来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

考察・魅力

迷路地図

エドワードから手渡された袋。
生き人形達が自身の選択以外で手にしたアイテムです。

中身は、鉛筆・ロープ・はさみ・ハンカチ…。

そして地図ですね。
地図についてはルウ以外の4人は見事に使いこなしています。

下が館で、上の方に山が連なっている絵が描いてあります。
山については、ただの比喩なのか、本当に庭園の先に山があるのかは分かりませんが、とにかく庭園内については概ねこの地図に記載された通りのようです。

まるで古文書を彷彿とさせる怪しげな地図。
真ん中のすす時計の場所がスタート地点であることは分かりますが、完全に信頼して良いものではなさそうですね。

エミリコとラムが進んでいた道にはかなり高い段差がありましたし、リッキーが通るのを躊躇していたトンネルは地図に記載はありませんでした。

また、地図にいくつかある小屋や、ショーンとリッキーが気付いた5箇所の小さい点など、これだけでは何が何なのか分からない部分もまだ多いです。

今後もこの地図に沿って物語が展開されるのかは分かりませんが、劇中に何回も地図上に行程を示した描写がありますし、何よりも扉絵に全体図が載っています。

せっかくこうやって我々読者にも分かるように掲載されているわけですから、これはソウマトウ先生からの、大いに考察せよというメッセージに違いありません。

ならば使わない手はありませんね。


というわけで、この記事の後半に扉絵の地図の模写を載せてみました。

なぜそのままの画像を使用しないのかというと、勝手に扉絵の絵を転載するのは著作権的にアウトかなと思ったからです。

模写自体もかなりグレーかなと思いましたが、ブログに掲載する分には非営利行為ですし、何よりこうやって読者に考察する機会を与えて頂けているのですから、当ブログの趣旨から無視できないという解釈であえて公開させて頂きます。

模写した地図については続きより画像を掲載致します。

エミリコ達の辿るルートの考察は、(出来る範囲で)今後記事に挙げていこうと思っていますのでどうぞお付き合い下さい。
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イングリッシュガーデン

5月1日、とうとう令和時代が幕を開けました。
新時代の到来です。

願わくば、これから先の未来が幸多いものであることを祈るばかりです。

さて、それに伴い当ブログでもそれに相応しい題材を取り上げようと考えていたのですが、如何せん推敲が進まなかったためしばらくお蔵入りにしようかと思います。
そもそも時代の始まりに沿う内容なのか、自分自身では判断しかねましたし…。

とりあえず格好つけるのはやめて、書きたいものから書いていくことにします。

今記事の主題は、次回より舞台の中心となる"庭園"についてです。
ソウマトウ先生のツイッターでは、"庭園迷路編"と銘打っていますね。

実はこの庭園について、前々から興味を持っていました。

なぜなら、庭園の様式によってどの地域がモデルになっているのかが推測可能だと予想していたからです。

一応作品全体の雰囲気から、欧州が大体のモデルと窺うことはできます。
また、作中に登場するキャラクターの名前が英名であることから英国が舞台なのではと踏んでいました。

でも、いまいち決定打に欠けていたんですよね。

例えば、第25話に出てきたガレット・デ・ロワはフランスのお菓子ですし、すすコートを着る時に使うロビンマスクという被り物は中世でペスト医師が診察で用いていたものと似ていて、イタリアが発祥です。

欧州域の文化は相互に影響を受けているため、明確にどの様式がどの国に当てはまるなどということは言い切れません。
なかなか他地域で暮らしている者から見ると判別が難しいのが実態です。

ですが、東アジアでも日本と中国と韓国がそれぞれ違うように、欧州も細かく見ていけば違いを見出すことは可能であります。

それこそが第26話で描写された庭園の様式だったわけです。

今回は洋式庭園に関する蘊蓄を交えながら書いていきたいと思います。
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第26話 不揃いな道具たち

何とか平成中に出張から帰ってくることができました。

仕事中だというのに、街を歩いては
「エミリコなら『大きい建物がいっぱいです!』とかはしゃぐんだろうなぁ」
とか、ショーケースの中のお菓子を見ては
「エミリコなら『キラキラしてて可愛いです!』とか喜ぶんだろうなぁ」
などど考えながら出張先に滞在しておりました。

一体全体何を考えているんだ、という感じですね。

完全に頭の中がシャドーハウスに支配されつつあるようです。

まだ脳内のエミリコやケイト嬢が話しかけてこないので個人的にはセーフだと思っていますが、社会的にはセーフに近いアウトかも知れません。

さて、先週26話が公開されてからというものの色々な考えが浮かんできてなかなか整理できなかったのですが、ようやくこうやってまとめる時間が取れました。

今回の記事は毎回恒例、お話のあらすじと感想です。

相変わらず気になったことや明らかになったことも多いですが、深く掘り下げたい考察などは令和時代に持ち越しになるでしょう。

幸い次号は5月9日に発売なので、ゆっくり考えていきたいと思います。

では続きよりどうぞ。

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‟試験官”という地位

あの謎めいた雰囲気はどこへやら。

第25話で、一気に小物臭を全開に漂わせたエドワード。

それもその筈。
5組の新人たちの前では “特別な生き人形” などと強調しておきながら、実は自身も評価される側の立場だったというのですから、噴飯ものです。

こんなことが5人のお影様に知られたならば、間違いなく馬鹿にされることは必至でしょう。
私がジョンの立場だったら、エドワードを翻弄するために、ありとあらゆる手段で“お披露目”を引っ掻き回しますよ。

まああまり派手にやりすぎると墓穴を掘るので、目立たないようにやらなくてはなりませんけどね。

でも、パトリックの人形を荒々しく扱っただけで抗議したジョンのことです。
今のエドワードの立場を知ったならば、必ずや心外な気分になるでしょう。

他の4人と協調して、エドワードをとっちめ始めるかも知れません。

実際に、路地で立ち止まって物思いにふけるエドワードの横を5人のシャドーが通り過ぎていく描写がありますしね。
(背景の石畳の模様が変わっていないことから、エドワードが立ち止まっていることが分かるかと思います。)

順番的に、庭園を見てみたいとはしゃいでいたルイーズが最初に姿を消し、次に男子二人組、次いでケイトが、最後に未だ何もしゃべらない不思議なお影様・シャーリーが歩を先に進めています。

これで次回、
‟思い思いに庭園を駆け巡る5人を制止できない試験官”
なんていうコミカルな展開になったら、きっと胸がすく思いでしょう。

ぜひとも、相手が‟特別”とはいえ、そして自分達が“半人前”とはいえ、生き人形に従うことはないなんていう毅然とした態度をとる5人を見てみたいなと思います。


とりあえず次回の願望は置いときまして、本題です。

エドワードが今回の“お披露目”で務めている“試験官”という肩書ですが、既に触れた通り、彼もまた何者かによって審査の対象となる立場のようです。

ということは、当然エドワードよりも地位の高い、より上位のシャドーと生き人形がいるということになります。

果たしてそれはどんな存在なのでしょうか。

他の話で出てきた断片的な情報を基に、想像していきたいと思います。
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格付けの基準

“お披露目”のキーマン、エドワード。

第25話では彼のモノローグにより、明らかになったことが何点かありました。


一つは、彼が棚の中で度々上下させている、新人シャドーの格付けについて。

もう一つは、彼の試験官としての今の立ち位置です。

いずれにせよ断片的な情報しかありませんが、これまでの状況に比べれば遥かに全容解明に向けて大きく前進したといえるでしょう。

まあその分、新たな謎もまた増えたわけですけども。
でもそれは、このシャドーハウスという作品の宿命と私は捉えています。

今回の記事ではまず、一つ目の新人シャドーの格付けについて考えたことを書いていきますので、どうぞお付き合い下さい。

では続きよりどうぞ。
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