとジョン達。
前回のラストでローブシャドーの正体を絞り込んだケイトは、彼からの無言のメッセージを確認しようと中庭へ降り立ちました。
向かった先は、ローブシャドーの生き人形が管轄するという花壇です。
実は、深夜の見回りでローブシャドーが加筆したのはすす処理中間施設だけではなく、この花壇も追記されていたのです。
荒れ果てた花壇を前にして、浮かない顔のエミリコ。
それは花壇に花が咲いていないからではありませんでした。
早速体力に自慢のあるジョンが、一部分だけ平らになった土の部分を掘っていきました。
ちなみに体力班員のエミリコはケイトの静止があったため見守りです。心なしか、やはり元気がないように見えますね。
暫くしてジョンが見つけだしたのは一つの小瓶でした。
中には紙片が入っています。ローブシャドーのメッセージです。
初めて会った場所と時刻に会おう、という文面に困惑する一同。
なぜこんなことをするのかと呟くエミリコからは、しょげたような口調のせいか心配そうな心中が見えます。
確かに、もしかしたら罠かも知れません。
何よりもローブシャドーが何を企んでいるのか皆目見当もつきません。
しかし準備が必要だと冷静に語るケイトの胸中は、腹が煮えくり返っていました。
唇をかみしめて怒りを押し殺す横顔がそれを物語っています。
日が暮れて静まり返る館。
再びエミリコの部屋から脱出したのでしょう、ケイト達2対は深夜の大広間でとある人物を待ち受けていました。
少しして、微かな物音と共に姿を現した怪しい影。
ローブシャドーです。
大広間に緊張が走ります。
相手の出方を窺うように、ケイトは慎重に話し始めました。
最年長のローズマリーでさえ見たことのなかった亡霊が短期間で二度現れたこと、亡霊はすす能力の可能性が高いこと、最初の事件の直後にエミリコに接触してきたこと…。
それらの事実を挙げ、ローブシャドーの意図を問い質そうとします。
ところがシャドーらしからぬ頭脳明晰なケイトに、ローブシャドーはいきなり驚くような発言をしました。
ケイトもローブシャドーも、元々は“特別なモーフ”からシャドーになったという事実です。
ケイトが秘してきた事を、いとも簡単に暴露するローブシャドー。
混乱するジョン達を見やると、戸惑うケイトを尻目にこの館の真実を滔々と語り始めました。
シャドーが元々モーフという妖精であることは第45話で明かされていました。
エドワードが重鎮達にお披露目の報告をした時のエピソードです。
あの時ドロシーは、エドワードにシャドーとは何かと質問していました。
それに対し、エドワードはモーフからシャドーという『人を超える完全な存在』への道筋を付けたのが偉大なるおじい様であると答えていました。
だからこそ、生き人形=人間であることは重要な秘密だったのです。
ところが、ローブシャドーはシャドーハウスが「人攫いの館」であることを知っていました。
それどころか、モーフだった頃の記憶まで残っていると言うのです。
館の真実を知る人物の登場に、煤を出して焦るケイト。
この時のケイトは、ローブシャドーに対する不安ではなく、エミリコやジョン達に対する後ろめたさが勝っていたことと思います。
もちろん、エミリコ達に全てを話してこなかったのは彼女達を想えばこそです。
しかしこの状況でローブシャドーから暴露されたとあれば、エミリコ達の受け止め方も当然違ってきます。3人を信頼していなかったと言われても反論の余地はありません。それどころか、何か企んでいるのではと疑われることでしょう。
それを見計らってか、ローブシャドーはケイトに耳の痛い台詞を次々と吐いていきました。
最後には、結局はエミリコ達を「手下」としてしか見ておらず、優位な立場で操るさまは“シャドーハウス”と何も変わらないとまで追い詰めます。
反論しようにも、痛いところを突かれたケイトは何も言えず、ただただ煤を出すのみです。
しかし、そんな重苦しい空気を一変させたのは、開幕早々とぼけた質問を繰り出したあのシャドーでした。
ケイトの恋人として立候補中の、ジョンです。
普段から複雑な話についていけない能天気なシャドー。
しかし、この場ではそれが最大限にいい方向へと転がりました。
ケイトが言葉に詰まるや否や、果敢に彼女を擁護するジョン。
言っていることはよく考えると情けないですが、「俺じゃ言い返せない!!」と叫ぶ横顔は潔ぎ良さしかありません。
また、言葉の端々にケイトへの信頼感とエミリコとジョンに対する仲間愛、そして愛する者をこれ以上傷つけまいとする男気が溢れ出ています。
流石、将来のシャドーハウスの王であり、高みを目指す漢です。
ケイトの頭から煤が消えました。
ジョンに勇気づけられたのでしょう。
心の靄も晴れて、ケイトは不敵な笑みを浮かべました。
第50話のラストと似た横顔は頼もしいことこの上ないです。
そして顔を上げると、ケイトは反撃に出ました。
ローブシャドーと対峙するケイト。
ここからは彼女のターンです。
まずは星つきに疑われた恨みをぶちまけるケイト。
言いたい放題言われた鬱憤をまずは吐き出します。
そして次に、自身の思想はローブシャドーやシャドーハウスと異なるものであり、生き人形を犠牲にする者とは根本的に異なると明言します。
更に、生き人形を人間と知りつつも危険に晒し、まるで特別な存在のように振る舞うローブシャドーは断固許せないと宣言しました。
ケイトの正義感満載の主張の後は、いよいよ推理ショーの始まりです。
身体の特徴を隠したのはエミリコかショーンの身近な人物であること、
ピオニーに似た香水を付けた11対は除外されること、
こどもたちの個々のすす能力では亡霊を作れないこと……。
それらを簡潔に述べながら、エミリコの決定的な証言を切り札に、ケイトはローブシャドーを強硬に追求しました。
ここまでくれば、もう隠しきれません。
ケイトの勝利です。
ところが、そこまで語ったところでケイトは拳を下ろしました。
あまりにも意外な正体に、それ以上激しい詰問を続けることができなかったのです。
嘘であって欲しい。
そんな願いが、もしかしたらケイトにはあったのかも知れません。
ですがそれを振り払い、ケイトは一つの問いかけと共にローブシャドーの名を呼びました。
ケイトが名を告げると同時に、振り払われたローブ。
その下には、これまでケイトの良き相談役だったマリーローズの姿がありました。
初めて会った時と同じ「面白いね 君たち」という台詞。
そして手に携えているのは、ピオニー。
間違いなく、あの日エミリコ達が遭遇したシャドーと同一人物です。
しかし正体が暴かれたというのに、彼女の立ち姿は実に堂々としています。
一体なぜ、彼女はこうまでしてケイトと接触しようとしたのでしょうか。
そしてなぜ、二度の亡霊事件を起こしたのでしょうか。
マリーローズの名を呟いた時、寂しげに「どうしてなの?」と語り掛けたケイト。
名探偵でも解き明かすことが出来なかったその心中。
“ローブシャドー”の真の姿が、いよいよ次回明かされます!

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