椿屋
写真は椿屋珈琲のアイスコーヒーとケーキのセットです。

椿屋珈琲は全国展開してますので馴染みの方もいらっしゃるでしょう。チェーンにも関わらずクラシカルな雰囲気がよく保たれているため、私もお気に入りの喫茶店です。時折通勤途中にある店舗に寄っては、一休みがてらにブログを書いたりと何かとお世話になっております。

因みにこの写真を撮ったのは渋谷の椿屋珈琲です。

実を言いますと、先月中旬にソウマトウ先生が登録して下さっていたネットプリントを期限切れで印刷しそこねるという痛恨のミスをしてしまったのですが、ツイッターでお世話になっているフォロワーさんから余ったプリントを分けて下さるというありがたい申し出を頂き、それで渋谷で落ち合うこととなったというのが経緯です。

幸い私の方も、フォロワーさんがお持ちでないネットプリントを保管してましたので交換取引と相成ったのですが、それだけだと味気ないかなと思い暫しお茶に付き合って頂きました。その際に注文したのがアイスコーヒーセットだったというわけです。


ところで、人の集まりにおいて食事や飲み物が伴うケースはよく見受けられます。

家族や友人、職場の仲間や同好の士、或いは恋人や集団でも、歓談の場に飲食が供されることは珍しくありません。飲食は生命維持のためだけでなくコミュニケーションの一ツールと言えましょう。実際にシャドーハウスでも、第74話で一仕事終えたエミリコがパンでの祝杯を提案しています。まあ、あの時賛同していたのはジョンだけでしたけどね……(気になる方は単行本第6巻をどうぞ!)


さて、そろそろ本題に入りましょう。

人の集まりに欠かせない飲食。

此度の第195話でも、お祝いということで豪華な食事が用意され、多くのこどもたちが舌鼓を打つ様子が描かれました。それもあってか物語は和やかに進んでいきます。

しかし、とある飲み物が現れた途端に雲行きは怪しくなりました。

今やシャドーハウスの象徴とも言える漆黒の液体。

"珈琲"が姿を見せるや否や、遂にあの男もこどもたちの前に姿を見せました。
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タイトルにも「新班編成」とあるように、大まかな内容はこどもたちの棟の新体制発表が主でした。

ここ最近のこどもたちの棟は大波乱でしたからね。新人達の追加だけではなく、エドワードの指示によるミアの大人たちの棟入り、マーガレットの落命と多くの出来事がありました。それならば新たな体制が必要なのは誰もが思うことでしょう。

他にも、救護班におけるスザンナの星つき退任とギルバードの不祥事、エヴリンの星つき就任もありました。

更にはルイーズの処遇をどうするのか、そしてバーバラの容態はどうなのかも気になるところですね。

そんな様々な事情を抱え込んだこどもたちの棟の編成は以下のようになりました。


星つき…ケイト、エヴリン、オリバー、ダグラス
救護班…バートラム、エリザベス、ロレッタ(+エヴリン)
研究班…ジェレマイア、リディア、アンナ(+オリバー)
風紀班…ジェームズ、ローレンス、ピーター(+ダグラス)
1班…パトリック、ギルバード、オスカー、ダニー
2班…スザンナ、マチルダ、ステラ、ロロル
10班…ベンジャミン、ルイーズ、イザベル、ミラベル、バーバラ
3班…ロバート、チャールズ、ニコラス、ジョージ
4班…リンジー、ウェンディ、ステファニー
5班…ケヴィン、ジャクソン、ロータス
6班…レベッカ、シンシア、ジェシカ、ライラ
7班…ランドール、マシュー、フローレンス、ハロルド
8班…デボラ、ビアンカ、サマンサ
9班…ウィリアム、ヘンリー、ジョン


おおおっ!!? 遂にこどもたちの棟全員の名前が判明しました!

特に私が気になっていた恋バナコンビ(第59話でケイトとジョンを遠目に見てひそひそ話してた少女2対)の名前が知れて嬉しいです。そっかー君たちレベッカとシンシアって言うんだねー、ふむふむ。(怪しいおっさんみたいな口調とか言わないで下さい)

名前だけではなく班編成そのものも興味深いですね。

既に描写されていた星つきや風紀班はともかく、救護班へのエリザベス&ロレッタ加入や、すすツタ事件で活躍していたパトリックとリンジーの班長抜擢は如何にも能力重視といった感があります。ケイト体制ならではの人事と言えましょう。

また、ギルバードをパトリック率いる1班に組み込んだのもケイトならではの考えだと思います。

ギルバードは不祥事を起こしたのですからあらゆる役職を解かれても仕方ない状況ではありますが、こどもたちの棟の元実力者を特殊班以外のただの班員にするのは中々気が引けるものです。

しかし他者を気遣うパトリックが班長であればギルバードに不遜な態度を取ることはまずないでしょうし、見方によっては新班長のパトリックをサポートする役目を担ったと解釈することもできます。また、ギルバードも元救護班ですからスザンナと同じく年下の面倒を見るのは得意かも知れません。

こう考えるとギルバードの1班への配属は、彼への懲罰を含みつつもギルバードの面目をできるだけ保った処置に見えます。かつ実利的な面もあるとすればこれ以上の編成はないでしょう。流石ケイトです!(本当にここまで考えてるかは分かりませんがケイトのことなのでそのくらい配慮してるんじゃないかな)


そして1番の注目はベンジャミンの10班への配属でしょう。

男女混合班という衝撃もさることながら、ルイーズが表向きはこどもたちの棟に留まっていること、そして全快に至っていないもののバーバラが無事という二つの重要な点を確認できました。

ベンジャミンはバーバラに特別な感情を抱いている描写が過去に何度もありましたが、ここ最近のバーバラとのエピソードにおいてベンジャミンは少し大人しかったので、ここから活躍の場が増えると嬉しいですね。

また、彼はルイーズと筋トレ仲間という接点があります。

お呼ばれの際にアイディンティティを失っていたルイーズですが、その後どうなったのかはまだ何も描かれていません。

大手を振って棟を歩くことが出来なくなったルイーズにベンジャミンはどう相対していくのか。

それにも今後注目していきたいですね。


以上が第195話のあらましです。



と言いたいところですがそうはいきません。

ソウマトウ先生は事前告知にて日常的なエピソードと匂わせる投稿をされておりましたが(5/23発売ヤングジャンプ25号)、だからといって徹頭徹尾平和な日常が描かれる筈がないことは最近の展開が証明しています。

かく言う私もそう考えていた一人ですが、バーバラが珈琲を淹れたという台詞を見て予想は確信へと変わりました。


第136話にて、バーバラに紅茶の淹れ方を教えて欲しいと頼んでいたバービー。

当時発作に苦しんでいたバーバラは、あの後パトリックを星つきの居住塔へ招き、そして紅茶の淹れ方を教わっていたことでしょう。そこには和やかな空気が流れていた筈です。

ケイトが愛飲しているのも紅茶ですが、言わばシャドーハウスにおいて紅茶や水といった飲み物は、禍々しい“珈琲”とは正反対のイメージを放つ飲料です。得体の知れない禍々しい物体の入った液体とは違うのです。


となれば、“珈琲”が出てきたからにはタダで済むはずがありません。

シャドーハウスを象徴する液体が姿を現すと同時に現れたのは、作中最大の危険人物でした。


アンソニー。


いや、バーバラにとってはクリストファーでしょうか。はたまたクリストファーの教えを広める「アンソニー教師」でしょうか。

いずれにせよ今まで徹底的に身を潜めてきたアンソニーが大衆の前に姿を現したのは異常事態であり、そしてさらなる混乱の序章であるのは明白です。


前回、新しい時代の到来を強調していたケイト。

それは過去との決別を意味していた筈でしたが、過去と未来の懸け橋になりたいと語るバーバラによって、皮肉にもケイトの目指す「未来」は風前の灯火です。