今月8日、英連邦君主・エリザベス女王陛下がお亡くなりになりました。

英国史上最長の70年に亘る在位。大英帝国の崩壊から新時代への変遷という困難な時代の舵取りをしながら連邦各国の君主として君臨する責務は、私のような庶民には想像も及ばない大変な人生だったかと拝察致します。
今はただ、夫のエディンバラ公とともに安らかな眠りにつかれますようお祈り申し上げます。


訃報を聞き、翌々日に半蔵門の英国大使館へ献花しに行ってまいりました。

個人的に英国に親しみを持っていたこと、10年前に行ったロンドンでの思い出が良いものばかりだったこと、そして今も悲しみにあるであろう英国民に少しでも寄り添えられればという思いで現地に赴きましたが、実際に花を手向けてみると思いのほか自身も悲しみにあることを自覚して少し驚きました。他国民に対してもこのような感情を抱かせるとは、女王陛下の存在感の大きさにただただ敬服するばかりです。
英国大使館献花

献花を終えて帰ろうとすると、二人の幼いお子さんを連れたお父様が私の後にやって来ました。

神妙な面持ちで花を手向ける父親と、すぐ脇で「女王様亡くなっちゃったねー」と呟くお嬢さん、それに構わず門の周りで歩き回る小さい男の子……。

彼らを見ながら、お父さんはどんな思いでお子さんを連れてきたのか、少女と少年は将来、この日をどんな風に振り返るのだろうかと感じながら帰路に着きました。

子供達が大人になる頃は、偉大な女王でさえも朧げな記憶にしか残っていないかも知れません。

そう考えると否応なしに時代は動いているんだなあと、当たり前のことを改めて思いました。


さて、話をシャドーハウスに切り替えると、何の因果か奇しくも「エリザベス」というキャラクターの登場が最近増えていますね。

言うまでもなく、こどもたちの棟のメンバー・エリザベスのことです。

生き人形のリズと行動を共にする彼女は、現在9班の班長です。ケイトと同じタイミングで昇格しました。つまり、ある意味班長としての同期ですね。

そんな彼女は紆余曲折あってケイトと歩調を合わせることになったわけですが、登場する機会が増えるだけではなく、今後はさらなる掘り下げも期待したいところであります。


では前置きはこの辺にして、感想にまいりましょう。

続きよりどうぞ。

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前回、とんでもないすす能力を晒したギルバート。

全身を煤で作った鎧で覆うとは完全に武闘派ですね。ここまで戦闘に特化した能力を持ったシャドーは珍しいのではないでしょうか?

こどもたちの棟を見回してみても、すす能力のほとんどはシャドーの手先の延長だったり、生き人形を操るなど、応用すれば戦闘にも使えるといった能力がほとんどかと思います。

大人もエドワードやアイリーンの能力も戦闘向きではないですね。ジェラルドもアニメですす能力を使っていましたが、対人拘束能力しか披露していませんでした。

そうすると、トマスのすす能力は結構例外です。銃弾のように煤の塊を放つ彼の能力は、まさしく戦闘向きだからです。意外ですね。


しかし、それならジョンだって負けていません。

ジョンの「ジョンパンチ」も、こどもたちの棟の中ではかなり強烈な能力だと思うからです。単発のみ、かつ疲れると能力を発現できないという弱点はありますが、瞬間最大能力としては大人に引けを取らない気がします。それならギルバートにだって勝てるかも知れません。


ところが、そんな期待をしたいところですが簡単にはいかなそうです。

前回のエピソードではギルバートの洞察力が秀でている様子が描かれていましたし、何よりジョンは片足を怪我してしまったからです。それも利き足とあればお先真っ暗です。これでは逃げ回るほかありません。


ただ、話を一気にラストへと持っていきますが、それでも彼の成長が伺えるシーンがありました。

ギルバートと対峙しながら煤で「盾」を作ってみせたからです。

今までだったら、大量の煤で殴り掛かるという大味な技しかなかったジョン。それが「イメージ」だけで煤を固めて防御に出るとは恐れ入ります。ケイトの驚きも当然と言えましょう。流石意外性のあるジョンです。

結局ギルバートのパワーに抗しきれず利き腕までも負傷してしまいましたが、それでもこのまま終わるジョンではない筈です。何よりこの「決闘」はケイトを巡る闘いでもあります。

ここからジョンがどう立ち上がるのか分かりませんが、第50話でショーンと殴り合った時のように、ジョンには勝利を掴んで欲しいです。(あの時は最後に倒れたのはジョンでしたが)(でもクロスカウンターのあとにジョンは堪えているので、本ブログではジョンの勝利と判定します)


さて、ところで感想で飛ばした部分で見逃せないシーンがありましたね。

エリザベスとロレッタが救護班を呼びに行った場面です。

二人のやり取りも見ていて楽しいですが、一番注目したいのが動揺するエヴリンの姿です。

エリザベスとロレッタから事の顛末を聞いていた時は冷静だったのに、決闘現場に向かう彼女には焦りの色が見えました。

「どうして…!」

エヴリンのこの反応は、ギルバートが言い放った星つきへの襲撃を指すのでしょうか。

それとも、ギルバートが「決闘」という行動に出たことに対する驚きでしょうか。

または意外や意外、ギルバートがケイトを仲間にしようとしていることに対する何らかの感情でしょうか。


カウントダウン寸前のジョン。

彼の逆転への道筋は、この後駆けつけるマドンナと「死神」のこれまでの関係が明らかになってからが本番になるような気がしています。