ヤングジャンプ本誌で、第148話まで物語が紡がれてきたシャドーハウス。(今夜第149話が公開されます)

ネタバレになりますので詳細は避けますが、現在こどもたちの棟は大きく動いております。

どう動いているのかと言われると難しいのですが、取り敢えずトマスのせいだと言っておきます。つまり現実時間でも、今年に入ってからこどもたちの棟で起こっているあれこれの原因はトマスのせいです。

余計なことをまあという感じですね。雑誌「TIME」みたいに今年のパーソン・オブ・ザ・イヤーを選ぶとしたら、トマスなのは間違いありません!表紙ももちろんトマスです!見たくねぇ!()


…失礼、取り乱しました。

しかし禍を転じて福と為す。

イレギュラーな出来事が起こったことで、ケイトは棟の指導者グループ・星つきのメンバーとの接触に次々と成功しました。

その名は"「星つき」と仲良し作戦"です!(命名:ショーン)


ただ、一見うまく進んでいるかに見えるこの作戦。

ケイト周りだけを見ればとんとん拍子なものの、こどもたちの棟全体を見ると全然解決にはほど遠いですよね。なにせ、「大人」から見ればこの状況は決して好ましい事態ではないからです。一体どうすれば丸く収まるのか予想難解です。


しかし、実はある一点に矛先を向けると案外うまく事を収めることができるのではないかという想像を思いつきました。

本記事では、そのことについて書いていこうと思います。

では、第148話までのネタバレと、アニメ一期の最終回のネタバレを含みますので続きよりどうぞ。
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最新話まで読んでいない方、或いはアニメ一期最終回を観ていない方で本記事を読んでいる方はいらっしゃらないでしょうか?

では記題の件について書いていきます。


結論から申し上げます。

「"星つき"と仲良し作戦」の着地点。


多分ですが、エドワードかトマスかルイスの誰かが追放されるんじゃないでしょうか?


追放とは文面通りシャドーハウスという館からの追放です。一応、それで当面の幕が閉じるのかなと予想しています。


さて、なぜこんな予想をしたのかと説明する前に、少し思い出話をさせて下さい。

昨年放映されたアニメシャドーハウス一期。

大好評を呼び、一躍シャドーハウスも有名作品の仲間入りをしましたよね。その反響は二期放映後も止むことがありません。


しかし、中にはアニメオリジナル脚本を受け付けなかったせいか、心無い物言いがあったのも事実です。(オリジナル脚本に疑義を呈した方がすべてそうだったわけではありません。念のため。)

例えば、第一話でケイトがエミリコに名前を付けたシーンに対し、原作ファンだと言いながら炎上を呼ぶに違いないと揶揄するサイトがあったり、第四話でローブ様が登場しなかったことをあげつらい、二期はない・制作会社がまた失敗したと叩く……

悲しいことですが、実際にそんなことがありました。

私なんかは「だーいじょうぶだ、ソウマトウ先生監修なんだから絶対安心!」と大船に乗ったつもりで楽しんでいましたし、上記のアニメ一話については漫画の第114話で、ローブ様についてはアニメ二期で大活躍でした。

一期終盤は完全オリジナル脚本だったものの、それさえも登場人物達の普段見えない表情や行動が描かれたことで漫画ファンからも概ね受け入れられました。結局、先ほど述べた批判は的外れで杞憂でしかありませんでした。


ただ、では影野がアニメを観ていて一切疑問を感じなかったかというと、実はそうではありません。

ここまで偉そうに語っておいて何を、と思われたら申し訳ありませんが、白状すると一点だけ「これはどういうことだ…?」となった箇所があったんですよね。

それは何かと言いますと、アニメ最終回でライアンが発した「追放」という台詞です。


この「追放」というワードを聞いた時、正直耳を疑いました。

「処分」でも「降格」でもなく、「追放」

当時のシャドーハウスは、漫画ではまだ第104話までしか公開されていませんでした。ようやく、ショーン達がミラーサイドのことを思い出し、エミリコがサーカスにいたことが判明した頃です。

よって、シャドーが館の外にいることはまだはっきりしていなかったんですよね。


もちろん、“生き人形”は人間であり、外から連れてこられたことは既に第48話でケイトの口から明かされていました。

しかし、第101話でケイトは「シャドーハウスを捨てて『シャドー』はどこで生きていくのよ!」とパトリックと口論しています。

それによって、館の外に「シャドー」という存在がいるのか全く分かっていなかったのが、当時の読者から見た状況でした。


ところが、にも拘らずアニメでライアンは「追放」とはっきり言い放ちました。まるでそういった懲罰がこれまでにもあったかのようにです。

当時それを観ていた私は、一瞬耳を疑ったものの「ははーん。ということは『追放』というワードが出てもおかしくない展開が今後あるに違いない」と睨みました。ソウマトウ先生なら、それくらいの伏線をアニメにだって仕込んでいても不思議ではないと思ったのです。

 
結果、物語が進むにつれて館の外の描写はさらに描かれ、次から次へと情報が舞い込んできました。

ケイトの過去編とエドワードの視察です。

やがて、シャドーハウスはすす島という島の中にある館であり、島内の村々を支配下に置く一族であることが判明しました。その中で、テイラーという在野のシャドーがいることも明言されます。館の中だけではなく、島内全域がシャドーの権力争いの場だったのです。


さて、ここまで書いていくと、アニメ一期最終回でライアンの言った「追放」という台詞は荒唐無稽とは言い切れない現実味を帯びてきます。館の外でも、一応はシャドーが生きていく方策はあるからです。「処分」以外の処罰があっても何らおかしくありません。


では、それがなぜトマスやエドワードの「追放」に繋がるのかと言いますと、それが今の事態を丸く収めるための妥協点だからと思うからです。


現在、館の中はかなりの混沌とした状況です。

こどもたちの棟ではすす能力が明らかになったことで、星つき体制は揺らぎ反乱者まで出ています。しかも珈琲の供給さえ滞っています。

また、それを管理するはずの「こどもたちの棟の管理者」は不在で、代理のルイスはトマスに権限を与えてしまっています。

そのトマスは前述の通り、すす能力を披露したことでこどもたちの棟に混乱をもたらしました。

読者視点から見ても相当な混乱状態です。当事者かつ一番情報を把握しているバーバラからしたら何なんだという気分でしょう。ケイトでさえもここまでカオスとは思っていないに違いありません。(多分)


ただ、この混沌状況を解決するシンプルな方法があります。

共通の敵を作ることです。

実際にアニメ一期の最終回では、エドワードを敵視することで同期組がまとまり、星つきもケイトに協力し、乗り込んできた重鎮達もエドワードに対して厳しい姿勢で臨みました。現実世界でも散見されますが「共通の敵」って便利な存在なんですよね。(いや良くないですけどね)


そして今のシャドーハウスに目を移すと、丁度良い候補がいます。

それが、冒頭で取り上げたエドワードとトマスとルイスです。


ただ、三人全員が同時に「処分」されるのは考えにくいです。そんなことしたら次のこどもたちの棟の管理者は誰になるんだということになりますしね。

それに、トマスは2階にも村々にも支持者がおり、エドワードは偉大なるおじい様からお披露目での貢献を認められています。私が偉大なるおじい様だったら少し「処分」はためらわれます。

しかし、だからといって代行のルイスに「処分」という処罰は重すぎる……。


すると、処罰方法にも丁度良い候補がありますね。

それが何度も触れている「追放」です。

責任者のうち一人を「処罰」したという事実があれば、取り敢えず館全てが丸く収まります。偉大なるおじい様も重鎮も納得しますし、処罰された本人も不満が残るものの再起を誓えますし、何より星つきの身に迫る危機も避けられます。ケイトも今以上に追及される心配はなくなるでしょう。(特にエドワードが追放されたら)


ということで、考察というより展開予想となりましたが、今後「星つきと仲良し作戦」を成功させた後の館は概ねこんな動きになるのではと思いました。

うん、完全にただの想像ですね!

ですが、いずれにせよエドワードとトマスの権力争いには決着が付けられるはずですし、加えて現在追い詰められている星つき(特にバーバラ)が復権を果たす方法は、アニメ一期の最終回で見せたように『流石星つき』と思われるような行動が必要と思います。

もっともあのアニメ一期の最終回はオリジナル脚本ですから、いきなり1・2階を飛ばしてバーバラが重鎮と連絡を取ることはまずないでしょう。アニメはアニメ、漫画は漫画です。

しかし、星つきがこどもたちの棟を再びまとめ上げるには、それくらいインパクトのある成果をこどもたちに見せる必要があるのも事実です。


果たしてこの状況の帰結はどうなっていくのか。

現実時間で一年続く混乱が、年末を迎える中でどう推移していくのか楽しみです。