明日、というより本日夜は第113話の更新日ですね。
先週は休載でしたので二週ぶりとなります。いよいよケイトとエミリコの過去編が大詰めを迎え、第1話当時の時間軸に追いつくまであと少しとなりました。
…いや、まだ分かりませんけどね。流れ的にそんな気がしますが、もしかしたらまだ波乱があって、もう暫く過去編が続く可能性もあるかも知れません。(お披露目だって、ソウマトウ先生曰く3話程度で終わる予定だったらしいですし)
さて、過去編ということは、今まで読者がケイトやエミリコに関してあーだこーだ言ってきたことの答え合わせが行われたということでもあります。
本ブログで取り上げた事象では、ケイトとエミリコの邂逅や、エミリコの出自、二人の関係性、シャドーハウスの外の世界などが挙げられます。
答えが合っていたかどうかはネタバレになりますのでここでは書きません。ただ体感的には3割程度正解でしょうか。イチローと同じくらいの成功率と考えれば悪くないかも知れませんね。(でもイチローの出塁率は5割弱だから負けてるね)
ところで、結構以前の話になりますが、第8話~第17話を読んでいた時から不思議に思っていたことがありました。
それは、エミリコと他の新人達(当時)との関係です。
そして第112話を読んでいたら、その疑問を解く鍵となるかも知れない描写を見つけることができました。
今回の記事では、第112話を読み解くにあたって用意した見取図を基に、その謎を解いていきたいと思います。
先週は休載でしたので二週ぶりとなります。いよいよケイトとエミリコの過去編が大詰めを迎え、第1話当時の時間軸に追いつくまであと少しとなりました。
…いや、まだ分かりませんけどね。流れ的にそんな気がしますが、もしかしたらまだ波乱があって、もう暫く過去編が続く可能性もあるかも知れません。(お披露目だって、ソウマトウ先生曰く3話程度で終わる予定だったらしいですし)
さて、過去編ということは、今まで読者がケイトやエミリコに関してあーだこーだ言ってきたことの答え合わせが行われたということでもあります。
本ブログで取り上げた事象では、ケイトとエミリコの邂逅や、エミリコの出自、二人の関係性、シャドーハウスの外の世界などが挙げられます。
答えが合っていたかどうかはネタバレになりますのでここでは書きません。ただ体感的には3割程度正解でしょうか。イチローと同じくらいの成功率と考えれば悪くないかも知れませんね。(でもイチローの出塁率は5割弱だから負けてるね)
ところで、結構以前の話になりますが、第8話~第17話を読んでいた時から不思議に思っていたことがありました。
それは、エミリコと他の新人達(当時)との関係です。
そして第112話を読んでいたら、その疑問を解く鍵となるかも知れない描写を見つけることができました。
今回の記事では、第112話を読み解くにあたって用意した見取図を基に、その謎を解いていきたいと思います。
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先程触れた私が以前から気になっていたこととは、『エミリコが部屋から出たタイミングは同期と一緒だったのか?』という疑問です。
この疑問が出たのは、第13話でルウが「新人」だと発覚した時でした。
エミリコが初めて部屋を出たのは第8話の大掃除の時でしたが、この時エミリコをミアが迎えに来て、そして大広間にはローズマリーとルウが待っていました。
このエピソードを読んだ時、私はてっきり『ははーん。エミリコは最近作られて、他の三人はそれよりも前に作られたんだな』と思ったんですよね。
実際に、ミアはエミリコを案内しながら「無口よね!ルウタイプ?」と言っていますので、エミリコよりも前にルウと面識があったと受け取るのが自然と思われます。
ところが、第13話の授業中にお披露目の話題が出た際に、ルウもエミリコと同じ「新人」であることが判明しました。ルウもお披露目をまだ受けていなかったのです。
その後の展開は、もう皆様ご存知の通りです。
共にお披露目を乗り越え、同じ班員として過ごし、そして今では同期組として、エミリコとルウは作中屈指の関係性を誇っています。(なんせ全巻で登場しているキャラクターはケイト&エミリコを除けばルウだけですし)
ただ、そんな風にストーリーが進む中で連載当初の記憶は薄れつつありましたが、何だかんだ言っても1巻を読み返すたびに当時の記憶を思い出しながら、『この描写は一体何だったんだろう?』という疑問は解けずにいました。
これが、私が上記を疑問に思った経緯です。
ちなみに、これの答えとして
“第8話のミアはエミリコを部屋に迎えに行く前にルウを迎えに行き、先に大広間へ案内していた”
とも思いましたが、第13話の“授業”を見る限りですとこの仮説は成り立ちません。なぜなら、第13話での授業の際に、ルウは既にローズマリーとミアから“授業”を受けていた風に見えるからです。
例えば、ミアから階段の先に何があるのかを尋ねられた際に、ルウはちゃんと「顔のない人形の仕事場」と正解を答えています。ということは、やはりルウはエミリコよりも前に、部屋の外に出ていたとしか思えません。
さて、そうすると、同じ新人なのに部屋から出るタイミングが違うということになります。
しかし“生き人形”が調達されるのは村での“選別会”です。そして、こどもたちの棟の“同期”とは、同じ村で同じ日に行われた“選別会”で連れて来られた者同士のことを指します。少なくとも、エミリコ達五人はそうです。
だとすれば、エミリコとルウの部屋を出るタイミングは何故ズレたのでしょうか?
その答えこそが、第112話に描かれていました。ラストシーンで、ケイトがエミリコの顔を覗き込むページの一つ前のコマです。
そして第112話の描写を検証していくと、ケイトとエミリコは一番最後に成立したペアだということが分かったのです。
なぜ、ケイトとエミリコが最後に成立したペアだと分かるのかといいますと、それは第112話の大部屋の配置にあります。
まずは下の図面をご覧下さい。

これは第112話の描写を基に、ケイトとモーフが閉じ込められた部屋を見取図にしたものです。
そして、どの台に誰が寝かせられたかを紐解いてみると、ケイトがエミリコに駆け寄るシーンの時には、ルウとラムは既に部屋を出ていた可能性が非常に高いんですよね。このシーンは図の「……」と吹き出しのあるモーフ(ケイト)から左側を見た様子ですが、奥の二つの台には誰も寝ていません。
しかも、ジョンとショーンが先に部屋を出ているのははっきりと描かれていますし、そうするとケイトとエミリコは4・5番目に部屋を出たと考えるのが自然だと思います。
ただ、ちょっと難点があります。
それは、ジョンとショーンが一番最初に部屋を出た感じがするのに、ケイトがエミリコに駆け寄る前に他のペアが成立した描写がないことです。
この点に関しては、私は以下のように解釈しています。
①ジョンとショーンが部屋から出た後、シャーリー組やルイーズ組、パトリック組も部屋を出ており、ケイトがこの部屋の仕組みに気付いたのはその後になってからだった。
②ジョンとショーンが部屋から出る前に、シャーリー組やルイーズ組、パトリック組は部屋を出ていたが、モーフが人に擬態するとは思っていなかったケイトは、枝を持っていたモーフが変形したことでようやくモーフの擬態能力に気付いた。
個人的には、②の方が良いなと思っています。
ケイトが何気なく落とした枝が、お馬鹿さんモーフ(恐らくジョン)のお気に入りになっただけではなく、ソフィの気を逸らしたり、部屋の仕組みに気付くきっかけになったという方が熱いですしね。
というわけで、今回の考察をまとめますと、
『ケイトとエミリコはペアが成立したのが遅かったことから、ルウよりも部屋から出るのが遅かった』
以上を結論したいと思います。
しかし私の悪い癖ですが、そうすると更に色々と妄想が捗ってきました。
そもそもエミリコが最後まで残っていたということは、エミリコに擬態しかけていたモーフがいてもおかしくないですし、もしいたとしたらケイトはそのモーフをどうしたのでしょうか。
まさか黒い布に隠したナイフで……?(めっちゃホラー!!)
また、ケイトよりも前にジョンとショーンが、そしてシャーリー組とルイーズ組が大部屋から出たことは確実ですが、パトリック組は不明です。
ということは、ひょっとしてケイトがエミリコに駆け寄った時、まだリッキーは寝ていたとも考えられます。それだけではなく、実はパトリックはエミリコに擬態しかけていたところを、ケイトに追い払われた可能性もある……?
(ただ途中で、リッキーに集まってきたモーフを追い払う一匹のモーフがいたので、あれがパトリックの元となったモーフっぽいですけどね)
それだけではなく、ソフィの「空いている台に寝かせなさい」という台詞も気になってきますね。「空いている」という言い回しだと、まるで空いていない台があるかのような言い方ですし。(もしや余ったもう一つの台には既に誰かが寝ていた?)
まあ現在の過去編はケイトとエミリコの邂逅ということで、そこまで複雑なストーリーにはならないと思いますが、とにかく第112話ではモーフが“生き人形”を模倣するタイミングはそれぞれ違うことが分かりました。
そして、そのズレが生き人形の大掃除の際に部屋を出る順番に反映されている、と推測できたということで本記事の締めにしたいと思います。
では今回も長文にお付き合い頂きありがとうございました。
先程触れた私が以前から気になっていたこととは、『エミリコが部屋から出たタイミングは同期と一緒だったのか?』という疑問です。
この疑問が出たのは、第13話でルウが「新人」だと発覚した時でした。
エミリコが初めて部屋を出たのは第8話の大掃除の時でしたが、この時エミリコをミアが迎えに来て、そして大広間にはローズマリーとルウが待っていました。
このエピソードを読んだ時、私はてっきり『ははーん。エミリコは最近作られて、他の三人はそれよりも前に作られたんだな』と思ったんですよね。
実際に、ミアはエミリコを案内しながら「無口よね!ルウタイプ?」と言っていますので、エミリコよりも前にルウと面識があったと受け取るのが自然と思われます。
ところが、第13話の授業中にお披露目の話題が出た際に、ルウもエミリコと同じ「新人」であることが判明しました。ルウもお披露目をまだ受けていなかったのです。
その後の展開は、もう皆様ご存知の通りです。
共にお披露目を乗り越え、同じ班員として過ごし、そして今では同期組として、エミリコとルウは作中屈指の関係性を誇っています。(なんせ全巻で登場しているキャラクターはケイト&エミリコを除けばルウだけですし)
ただ、そんな風にストーリーが進む中で連載当初の記憶は薄れつつありましたが、何だかんだ言っても1巻を読み返すたびに当時の記憶を思い出しながら、『この描写は一体何だったんだろう?』という疑問は解けずにいました。
これが、私が上記を疑問に思った経緯です。
ちなみに、これの答えとして
“第8話のミアはエミリコを部屋に迎えに行く前にルウを迎えに行き、先に大広間へ案内していた”
とも思いましたが、第13話の“授業”を見る限りですとこの仮説は成り立ちません。なぜなら、第13話での授業の際に、ルウは既にローズマリーとミアから“授業”を受けていた風に見えるからです。
例えば、ミアから階段の先に何があるのかを尋ねられた際に、ルウはちゃんと「顔のない人形の仕事場」と正解を答えています。ということは、やはりルウはエミリコよりも前に、部屋の外に出ていたとしか思えません。
さて、そうすると、同じ新人なのに部屋から出るタイミングが違うということになります。
しかし“生き人形”が調達されるのは村での“選別会”です。そして、こどもたちの棟の“同期”とは、同じ村で同じ日に行われた“選別会”で連れて来られた者同士のことを指します。少なくとも、エミリコ達五人はそうです。
だとすれば、エミリコとルウの部屋を出るタイミングは何故ズレたのでしょうか?
その答えこそが、第112話に描かれていました。ラストシーンで、ケイトがエミリコの顔を覗き込むページの一つ前のコマです。
そして第112話の描写を検証していくと、ケイトとエミリコは一番最後に成立したペアだということが分かったのです。
なぜ、ケイトとエミリコが最後に成立したペアだと分かるのかといいますと、それは第112話の大部屋の配置にあります。
まずは下の図面をご覧下さい。

これは第112話の描写を基に、ケイトとモーフが閉じ込められた部屋を見取図にしたものです。
そして、どの台に誰が寝かせられたかを紐解いてみると、ケイトがエミリコに駆け寄るシーンの時には、ルウとラムは既に部屋を出ていた可能性が非常に高いんですよね。このシーンは図の「……」と吹き出しのあるモーフ(ケイト)から左側を見た様子ですが、奥の二つの台には誰も寝ていません。
しかも、ジョンとショーンが先に部屋を出ているのははっきりと描かれていますし、そうするとケイトとエミリコは4・5番目に部屋を出たと考えるのが自然だと思います。
ただ、ちょっと難点があります。
それは、ジョンとショーンが一番最初に部屋を出た感じがするのに、ケイトがエミリコに駆け寄る前に他のペアが成立した描写がないことです。
この点に関しては、私は以下のように解釈しています。
①ジョンとショーンが部屋から出た後、シャーリー組やルイーズ組、パトリック組も部屋を出ており、ケイトがこの部屋の仕組みに気付いたのはその後になってからだった。
②ジョンとショーンが部屋から出る前に、シャーリー組やルイーズ組、パトリック組は部屋を出ていたが、モーフが人に擬態するとは思っていなかったケイトは、枝を持っていたモーフが変形したことでようやくモーフの擬態能力に気付いた。
個人的には、②の方が良いなと思っています。
ケイトが何気なく落とした枝が、お馬鹿さんモーフ(恐らくジョン)のお気に入りになっただけではなく、ソフィの気を逸らしたり、部屋の仕組みに気付くきっかけになったという方が熱いですしね。
というわけで、今回の考察をまとめますと、
『ケイトとエミリコはペアが成立したのが遅かったことから、ルウよりも部屋から出るのが遅かった』
以上を結論したいと思います。
しかし私の悪い癖ですが、そうすると更に色々と妄想が捗ってきました。
そもそもエミリコが最後まで残っていたということは、エミリコに擬態しかけていたモーフがいてもおかしくないですし、もしいたとしたらケイトはそのモーフをどうしたのでしょうか。
まさか黒い布に隠したナイフで……?(めっちゃホラー!!)
また、ケイトよりも前にジョンとショーンが、そしてシャーリー組とルイーズ組が大部屋から出たことは確実ですが、パトリック組は不明です。
ということは、ひょっとしてケイトがエミリコに駆け寄った時、まだリッキーは寝ていたとも考えられます。それだけではなく、実はパトリックはエミリコに擬態しかけていたところを、ケイトに追い払われた可能性もある……?
(ただ途中で、リッキーに集まってきたモーフを追い払う一匹のモーフがいたので、あれがパトリックの元となったモーフっぽいですけどね)
それだけではなく、ソフィの「空いている台に寝かせなさい」という台詞も気になってきますね。「空いている」という言い回しだと、まるで空いていない台があるかのような言い方ですし。(もしや余ったもう一つの台には既に誰かが寝ていた?)
まあ現在の過去編はケイトとエミリコの邂逅ということで、そこまで複雑なストーリーにはならないと思いますが、とにかく第112話ではモーフが“生き人形”を模倣するタイミングはそれぞれ違うことが分かりました。
そして、そのズレが生き人形の大掃除の際に部屋を出る順番に反映されている、と推測できたということで本記事の締めにしたいと思います。
では今回も長文にお付き合い頂きありがとうございました。
