今話が掲載されたヤングジャンプ15号は3月10日に発売されました。

つまり「砂糖の日」です。

シャドーハウスといえば、作中で「珈琲」が描かれていますね。昨年秋に開催されたシャドーハウスのコラボカフェでも人気を集めたのは「おじい様の煤入り珈琲」でした。シャドーハウスにはお菓子やパンやサンドウィッチも登場しますが、やはり本作の飲食物といえば珈琲で間違いないでしょう。

ちなみにソウマトウ先生はお二方とも珈琲を常飲しているらしく、珈琲豆専用の冷凍庫があるらしいです。
(先生のツイッター→趣味でめちゃくちゃ珈琲豆買う)
また、FANBOXでは第56話で割られていた珈琲瓶のモデルとなった商品を紹介していました。

第85話でオリバーとオリーが珈琲を淹れているシーンがありましたが、あの場面の描写がやけに細かかったのはソウマトウ先生のこだわりだったのかも知れませんね。


さて、無理やり繋げるわけではありませんが珈琲には砂糖が必須です。

私自身は大抵ブラックで済ませるのですが、大なり小なり砂糖やミルクを使う方が多いのではないでしょうか。(疲れてる時は滅茶苦茶砂糖混ぜてMAX珈琲みたいにすることもあり)

第60話でオリーがエミリコに砂糖をあげているシーンがありましたが、あれも恐らく珈琲用なのかなと思います。研究で疲れた頭を、甘い珈琲で回復させている様子が目に浮かびます。

あの時エミリコは砂糖を貰って喜んでいましたが、作中ではあれ以来描かれていないので、もしかしたら砂糖も星つきの特権なのかも知れませんね。


しかし、そんな希少な「砂糖」が第125話で再び登場しました。

今回はスザンナとジョンの「飲み回」です。
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今回目を引くのは扉絵のスージーです。
カラー扉は22度目となりますが、第117話のエドワードに続く単独カラーとなりました。

スージーは単行本8巻の裏表紙にも抜擢されていますので、かなりの好待遇ですね。同期組以外としては露出が多い方なのではないでしょうか?(そういえば初登場は第14話とかなり早い方でした)

それとカラー扉の裏は、アニメ二期の情報が掲載されていますので要チェックです。
7月の放映までが待ち遠しくて仕方ありません。


さて本編ですが、いきなり事前告知で載せられていたシーンからスタートしました。

…うん、完全に飲み会のテンションですね。アゲアゲのジョンとスザンナだけではなく、にっこり笑顔で珈琲運ぶスージーがいい味出しています。テーブルに置かれた山盛りのお菓子といい、もはやちょっとしたパーティーのようです。

おまけに、第99話でジョンは「無礼講だーっ」と酒飲みみたいなこと言ながら生き人形にポートレイトを脱ぐように言っていましたが、今回のお話ではスザンナが、スージーにショーンのポートレイトを脱がせるよう指示しています。

こう見ると、何だかジョンとスザンナは似た者同士な気がしてきますね。ケイトは薔薇の集いにて、ジョンに対してスザンナを割り当てたのを「余りよ…」と言っていましたが実は適任だったのではないでしょうか?

外伝でもいいので、この時ケイトはどういう意図で各組を割り当てたのか聞いてみたいところです。


ところで似た者同士と書いていて思い出したのですが、ひょっとしたらアイリーンとスザンナも似た性格なのかなとも思いました。

何故かと言いますと、アイリーンは第36話で「下の子と関われるエドワードが羨ましいわ」と語っているからです。

今回に限らず、ジョン絡みのエピソードではスザンナの面倒見の良さが度々描かれていますが、先程の発言を鑑みるとアイリーンもこどもたちの棟時代は後輩と関わるのが好きだったんじゃないかなと思えるんですよね。それもあって、一緒に救護班として活動していたのではないかと推測しています。


ただ面倒見の良さについては、スザンナではなくスージーの性格が基になっているようです。

実際に、ショーンのポートレイトを脱がそうとして断られたスージーはムッとしていますし、主人たちがベロンベロンになるまで飲み明かしている中、スージーは自分がしっかりしなくてはとナーバスになっています。

第68話のローブ様の発言から考えると、スザンナモーフは羽目外したいタイプなのに対して、スージーはしっかり者なのでしょう。そして誕生したのがスザンナなのだと思います。

第49話でスザンナはケイト達を案内しながら「この授業大好きよ!」と上機嫌でしたが、すす能力が好きというだけではなく、後輩と関わるのが嬉しくてたまらなかったのかも知れません。当時はあのラストシーンで背筋凍りましたが、今見返すとスザンナもまだ愛らしい子供なんだなと思えてきました。


しかしそうすると、最近のこどもたちの棟はスザンナにとって寂しいものだったかと思います。修練の間では風紀班に役割を取られていましたし、何かと星つき周りはトラブル続きです。

で、結果はジョンと意気投合です。ついにはオリバーみたいに機密事項をしゃべるわしゃべるわ……。

エドワードもトマスも余計なことを喋っては失敗ばかりですが、こうなってくるとシャドーハウスという館自体の体質に問題があるのではないかと邪推してしまいます。秘密が多いわりに、情報がしっかり管理できていないってかなり致命的ではないでしょうか?

まあこれに関しては、あまりに秘密の多い体制のせいでどんなに努力してもシステムだけではカバーできないと解釈しておきましょう。(なんか現実世界の社会そっくり…)

それに、実は書記のベンジャミンが全こどもたちのすす能力を把握していることが分かりましたし、もうこれだけで大収穫です。きっとケイトも大喜びのはずです!


ですが、第125話のクライマックスはジョンとスザンナの飲み会ではありません。

今回のエピソードで特筆されるのは、何と言っても弟キャラを全力で演じるショーンの姿です!

これには大変驚かせられました。

エミリコや同期達の前ではしっかり者のまとめ役といった雰囲気なのに、年上女性のスージーの前では見事な弟キャラです。「何でもそつなくこなす」なんてキャラ紹介されていますが、「何でも」のレベルが高すぎてびっくりです。しかもこれが計算の上なんですから恐ろしいぐらいですね。

腹話術はうまくいきませんでしたが、計算半分・真心半分のショーンには、スージーも素直になってくれました。流石首席で選別会に参加しただけあります。よっ、首席!
(余談ですが、ツイッターで『ケイトが“星つきと仲良し作戦”で期待していた働きがショーンと同じレベルだとしたらリッキーが不憫』という趣旨のツイートを見かけましたが、確かにその通りと爆笑しました。まさかそんなことないよねケイト?)


ここの場面で凄いなあと思ったのは、第50話で救護班の行動を優先したスージーについて、ケイトとエミリコは「洗脳によっての行動」と推測していたのに対して、ショーンは洗脳が薄れているが故の行動だと推理したことです。

当時と今では状況が違うため、ケイトとエミリコの推測が間違っていたのは当然です。しかし、それでも正解に辿り着いたショーンは凄いでしょう。

これは、ショーンがスージーの行動を冷静に観察していたことと、自身も村時代に兄弟がいたことが大きいと思います。まさに、ショーンでなければ見抜けなかったのではないでしょうか。

直後にショーンは珈琲を一気飲みしてスージーを気遣う発言をしていますが、これも過去の記憶を取り戻したが故の人間らしい行動だったと思います。今はまだ難しいですが、表情がほころんだスージーを見ていると、もう少しで彼女の心も開けるのかなと感じました。


ラストは、星つきの居住棟に繋がる廊下を歩くショーンが描かれていました。

背中にはすっかり酔い潰れた主人・ジョンがぐったりしています。これじゃまるで新橋のサラリーマンです。ショーンの言う通りこんな姿見られたらどうするんでしょうか。

ただ、ショーンも先ほどの珈琲一気飲みが効いているのか、ほろ酔いのような良い表情をしていますね。案外ショーンも良い気分でいるのではないでしょうか。

最後のコマを見ていると、大仕事を終えた帰路といった雰囲気です。本当にこの二人は良いコンビですね。


柱の文には「深まったスザンナとの関係性」と書いてあります。ジョン組の仕事は無事大成功したようです。そして下の次号予告を見てみると、「バトンはルイーズへ」。

ということは、次回ではルイーズ組とベンジャミン組とのやり取りが描写されるのでしょう。

“選別会”の首席から“お披露目”の首席へと繋がったバトンが、今度はどう引き継がれていくのか。
まだまだ続く「星つきと仲良し作戦」の行方に目が離せません。


※ブログアップ時に題名及び文中で「第126話」となっていた部分は「第125話」の間違いです。
失礼致しました。
R4.3.16 12:36