本記事では、雑誌連載時と単行本第5巻の相違点や修正箇所を挙げていきたいと思います。


と、その前に一応誤解がないように先に書いておきます。

第3巻発売の際にもお伝えしましたが、単行本における修正というのは決してネガティブな理由によるものだけではありません。
中には台詞や表現に重大な問題があったなんていうケースもあったりしますが、シャドーハウスにおいてはそういった例はこれまで一つもありませんでした。

今回の第5巻でも全く見受けられません。

では何が理由かというと、それはソウマトウ先生の拘りです。
例えばキャラクターの口調や一人称の変更等が5巻では幾つかありました。

あの手塚治虫作品だって、連載時と単行本収録版で全く違う出来になった例が多々ありますから、漫画家の作品に対する情熱が修正に反映されている、と考えて差し支えないかと思います

中には連載時にアナウンスされていた変更点もありますが、単なる誤植と設定の変更による修正を別々に分けることは一読者では出来かねますので、ここではまとめて書かせて頂くことにします。よってやや揚げ足取りになってしまう箇所もありますが、その点はご了承下さい。

では続きよりどうぞ。
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●第53話10ページ(単行本38ページ)
このシーンでの相違点は、ダグの顔です。
ちょっと分かりにくいですが髪型と口の形がやや違います。
雑誌連載時の描写では煤珈琲によって高揚しているだけだったのが、単行本では口角が上がっていて憎たらしさが倍増していますね。

ソウマトウ先生の5月5日のツイートで
「初期からキャラデザだけしてあっても描いていくうちにデザインが少し変わるキャラもいます。」
「コミックスに纏まらないうちにデザイン修正されたキャラは全部描き直してます(5巻だとダグの登場シーンとか) 」

と仰っていましたが、それはこのシーンのことだと思います。




●第57話2ページ(単行本80ページ)
ベル姉妹が捕らえられたシーンで、彼女達は「違う!私たちはやってないのぉー!!」と複数形で叫んでいたのが、単行本では「私は」と単数形になっています。
あまり深読みするところではないですが、第54話でミアは「ひとり分の仕事しかしないの!」と言っていたのがヒントになるかと思います。
恐らくベル姉妹は、普段は単数形一人称を使っているのかも知れませんね。


あ、でもイザベルとミラベルの場合「私たち」と記述されています。

う~ん、どういうことでしょう……。



●第59話サブタイトル(単行本105ページ)
「散策」と名付けられたこのエピソードですが、当初は「秘密基地」という案だったらしく、雑誌ではそのまま掲載されています。ちなみに、電子版のヤングジャンプでは公開前に修正されているためアプリやとなりのヤングジャンプで読んでいる方々は気付かなかったかと思います。

この件に関してもツイッターで即告知されていましたが、それに伴い
「(とはいえ担当さんに何となくつけてもらっているのであまり重要ではありません)」とも仰ってました。
サブタイトルの裏話については第33話でも明かされていましたね。

もしかしたら将来、この号はマニア垂涎のプレミア本になる……かも?




●第59話8ページ目(単行本112ページ)
3コマ目のエミリコの台詞が「なんか楽しいー」から「楽しいです!」(+エミリコの顔)に変わっています。
第60話のあらすじ紹介(「第59話 散策」)ではエミリコが珍しく敬語以外の口調であると書きましたが、単行本の方がエミリコの発言としてしっくりきますね。

よって、エミリコが他者に敬語以外を使用したのは第16話でパンちゃんに「おいで―」とやっていたシーンのみとなります。超貴重!!

なお、このシーンで追加されたエミリコの顔は次ページで使用された絵と同じです。



以上が、私が見つけた連載時と単行本での相違点です。
他にもあるかも知れませんが、もし見つけられた方は教えて頂けますと嬉しいです。