ただの雑感ですが、週刊ヤングジャンプって結構遊び心のある雰囲気なのかなと思う時があります。
なぜかといいますと、作品間で似たフレーズや描写が度々見受けられるからです。
例えば、シャドーハウスの第42話が公開された時のことですが、次ページに掲載されていた『メイド・イン・ひっこみゅ~ず』の扉絵が黒塗りのシルエットだったことがありました。
また、第45話のラストはエドワードの顔が大写しになっていましたが、その次に掲載されていた『銀河英雄伝説』では、丁度エドワードに容姿の似た人物のメイン回でした。
更に、お披露目ではエミリコの象徴としてシロツメクサが描かれていましたが、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』と『久保さんは僕を許さない』でも、シロツメクサの花言葉が重要な意味を持つエピソードがありました。
こういった事柄を目にしていますので、ひょっとしたら各担当者間での連携がうまく取れているのか、またはそれを統括する優秀な編集者がいるのかなと以前より感じていました。
尤も、私は週刊ヤングジャンプ以外の漫画雑誌を熱心に読んだことはないので(強いて言えばビッグコミックくらい)、もしかしたら他の雑誌でも見受けられるのかも知れませんけどね。
しかしいずれにせよ、編集部内の雰囲気は良いのではないでしょうか。今年の「次にくるマンガ大賞」では週刊ヤングジャンプ作品がワンツーフィニッシュ、しかも11位以内に4作もランクインするという快挙でしたが、そんな気風が良い方向に作用しているのかも知れません。
同雑誌で連載を続けるシャドーハウスも、いつか看板作品になれるようこれからも応援あるのみです!
さて、ところで今号でも似たフレーズが出てきた作品がありました。シャドーハウスの前に掲載されていた『真・群青戦記』においてです。
この作品のラストページで、主人公は自分の下に集まった村人を見て「なんか弱そうだな」と心の中で呟くのですが、シャドーハウスでも同じように第111話の主人公が「なんだか…弱そう」と呟きます。
その人物とは、ケイトです。
そしてケイトが弱そうだと感じたのは、前回彼女が見つけた、あの珍妙な生物のことでした。
ではネタバレ含みますので、今回のあらすじは続きよりどうぞ。
なぜかといいますと、作品間で似たフレーズや描写が度々見受けられるからです。
例えば、シャドーハウスの第42話が公開された時のことですが、次ページに掲載されていた『メイド・イン・ひっこみゅ~ず』の扉絵が黒塗りのシルエットだったことがありました。
また、第45話のラストはエドワードの顔が大写しになっていましたが、その次に掲載されていた『銀河英雄伝説』では、丁度エドワードに容姿の似た人物のメイン回でした。
更に、お披露目ではエミリコの象徴としてシロツメクサが描かれていましたが、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』と『久保さんは僕を許さない』でも、シロツメクサの花言葉が重要な意味を持つエピソードがありました。
こういった事柄を目にしていますので、ひょっとしたら各担当者間での連携がうまく取れているのか、またはそれを統括する優秀な編集者がいるのかなと以前より感じていました。
尤も、私は週刊ヤングジャンプ以外の漫画雑誌を熱心に読んだことはないので(強いて言えばビッグコミックくらい)、もしかしたら他の雑誌でも見受けられるのかも知れませんけどね。
しかしいずれにせよ、編集部内の雰囲気は良いのではないでしょうか。今年の「次にくるマンガ大賞」では週刊ヤングジャンプ作品がワンツーフィニッシュ、しかも11位以内に4作もランクインするという快挙でしたが、そんな気風が良い方向に作用しているのかも知れません。
同雑誌で連載を続けるシャドーハウスも、いつか看板作品になれるようこれからも応援あるのみです!
さて、ところで今号でも似たフレーズが出てきた作品がありました。シャドーハウスの前に掲載されていた『真・群青戦記』においてです。
この作品のラストページで、主人公は自分の下に集まった村人を見て「なんか弱そうだな」と心の中で呟くのですが、シャドーハウスでも同じように第111話の主人公が「なんだか…弱そう」と呟きます。
その人物とは、ケイトです。
そしてケイトが弱そうだと感じたのは、前回彼女が見つけた、あの珍妙な生物のことでした。
ではネタバレ含みますので、今回のあらすじは続きよりどうぞ。
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森の中にいた謎の人物達が立ち去った後、容器の中にいるモーフを見てのけ反っていたケイト。
少し落ち着いてきたのか、今話の冒頭では再度容器の蓋を開け、中をしげしげと見ています。
しかしモーフを見ていたケイトの脳裏に、一つの疑問が浮かんできました。見た感じ、全然怖くないのです。
ケイトにとって「モーフ」とは、侍女から聞かされていた恐ろしい存在です。
ミラーハウスで突如大発生し、人間を襲撃し、そして今では「シャドーハウス」と名乗って館を乗っ取った種族。
それこそが、この頃のケイトの「モーフ」に対する認識です。何より、ケイトの母親の仇でもあります。
にも関わらず、目の前の彼らからは微塵も凶暴さが感じられません。
挑発か興味本位でケイトが枝や小石を投げ込んでも、「ピャヤ~!!」なんていう弱々しい鳴き声を上げて四方散り散りになって逃げだす始末です。しかも観察を続けていると、枝や小石に恐る恐る近づくものの、それを手に取った一匹のモーフは反撃するでもなく枝を持ってはしゃぎます。
その様子を見てますます疑問が膨らんだケイトは、モーフに話し掛けました。異種族とのファーストコンタクトにコミュニケーションは欠かせません。
ところがケイトの問い掛けに対してモーフは容器の底で蠢くだけです。どうやら言葉は通じないようです。ケイトは仕方なく諦め、さらに観察を続けました。
しかしそうして見て行くうちに、ケイトの疑問はいよいよ確信に変わりました。
小石に躓くモーフ、枝を振り回すモーフ、座って足をぶらぶらさせるモーフ、それを大人しく見ているモーフ……。
侍女から聞いていた「モーフ」とは全然思えません。村のこどもたちから「顔を剥ぎ取る」という噂も聞いていたのに、体力のないケイトをして「なんだか…弱そう」と言わしめます。そもそも人間よりも強ければこんなに大量に捕まる筈がないですし、おかしなことばかりです。
観察を終えるとケイトは容器の蓋を閉めました。再び暗闇に包まれた空間の中で、モーフは天井を見上げ、そして一匹のネズミが紛れ込んでいました。
ケイトは蓋を閉めた後、元あったように枝で容器を隠しその場から立ち去りました。その後帽子と鞄を回収し、森の外へと向かいます。
道中、ケイトは63年前の事件について思い馳せていました。
この頃から推理力は健在だったようで、侍女の話を思い返して「何者かがモーフを利用して起こした事件」だったのではないかと推理します。更に途中で出会った村人から聞いた話を合わせて、ケイトは一つの計画を立てました。
「選別会」とモーフの引き渡しが同日だとすれば、モーフは服や食料と同じ“献上品”である可能性は高いです。ということは、モーフに紛れて容器に入れば、そのまま館への潜入することができるでしょう。
ケイトは一か八かに賭けて、モーフに変装するために黒い布を入手することに決めました。
しかし潜入への道筋が描かれた途端、ケイトにトラブルが襲います。
うたた寝をしている間に、人間に見つかってしまったのです。
鏡面のような湖の畔での出会い。
運命の悪戯か、ケイトの前にいたのはエミリコでした。
未来の従者との遭遇は、館への潜入が現実味を帯びた瞬間でした。あの時吹いた風は、これからの人生が波乱万丈であることを告げていたのでしょうか。
この時から二人が運命を共にすることは、もはや宿命だったのかも知れません。
ただこの時のケイトに、そんなこと知る由もありません。
結局ケイトは、近い将来に屋敷の中でエミリコを拒絶したのと同じように、名も知らぬ少女を叩いて森へと駆けこんでしまいました。
そうして迎えた翌日。つまりは選別会の前日です。
第103話「前日」で描かれた村の風景が、今度はケイトの視点から描かれます。
ケイトが村で目にしたのは、選別会に行きたくないと語るラムと、シャドーハウスは素晴らしい場所でそれ以外の幸せはないと説得するショーンでした。物陰から彼らのやり取りを覗き見しながら、ケイトはこの村の異常さを改めて感じます。
すす島は島外から人を集め、特にこどもを厚遇しています。そして「選別会」を行い、その中から館へとこどもたちを招いています。俯瞰して考えると、血筋のいい大人や技術者を集めるのはまだ理解できますが、館はこどもを集めることで何か企んでいるとしか思えません。
ケイトも、館は一体何をする気なのかと疑問視します。
目的も正体も不明の館に潜入するのは危険だと思い至りました。
しかしケイトは、自分自身が何故こんな体になってしまったのか、そして館が良からぬことを考えているのだとしたら、それを知るために潜入する価値はあると結論付けます。危険を顧みず、予定通り村中を歩き回って黒い布を探し始めました。
そして右往左往するうちに着いたのがサーカス小屋でした。
ケイトは、サーカスなら気味の悪い村人達と違い見つかった時のリスクは小さく、更に布もたくさんあるだろうと推測したのです。
その後の展開も第103話で描写された通りです。
推測は的中し、黒い布、そして「エミリコとの再会」と「お守り」という、かけがえのない物をケイトは手に入れることができました。
これこそが、あの「前日」の双方から見た全容でした。
ただケイトの「前日」はまだ終わりません。潜入するにあたって重要な“賭け”をしなければいけないからです。ケイトは黒い布とナイフ、そしてエミリコから貰ったぬいぐるみを携えて、いよいよ計画を実行に移しました。
その計画とは、なんとモーフが入っていた容器への潜入です!
潜入というよりは、潜伏と言った方が良いでしょうか。なにはともあれ、危険かもしれない生命体・モーフの群れへとケイトは飛び込んでいったのです。
これには流石のケイトも動悸が高鳴ります。容器の底に着いたケイトの周りをモーフが取り囲みました。
しかし、すべては杞憂でした。
枝や小石を落とした時とは違い、モーフは何事もなくケイトの周りを去ります。目論見通り、ここにいるモーフは危険な存在ではなかったのです。
もしかしたら、これまでモーフが捕らえられ容器に入れられる度にモーフはこんな行動をしていたのかも知れません。それをケイトも思ったのか、自嘲気味に「わたしが人間ではないからなのか…」と心の中で呟きました。
さて、ひとまず賭けに勝ったのでケイトは少しリラックスします。入った場所が檻のようになっているのを確認すると、大人しく座りました。それどころか、昨晩投げ入れた枝を振り回しているモーフを見つけると、微笑みながら「気に入ったの?」と尋ねる余裕っぷりです。
一人と一匹は隣同士で腰を下ろしました。
そして、どれくらい時間が経ったのか。
暗闇の中で何やら話し声が聞こえます。どうやら人が現れたようです。ケイトはまた居眠りをしてしまっていたのか、はたまた突如浴びせられた光を遮るためか、腕を上げて顔を覆いました。
そして明かりがついたと同時に、檻が動き出します。ケイト達がいたのは台車の付いた檻、そして場所はトンネルの中でした。
まるで炭鉱のトロッコのように、トンネルの中にはレールが敷かれています。もしかしたらこれは、前話でケイトが駅のホームを見ていた時に描かれていた、分岐したレールに繋がっているのかも知れません。
この瞬間が選別会当日だとしたら、果たして何時くらいの出来事でしょうか。
エミリコを迎えに、ラムの家までショーン達が迎えに来た時間でしょうか?
それとも、和気藹々とエミリコの髪型を整えている頃でしょうか?
もしくは、希望を膨らませて教室の中で整列している時でしょうか?
今となっては知る術もないですが、しかし主人達だって負けてはいません。
なぜなら、このモーフ達の中に、ジョンやルイーズやパトリックやシャーリーがいるに決まっているからです。
運命の朝、いよいよケイトも同期と共にシャドーハウスへと殴り込みます!!
森の中にいた謎の人物達が立ち去った後、容器の中にいるモーフを見てのけ反っていたケイト。
少し落ち着いてきたのか、今話の冒頭では再度容器の蓋を開け、中をしげしげと見ています。
しかしモーフを見ていたケイトの脳裏に、一つの疑問が浮かんできました。見た感じ、全然怖くないのです。
ケイトにとって「モーフ」とは、侍女から聞かされていた恐ろしい存在です。
ミラーハウスで突如大発生し、人間を襲撃し、そして今では「シャドーハウス」と名乗って館を乗っ取った種族。
それこそが、この頃のケイトの「モーフ」に対する認識です。何より、ケイトの母親の仇でもあります。
にも関わらず、目の前の彼らからは微塵も凶暴さが感じられません。
挑発か興味本位でケイトが枝や小石を投げ込んでも、「ピャヤ~!!」なんていう弱々しい鳴き声を上げて四方散り散りになって逃げだす始末です。しかも観察を続けていると、枝や小石に恐る恐る近づくものの、それを手に取った一匹のモーフは反撃するでもなく枝を持ってはしゃぎます。
その様子を見てますます疑問が膨らんだケイトは、モーフに話し掛けました。異種族とのファーストコンタクトにコミュニケーションは欠かせません。
ところがケイトの問い掛けに対してモーフは容器の底で蠢くだけです。どうやら言葉は通じないようです。ケイトは仕方なく諦め、さらに観察を続けました。
しかしそうして見て行くうちに、ケイトの疑問はいよいよ確信に変わりました。
小石に躓くモーフ、枝を振り回すモーフ、座って足をぶらぶらさせるモーフ、それを大人しく見ているモーフ……。
侍女から聞いていた「モーフ」とは全然思えません。村のこどもたちから「顔を剥ぎ取る」という噂も聞いていたのに、体力のないケイトをして「なんだか…弱そう」と言わしめます。そもそも人間よりも強ければこんなに大量に捕まる筈がないですし、おかしなことばかりです。
観察を終えるとケイトは容器の蓋を閉めました。再び暗闇に包まれた空間の中で、モーフは天井を見上げ、そして一匹のネズミが紛れ込んでいました。
ケイトは蓋を閉めた後、元あったように枝で容器を隠しその場から立ち去りました。その後帽子と鞄を回収し、森の外へと向かいます。
道中、ケイトは63年前の事件について思い馳せていました。
この頃から推理力は健在だったようで、侍女の話を思い返して「何者かがモーフを利用して起こした事件」だったのではないかと推理します。更に途中で出会った村人から聞いた話を合わせて、ケイトは一つの計画を立てました。
「選別会」とモーフの引き渡しが同日だとすれば、モーフは服や食料と同じ“献上品”である可能性は高いです。ということは、モーフに紛れて容器に入れば、そのまま館への潜入することができるでしょう。
ケイトは一か八かに賭けて、モーフに変装するために黒い布を入手することに決めました。
しかし潜入への道筋が描かれた途端、ケイトにトラブルが襲います。
うたた寝をしている間に、人間に見つかってしまったのです。
鏡面のような湖の畔での出会い。
運命の悪戯か、ケイトの前にいたのはエミリコでした。
未来の従者との遭遇は、館への潜入が現実味を帯びた瞬間でした。あの時吹いた風は、これからの人生が波乱万丈であることを告げていたのでしょうか。
この時から二人が運命を共にすることは、もはや宿命だったのかも知れません。
ただこの時のケイトに、そんなこと知る由もありません。
結局ケイトは、近い将来に屋敷の中でエミリコを拒絶したのと同じように、名も知らぬ少女を叩いて森へと駆けこんでしまいました。
そうして迎えた翌日。つまりは選別会の前日です。
第103話「前日」で描かれた村の風景が、今度はケイトの視点から描かれます。
ケイトが村で目にしたのは、選別会に行きたくないと語るラムと、シャドーハウスは素晴らしい場所でそれ以外の幸せはないと説得するショーンでした。物陰から彼らのやり取りを覗き見しながら、ケイトはこの村の異常さを改めて感じます。
すす島は島外から人を集め、特にこどもを厚遇しています。そして「選別会」を行い、その中から館へとこどもたちを招いています。俯瞰して考えると、血筋のいい大人や技術者を集めるのはまだ理解できますが、館はこどもを集めることで何か企んでいるとしか思えません。
ケイトも、館は一体何をする気なのかと疑問視します。
目的も正体も不明の館に潜入するのは危険だと思い至りました。
しかしケイトは、自分自身が何故こんな体になってしまったのか、そして館が良からぬことを考えているのだとしたら、それを知るために潜入する価値はあると結論付けます。危険を顧みず、予定通り村中を歩き回って黒い布を探し始めました。
そして右往左往するうちに着いたのがサーカス小屋でした。
ケイトは、サーカスなら気味の悪い村人達と違い見つかった時のリスクは小さく、更に布もたくさんあるだろうと推測したのです。
その後の展開も第103話で描写された通りです。
推測は的中し、黒い布、そして「エミリコとの再会」と「お守り」という、かけがえのない物をケイトは手に入れることができました。
これこそが、あの「前日」の双方から見た全容でした。
ただケイトの「前日」はまだ終わりません。潜入するにあたって重要な“賭け”をしなければいけないからです。ケイトは黒い布とナイフ、そしてエミリコから貰ったぬいぐるみを携えて、いよいよ計画を実行に移しました。
その計画とは、なんとモーフが入っていた容器への潜入です!
潜入というよりは、潜伏と言った方が良いでしょうか。なにはともあれ、危険かもしれない生命体・モーフの群れへとケイトは飛び込んでいったのです。
これには流石のケイトも動悸が高鳴ります。容器の底に着いたケイトの周りをモーフが取り囲みました。
しかし、すべては杞憂でした。
枝や小石を落とした時とは違い、モーフは何事もなくケイトの周りを去ります。目論見通り、ここにいるモーフは危険な存在ではなかったのです。
もしかしたら、これまでモーフが捕らえられ容器に入れられる度にモーフはこんな行動をしていたのかも知れません。それをケイトも思ったのか、自嘲気味に「わたしが人間ではないからなのか…」と心の中で呟きました。
さて、ひとまず賭けに勝ったのでケイトは少しリラックスします。入った場所が檻のようになっているのを確認すると、大人しく座りました。それどころか、昨晩投げ入れた枝を振り回しているモーフを見つけると、微笑みながら「気に入ったの?」と尋ねる余裕っぷりです。
一人と一匹は隣同士で腰を下ろしました。
そして、どれくらい時間が経ったのか。
暗闇の中で何やら話し声が聞こえます。どうやら人が現れたようです。ケイトはまた居眠りをしてしまっていたのか、はたまた突如浴びせられた光を遮るためか、腕を上げて顔を覆いました。
そして明かりがついたと同時に、檻が動き出します。ケイト達がいたのは台車の付いた檻、そして場所はトンネルの中でした。
まるで炭鉱のトロッコのように、トンネルの中にはレールが敷かれています。もしかしたらこれは、前話でケイトが駅のホームを見ていた時に描かれていた、分岐したレールに繋がっているのかも知れません。
この瞬間が選別会当日だとしたら、果たして何時くらいの出来事でしょうか。
エミリコを迎えに、ラムの家までショーン達が迎えに来た時間でしょうか?
それとも、和気藹々とエミリコの髪型を整えている頃でしょうか?
もしくは、希望を膨らませて教室の中で整列している時でしょうか?
今となっては知る術もないですが、しかし主人達だって負けてはいません。
なぜなら、このモーフ達の中に、ジョンやルイーズやパトリックやシャーリーがいるに決まっているからです。
運命の朝、いよいよケイトも同期と共にシャドーハウスへと殴り込みます!!
