前回の第227話でサラとミアが久々に登場したので、単行本2巻を引っ張り出してきました。

2巻表紙
今この表紙を見ると懐かしいですね。

赤を基調とした1巻に対し、2巻は黒と対照的な色合いとなっています。加えて、帯も1巻の金色から銀色となっていました。

そして裏表紙はこんな感じです。

2巻裏表紙

 1巻のエミリコに続いて、ミアが起用されていました。

作中においてエミリコの次に登場した“生き人形”ミア。

2巻に収録されている第13話~第24話までの間に、ルウやローズマリー、ショーンも登場していましたが、それを差し置いて抜擢されたのがミアだったわけです。当時の彼女がどれだけ物語に重要な役割を果たしていたのかがよく分かりますね。


しかしながらそんな彼女も、時を経てキャラクターが増えるに従って、いささか出番が減っていったことは否めません。実際に前回の登場には少し驚かせられました。これからサラとミアによって何が語られるのかと考えてしまったほどです。

ただ、それはもしかしたら、2巻の帯に書かれていたフレーズにも表れていたのかも知れません。

本来であれば、シャドーの「顔」(=表情)について言及されていたであろう「その“顔”は誰にもわからない。」

今回のお話では、サラの“顔”であるミアの、誰も知ることはなかった本当の正体と過去が明かされました。
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さて、第7話で初登場してから、暫くの間はエミリコの良きお姉さんといった風な描写がされてたミア。

しかしストーリーが進むにつれて、徐々に歪んだ性格を見せるようになってきましたね。

特にその大きな変化が表れていたのが第82話です。

エミリコが班長として堂々とした姿を見せていたあのエピソードでしたが、当のミアはというと、まるでつまらなさそうにエミリコに接していました。


というか、むしろ辛辣さも見え隠れしていましたね

確かにベルが掃除を欠席しがちだったのは問題でしたが、それよりもエミリコが班長になったことに納得がいっていないような態度に、当時の私は少々戸惑っていました。

ただ、それがシャドーハウスに来る以前に、妹の「ミア」に両親の愛情を全て奪われてしまったことが原因だったとは、なんとも切ない気持ちです。

おまけに、第228話を読んだ方はお分かりかと存じますが、両親の性格が決して良好ともいえず、はっきり言ってしまえば劣悪な環境だったのもミアにとって不幸でした。

ああ、躾棒で「成長の機会」を母親にねだるミアを見てると辛いですなあ……


以前に第128話 救いの手(2)【感想】にて、サラの不用意な発言で再洗脳されたはずのミアの瞳が澄んでいたのが気になっていましたが、既に正気の状態でもミアは歪み切っていたと知り、あの時の疑問に合点が行きました。


しかし、これでミアの過去は大体わかりましたが、では次のお話では何が語られるのでしょうか。

主人のサラも含めて、ケイトとエミリコの反応も気になるところです。