第114話をご覧になった方はご存知かと思いますが、前話は“名前”が重要なキーワードでした。ケイトの過去編のサブタイトルを振り返ると、まさにそれが示されていると言えるでしょう。
ということは、過去編を締めくくるにあたってはこれ以外のタイトルはありません。
本作品の主人公、エミリコの名が満を持してサブタイトルに登場しました!
ツイッターでは、この件についてソウマトウ先生が裏話を公開しています。
(→114話と115話のサブタイトル)
今回はソウマトウ先生自身がサブタイトルを名付けたとのことでした。
これまでのサブタイトルは担当者様が付けていたと仰っていましたが、今まで似たことってあったのでしょうかね?
もしないとすれば、今話のサブタイトルは作者自身が初めて付けたものとなります。それが主人公の名前とは何という奇遇でしょうか。ひょっとしたら作品を通じて唯一のケースとなるかも知れません。不思議なものです。
第115話では、ケイトがエミリコのことをどう見ていたのかが明かされました。
これまで秘されてきた、我らが主人公・エミリコの名前。
それはケイトの大切な、そして誰よりも近くでケイトを見守ってきた、とある女性から名付けられました。
ということは、過去編を締めくくるにあたってはこれ以外のタイトルはありません。
本作品の主人公、エミリコの名が満を持してサブタイトルに登場しました!
ツイッターでは、この件についてソウマトウ先生が裏話を公開しています。
(→114話と115話のサブタイトル)
今回はソウマトウ先生自身がサブタイトルを名付けたとのことでした。
これまでのサブタイトルは担当者様が付けていたと仰っていましたが、今まで似たことってあったのでしょうかね?
もしないとすれば、今話のサブタイトルは作者自身が初めて付けたものとなります。それが主人公の名前とは何という奇遇でしょうか。ひょっとしたら作品を通じて唯一のケースとなるかも知れません。不思議なものです。
第115話では、ケイトがエミリコのことをどう見ていたのかが明かされました。
これまで秘されてきた、我らが主人公・エミリコの名前。
それはケイトの大切な、そして誰よりも近くでケイトを見守ってきた、とある女性から名付けられました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
向かい合う少女と少女。
真の再会を喜ぶ二人の姿は何度見ても良いものですね。見ているこちらまで幸せになってきます。
ただ、ケイトとしては今まで黙っていたことの後ろめたさがあったのでしょう。これまで全てを明かしてこなかったことをエミリコに詫びます。エミリコが記憶を失っていたとはいえ、真実を語ってこなかったことは事実ですから、ケイトにとっては息の詰まる日々だったに違いありません。
ところが、エミリコはそれに対して謝る必要はないと返しました。
確かに、普通に考えればこんな重大な秘密を易々と打ち明けるわけにはいきません。それに記憶を失っていたのは自分自身なのですから、ケイトに何ら落ち度がないことはエミリコだって解っています。主人からの突然の謝罪を受け、エミリコは慌ててそれを否定しました。
しかし、エミリコはケイトの顔をじっと見つめると、少しいじけて落ち込み始めました。
なぜかと言うと「少し残念」だったからだそうです。
この「残念」とは、“エミリコの影響を受けてケイトが誕生した”のではなく、“ケイトは元から一人の人間だった”ということを指しています。
どうやらエミリコは、第68話でマリーローズから「特別なモーフ」の話を聞いて以来、自身の影響を受けてケイトが誕生したと思っていたのだそうです。
まあ、当時のマリーローズの話をそのまま受け止めればそう思うのは当然でしょう。それにあの時、ケイトはマリーローズの話を否定していませんでした。エミリコが誤解するのはやむなしです。
また、エミリコにとってケイトは敬愛すべき存在と同時に憧れの存在でもあります。
例えば、第6話でエミリコはケイトのことを「清楚」で「素敵」で「私とはまるで違います」と言っていました。
それもあってか、エミリコは自分という存在から「素敵」なケイトが生まれたことが誇らしかったと語ります。
そういえば、第100話でケイトは同期の生き人形を順に分析していましたが、あの時エミリコは自分のどんなところがケイトに写されたのかと想像しながらニヤニヤしていました。
つまり、自身の中にケイトを構成する『素敵さ』や『上品さ』があると思っていたのに、それがないと知ってエミリコは「残念」に思ったということです。
そのことを告げると、少し寂しそうに「ケイト様は元から立派なケイトさまでした!」と微笑みました。
ただ、それを聞いて今度はケイトが即座に否定しました。
ショーンやラム、他にも第二次亡霊事件の後にエミリコのことを褒めていたこどもたちのように、エミリコだって周りに大きな影響を与えているのです。
ならば、誰よりもずっと傍にいるケイトが影響を受けていないはずがありません。
思えば、第41話で果敢に茨に立ち向かうエミリコを見ながら、ケイトは「貴女がみんなを変えたのよ」と胸に手を当てていました。
そして「はじめから敵を作っていたのはわたし…」と自分が間違っていたことに思い至っています。
ということは、ひょっとしたらケイトが仲間を作ろうと決意したのはこの時の出来事がきっかけだったのかも知れません。
それがゆくゆくは同期会へと繋がり、やがてケイトとエミリコの真の再会を生んだとすれば、なんという運命の悪戯でしょうか。
ケイトはこれまでの自身の行動を振り返りながら、改めてエミリコには何度も助けられたと感謝をしました。
また、ケイトにはもう一人感謝すべき人物がいました。
侍女のことです。
ケイトは顔を失った後、侍女に対してなぜ自分を見捨てなかったのかと激高していました。そしてその怒りが静まった後も、沸き上がる疑問を抑えることができずに無言で家を出てしまいました。
しかし、その理由も今になって解ったとケイトは語ります。
侍女はケイトを守ろうと精一杯だったのです。
ケイトは拳を握りしめ、俯きながら侍女に謝りたいと零しました。
そして、ここでエミリコがたわいもない質問をしたことで、長きにわたって謎とされてきた疑問が明かされました。
エミリコが尋ねたこととは、侍女の名についてです。
それに対し、ケイトは「わたしの大切な人」という言葉を添えて「エミリー」と答えました。
大切な人の名を捩って、ケイトは心の支えにしてきた少女に「エミリコ」と名付けたのです。
これを運命と言わずして何を運命と言えましょうか。
エミリコは選別会に潜入するにあたって出会ったばかりの少女の名を名簿に書き、シャドーハウスへとやってきました。
その名とは、侍女が「キャサリン」の愛称から少女に名付けた「ケイト」という名前です。
片や、ケイトは旅に出てから初めて出会った素敵な少女を取り戻すため、従者となった少女に名前を授けました。
その名とは、ケイトの大切な人「エミリー」の名を捩った「エミリコ」という名前です。
ミラーハウスの惨劇から辛くも逃れたキャサリンとエミリー。
その主従から名を受け継いだケイトとエミリコが、60年以上の時を経て館の奪還のためにシャドーハウスへ舞い戻ったという事実を前にして、なんと壮大な物語なのかと感嘆しました。
先程、ケイトは祖母に謝りたいと言っていましたが、私はそれでは足りないと思います。
ここまで舞台が整ったのですから、ケイトには是が非でもミラーハウス奪還を成し遂げて貰い、それをエミリーに報告して欲しいです。
そして、キャサリンとの思い出の詰まった館へと、当時のミラーハウスを知る(恐らく)唯一の生存者であるエミリーを招いて欲しいです。
血筋で言えば、ケイトが新ミラーハウスの女王でも問題はないでしょう。
ついでに王ではないけれども、ジョンが王配として隣にいてくれればエミリーも大喜びのはずです!
ただ、ここまで話膨らませておいてなんですが、その道のりは長く険しいことでしょう。
ケイトとエミリコの会話に戻りますが、すす島には催眠効果のあるすす炭の煙が充満しているからです。島中が精神的にも経済的にもシャドーハウスに依存するこのシステムを打破しない限り、勝利はあり得ません。
しかし、ケイトから授けられた名こそが本物だと語るエミリコや、第1話と違ってエミリコと目を合わせることができるようになったケイトの姿を見ていると、そんな心配は必要なさそうです。
この二人ならきっと、多くの仲間と共にどんな困難でも乗り越えられると信じています!
ところが、ケイト達が笑顔で語らい合っている中、別棟ではなにやら良からぬ企みが進んでいました。
おじい様と共にある棟の一室で、煙を燻らせるジョゼフ。
未だに顔を見せない謎の重鎮の前にいたのは、やはりあの男・エドワードでした。
ケイトとエミリコが満面の笑みを浮かべる中、こちらでは不敵に微笑むエドワード。
一体何をジョセフに吹き込んだのでしょうか。
そしてエドワードの麓への視察は、ジョゼフに語ったことと何か関係があるのでしょうか。
すす列車と共に、エドワードの余計な陰謀が出発進行です!
向かい合う少女と少女。
真の再会を喜ぶ二人の姿は何度見ても良いものですね。見ているこちらまで幸せになってきます。
ただ、ケイトとしては今まで黙っていたことの後ろめたさがあったのでしょう。これまで全てを明かしてこなかったことをエミリコに詫びます。エミリコが記憶を失っていたとはいえ、真実を語ってこなかったことは事実ですから、ケイトにとっては息の詰まる日々だったに違いありません。
ところが、エミリコはそれに対して謝る必要はないと返しました。
確かに、普通に考えればこんな重大な秘密を易々と打ち明けるわけにはいきません。それに記憶を失っていたのは自分自身なのですから、ケイトに何ら落ち度がないことはエミリコだって解っています。主人からの突然の謝罪を受け、エミリコは慌ててそれを否定しました。
しかし、エミリコはケイトの顔をじっと見つめると、少しいじけて落ち込み始めました。
なぜかと言うと「少し残念」だったからだそうです。
この「残念」とは、“エミリコの影響を受けてケイトが誕生した”のではなく、“ケイトは元から一人の人間だった”ということを指しています。
どうやらエミリコは、第68話でマリーローズから「特別なモーフ」の話を聞いて以来、自身の影響を受けてケイトが誕生したと思っていたのだそうです。
まあ、当時のマリーローズの話をそのまま受け止めればそう思うのは当然でしょう。それにあの時、ケイトはマリーローズの話を否定していませんでした。エミリコが誤解するのはやむなしです。
また、エミリコにとってケイトは敬愛すべき存在と同時に憧れの存在でもあります。
例えば、第6話でエミリコはケイトのことを「清楚」で「素敵」で「私とはまるで違います」と言っていました。
それもあってか、エミリコは自分という存在から「素敵」なケイトが生まれたことが誇らしかったと語ります。
そういえば、第100話でケイトは同期の生き人形を順に分析していましたが、あの時エミリコは自分のどんなところがケイトに写されたのかと想像しながらニヤニヤしていました。
つまり、自身の中にケイトを構成する『素敵さ』や『上品さ』があると思っていたのに、それがないと知ってエミリコは「残念」に思ったということです。
そのことを告げると、少し寂しそうに「ケイト様は元から立派なケイトさまでした!」と微笑みました。
ただ、それを聞いて今度はケイトが即座に否定しました。
ショーンやラム、他にも第二次亡霊事件の後にエミリコのことを褒めていたこどもたちのように、エミリコだって周りに大きな影響を与えているのです。
ならば、誰よりもずっと傍にいるケイトが影響を受けていないはずがありません。
思えば、第41話で果敢に茨に立ち向かうエミリコを見ながら、ケイトは「貴女がみんなを変えたのよ」と胸に手を当てていました。
そして「はじめから敵を作っていたのはわたし…」と自分が間違っていたことに思い至っています。
ということは、ひょっとしたらケイトが仲間を作ろうと決意したのはこの時の出来事がきっかけだったのかも知れません。
それがゆくゆくは同期会へと繋がり、やがてケイトとエミリコの真の再会を生んだとすれば、なんという運命の悪戯でしょうか。
ケイトはこれまでの自身の行動を振り返りながら、改めてエミリコには何度も助けられたと感謝をしました。
また、ケイトにはもう一人感謝すべき人物がいました。
侍女のことです。
ケイトは顔を失った後、侍女に対してなぜ自分を見捨てなかったのかと激高していました。そしてその怒りが静まった後も、沸き上がる疑問を抑えることができずに無言で家を出てしまいました。
しかし、その理由も今になって解ったとケイトは語ります。
侍女はケイトを守ろうと精一杯だったのです。
ケイトは拳を握りしめ、俯きながら侍女に謝りたいと零しました。
そして、ここでエミリコがたわいもない質問をしたことで、長きにわたって謎とされてきた疑問が明かされました。
エミリコが尋ねたこととは、侍女の名についてです。
それに対し、ケイトは「わたしの大切な人」という言葉を添えて「エミリー」と答えました。
大切な人の名を捩って、ケイトは心の支えにしてきた少女に「エミリコ」と名付けたのです。
これを運命と言わずして何を運命と言えましょうか。
エミリコは選別会に潜入するにあたって出会ったばかりの少女の名を名簿に書き、シャドーハウスへとやってきました。
その名とは、侍女が「キャサリン」の愛称から少女に名付けた「ケイト」という名前です。
片や、ケイトは旅に出てから初めて出会った素敵な少女を取り戻すため、従者となった少女に名前を授けました。
その名とは、ケイトの大切な人「エミリー」の名を捩った「エミリコ」という名前です。
ミラーハウスの惨劇から辛くも逃れたキャサリンとエミリー。
その主従から名を受け継いだケイトとエミリコが、60年以上の時を経て館の奪還のためにシャドーハウスへ舞い戻ったという事実を前にして、なんと壮大な物語なのかと感嘆しました。
先程、ケイトは祖母に謝りたいと言っていましたが、私はそれでは足りないと思います。
ここまで舞台が整ったのですから、ケイトには是が非でもミラーハウス奪還を成し遂げて貰い、それをエミリーに報告して欲しいです。
そして、キャサリンとの思い出の詰まった館へと、当時のミラーハウスを知る(恐らく)唯一の生存者であるエミリーを招いて欲しいです。
血筋で言えば、ケイトが新ミラーハウスの女王でも問題はないでしょう。
ついでに王ではないけれども、ジョンが王配として隣にいてくれればエミリーも大喜びのはずです!
ただ、ここまで話膨らませておいてなんですが、その道のりは長く険しいことでしょう。
ケイトとエミリコの会話に戻りますが、すす島には催眠効果のあるすす炭の煙が充満しているからです。島中が精神的にも経済的にもシャドーハウスに依存するこのシステムを打破しない限り、勝利はあり得ません。
しかし、ケイトから授けられた名こそが本物だと語るエミリコや、第1話と違ってエミリコと目を合わせることができるようになったケイトの姿を見ていると、そんな心配は必要なさそうです。
この二人ならきっと、多くの仲間と共にどんな困難でも乗り越えられると信じています!
ところが、ケイト達が笑顔で語らい合っている中、別棟ではなにやら良からぬ企みが進んでいました。
おじい様と共にある棟の一室で、煙を燻らせるジョゼフ。
未だに顔を見せない謎の重鎮の前にいたのは、やはりあの男・エドワードでした。
ケイトとエミリコが満面の笑みを浮かべる中、こちらでは不敵に微笑むエドワード。
一体何をジョセフに吹き込んだのでしょうか。
そしてエドワードの麓への視察は、ジョゼフに語ったことと何か関係があるのでしょうか。
すす列車と共に、エドワードの余計な陰謀が出発進行です!
