来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

第125話 苦さと甘さ【感想】

今話が掲載されたヤングジャンプ15号は3月10日に発売されました。

つまり「砂糖の日」です。

シャドーハウスといえば、作中で「珈琲」が描かれていますね。昨年秋に開催されたシャドーハウスのコラボカフェでも人気を集めたのは「おじい様の煤入り珈琲」でした。シャドーハウスにはお菓子やパンやサンドウィッチも登場しますが、やはり本作の飲食物といえば珈琲で間違いないでしょう。

ちなみにソウマトウ先生はお二方とも珈琲を常飲しているらしく、珈琲豆専用の冷凍庫があるらしいです。
(先生のツイッター→趣味でめちゃくちゃ珈琲豆買う)
また、FANBOXでは第56話で割られていた珈琲瓶のモデルとなった商品を紹介していました。

第85話でオリバーとオリーが珈琲を淹れているシーンがありましたが、あの場面の描写がやけに細かかったのはソウマトウ先生のこだわりだったのかも知れませんね。


さて、無理やり繋げるわけではありませんが珈琲には砂糖が必須です。

私自身は大抵ブラックで済ませるのですが、大なり小なり砂糖やミルクを使う方が多いのではないでしょうか。(疲れてる時は滅茶苦茶砂糖混ぜてMAX珈琲みたいにすることもあり)

第60話でオリーがエミリコに砂糖をあげているシーンがありましたが、あれも恐らく珈琲用なのかなと思います。研究で疲れた頭を、甘い珈琲で回復させている様子が目に浮かびます。

あの時エミリコは砂糖を貰って喜んでいましたが、作中ではあれ以来描かれていないので、もしかしたら砂糖も星つきの特権なのかも知れませんね。


しかし、そんな希少な「砂糖」が第125話で再び登場しました。

今回はスザンナとジョンの「飲み回」です。続きを読む

第124話 誠意と本意【感想】

「天與正義神感至誠」

書き下し文にすると「天は正義に与(くみ)し、神は至誠に感ず」と読みます。

大まかに言うと「物事に誠心誠意取り組めば、天も運命も味方してくれる」といったニュアンスです。この言葉は帝国海軍の軍人・東郷平八郎の造語ですが、現代では彼の名言として知られています。

ただ、もちろん闇雲に物事に取り組むだけで神様の助けがあるわけではありません。「正義に与し」とあるように、その行動が正義かどうか、誠意があるかどうかも問われます。上記の解釈をもう少し正確に書くとすれば、“天祐も神助も、正義や誠意があればこそ起こりうる”といったところでしょうか。

東郷平八郎といえば日本海海戦での勝利が最も有名ですが、かの戦いでは用意周到に準備を重ねた日本海軍が圧倒的優位に立ちます。また、祖国防衛という「大義」を共有していた総員の士気は相当高かったそうです。

反して、地球を半周して極東に辿り着いたバルチック艦隊は、疲労困憊の上に遠く離れた地での戦いに意義を見出すことができなかったのか、なす術もなく大敗します。結局、この海戦は我が国の勝利を決定づけるとともに、冒頭の東郷平八郎の言葉を証明したと言えましょう。

横須賀港には、当時の旗艦・三笠が今も残っています。

私も6年前に訪れたことがあるのですが、度重なる苦難を乗り越えたその姿は実に力強いものでした。

現在でも艦首を北方へと向け、かつての相手国に睨みを利かせながら護国の象徴として佇んでいます。

戦艦三笠

さて、そうは言っても人間常に誠実ではいられません。

ましてや、閉鎖空間で我先にと出世争いをするシャドーハウスでは尚更です。実際に、こどもたちの棟もおじい様と共にある棟も、そして麓のミラーサイドでもそんな様子が描写されています。一歩間違えれば「死」が待ち受けているのですから当然でしょう。

この館で正直さを貫くのは、並大抵では不可能なのです。

ただ、それは常人の話です。

もしもそんな普通の考えさえ及ばない存在がいたとしたら…
そして、その人物が裏表のないまっさらな心を持っていたとしたら…

それは不可能ではないでしょう。


此度のエピソードでは、不器用ながらも誠意を最後まで貫き通したあの漢が、見事勝利を手にします。

第124話はジョンのメイン回でした。
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単行本9巻発売日 秋葉原レポート

単行本第9巻の感想記事に続いて、恒例の発売日秋葉原レポートでございます。

令和3年11月19日、当時のアトレ秋葉原では東方プロジェクトのコラボが開催されておりました。ただ個人的に気になったのは、電気街口の脇にあった神田消防署の垂れ幕ですね。
単行本第9巻発売当日秋葉原
ここに描かれている青髪の少女は、神田消防署の公式キャラクター「神田 よくみ」という女の子らしいです。さすが秋葉原!

神田消防署の公式HPには「よくみの部屋」というページもあります。
マスクバージョンのSDまであるんかい……。

お役所までをも萌え文化に染め上げるとは日本のサブカルチャーは凄いですね。2012年に誕生した当時の記事も出てきたのですが、予防課の担当者もはっきりと「秋葉原は萌え文化の中心ですからね」と明言しています。わーお…。

誕生までの経緯も結構面白いのですが、ここで紹介するとキリがないのでリンク置いておきます。神田消防署の力の入れ具合が分かるかと思います。
可愛すぎる! 神田消防署に萌えキャラ「神田よくみ」がデビュー!


さて、そんなサブカルチャーの中心地・秋葉原
本記事では単行本第9巻発売日の主要各書店での販売状況をお伝えしていきます。

では続きよりどうぞ。


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