第78話が公開される前に、

バーバラの秘策①
バーバラの秘策②

という記事を上げました。

これは第77話でバーバラが取った、とある行動について着目した記事です。
行動の内容はネタバレになりますので後述しますが、本当に何気なく描写されたシーンでした。

しかしそんなシーンにも、必ず何らかの意図が込められているのがシャドーハウスです。隠された意図を探るため、以上の二つの記事でその真相を探ってみました。


ところがどっこい。

第78話を読んでみたところ、この二つの記事の考察は外れている可能性が非常に高くなりました。なんてこったい!!(いつものことではある)


ただそうはいっても、はっきりとした答えが出ていないのもまた事実です。

そこでこの記事では、いささか見苦しいものの、最新話を読んで改めて私が考えたことを書いていきたいと思います。

果たしてバーバラは、何のためにあの書類を用意したのか。

今回は78話までの内容を含むためご注意下さい。



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いや~、何というか、最近のエピソードは色々ありすぎて訳分かりません。
今も第78話の衝撃の余韻が残ったままです。

特にローズマリーは、私が一番好きなキャラクターだっただけに非常に残念でした。

ケイトとエミリコなら何とかしてくれると信じていたのですが、シャドーハウスという館はそんなに甘くありませんでした。マリーローズの言う通り「鉄壁」です。

一体全体、ラスボスの偉大なるおじい様まで辿り着くにはどれほどの困難が待ち受けているのでしょうか。ケイトでなくとも頭が痛くなってきました。
(それとバーバラとバービー、エミリコのメンタルも心配……)


ところで、マリーローズとローズマリーが身を投じた状況を見てSNSでは様々な見解がなされていますね。

中でも意外に感じたのが、『ローズ組生存説』を提唱する方が結構多かったことです。

それも単なる願望ではなく、
「谷底に落ちて姿が見えなくなるのは生存フラグ」
「マリーローズがローズマリーを抱えて落ちているので大丈夫なはず」
「亡霊かすす能力を使ってクッション代わりにした」

と、いかにもあり得そうな考察が少なくありませんでした。


ただ、それを信じたいのは山々ですが、いざ現実が突き付けられると精神が持たなそうなので期待しないでおきます。
第54話から覚悟決めていたのにも関わらずまだ傷心状態なのに、これで上げて落とされたらたまったものじゃないですからね……。まあ弱い人間だと笑って下さい。(段々ネガティブになる)


さて、話が逸れたので戻しましょう。

今回の記事の主題は、
「バーバラの同意書は何のためだったのか?」
これについて改めて論じたいと思います。


まずは前回までの二つの記事を振り返ってみます。

バーバラの秘策①・バーバラの秘策②で、私はマリーローズとローズマリーが無事に生還する、あるいは匿われることを前提に考察しました。

ところが、残念ながら第78話でその前提は崩れました。よって、あの同意書に何らかの仕掛けがある可能性も非常に低いと考えられます。仮にそうだったとしても、二人亡き今その仕掛けは何の意味もありません。


ただ、もしもあの同意書が今後効力を発揮するとしたら、一つの考えが浮かびます。

『同意書そのものに意味がある』
つまり、“引き渡しの同意書”そのものになんらかの効力がある、ということです。こう考えた方が自然ではないでしょうか?


そこで私は、あの同意書は
“こどもたちの棟を守るためにバーバラがあらかじめ準備していた”
というシンプルな説を採用したいと思います。

これについてもやはり、SNSでも多くの方が推測されていますね。
むしろ私のように、回りくどい考えをしていた読者の方が少数派かも知れません。(だって最後までローズマリーの生還を諦めたくなかったし……)


ただ第78話を見てみると、この説が正しいように見えてきます。

マリーローズは“栄光の廊下”の大人の棟に近い場所で暴れていますが、その領域はエドワードが責を負う区域です。
エドワードとしてはマリーローズを尋問して『反乱分子』をあぶりだし、そして出世の足掛かりにしようとしていましたが、結局のところその機会を逃しました。

それどころか、
①亡霊騒ぎの犯人に“栄光の廊下”を破壊された。
②遠目とはいえケイトの前で一体化を匂わす行動をとった。
③身柄を確保できずマリーローズ達の行動を止められなかった。

という失態を犯しました。文字通り、スリーアウトです。

特に、“栄光の廊下”を壊されただけならともかく犯人に死に逃げされた挙句、「館の重大な秘密」(byソフィ)「あれはまずいわよね」(byドロシー)と重鎮が語る『一体化』を星つきでないケイトの前で見せてしまったのは大失敗だと思います。
恐らく、失脚は免れないでしょう。

1階への格下げに怯えるのは、トマスではなくエドワードになりそうな気配が出てきました。


ただそんな風にエドワードに打撃を与えられたのも、マリーローズの細心の注意があったからこそです。
その上でマリーローズ達は自身が望む最期を勝ち取ったわけで、生死はともかくとしてエドワードの完敗ですね。これぞこどもたちの棟の最年長です。


逆にバーバラ達は事なきを得ました。

なぜなら、あの“引き渡しの同意書”があるからです。
エドワードは同意書にサインしながらバーバラを嘲笑していましたが、まさかこんな展開になるとは思わなかったでしょう。まあ、自業自得ですね。


さて。
以上をまとめると、バーバラが直前で交わした“引き渡しの同意書”には相当な重みがあることが分かりますね。

第52話ではエドワードに不満を持つ星つきの様子が描かれていましたが、恐らく彼女達はこれまでさんざん煮え湯を飲まされてきたことでしょう。それを踏まえて、今回バーバラは“引き渡しの同意書”を作成して万が一に備えたのかも知れません。

おおー、流石こどもたちの棟のリーダーです!

これがすんなりいけば超ファインプレーでしょう。エドワードもケイトだ反乱分子だと言っている場合ではなくなりますし、まさしく以前バービーが言っていた通り「こどもたちの棟のことを第一に考え、尽力」しているバーバラです。これぞ“星つき”です。



ただ、懲りないかと思われるでしょうが、結論が出たところで少々角度を変えて考えてみます。

ところでこの同意書。
これを発案したのは、果たして誰なのでしょうか?


これまで述べてきた経緯を考えれば、バーバラとするのが自然です。
実際にバーバラは、エドワードをよく思っていないのでこのような手段を取ったのは容易に考えられます。


ただ、慎重に事を運ぶ様子を想像した時、ある人物がバーバラに入知恵したのではないかという推測も成り立つんですよね。


その人物とは、ケイトです。


こう書くと「そんな描写なかったじゃないか!」とお叱りを受けそうですが、実は栄光の廊下に行く前に、ケイトとバーバラは一度だけ接触しています。

それは、ケイトがバーバラの部屋に招かれた場面です。

あの時、ケイトの去り際にバーバラは礼を述べていましたが、よく考えるとあのままケイトがすんなり部屋を出ていったとは正直考えにくいんですよね。

星つきに啖呵切るくらいですから、恐らくあの後二人(二組)の間で何らかのやり取りがあったのではないでしょうか?

例えば、『マリーローズとバーバラはどんな関係だったの?』とケイトが尋ねることは想像に難しくありませんし、ついでに『エドワードは厄介よ。私を犯人扱いするくらいなんだからあなたも気を付けた方が良いわ』と告げた可能性もなきしにもあらずです。

同意書、という発想がどちらから出たのかはっきりしませんが、少なくともケイトが一枚噛んでいると仮定すると、名探偵ケイトに告げたような「大きな評価」がケイトには与えられるかもしれません。

もしかしたらケイトはマリーローズからクリストファーの件を聞いていて、それを伝えられたバーバラが仲間になる展開も……?
(ただバーバラは、未だにクリストファーがどうなったか知らないみたいなのでこれはなさそう)


仮説中の仮説、30%は私の妄想ですが、そんなやり取りが赤薔薇と青薔薇によって交わされていたのかも知れませんね。