第23話の終盤にクローズアップされた、生き人形の命名についてのシャドー家の慣習。

ルイーズ曰く、普通は主人たるシャドーの名前と近いものを付けるという話でしたね。
それが故、ケイトはエミリコを愛していないと槍玉に挙げられてしまいました。

この生き人形の命名については私も興味深かったので、
・「エミリコ」という名前
・おっとり穏やかお姉様~ローズマリーについて~
・おっとり穏やかお姉様~ローズマリーについて~②

の3つの記事で、生き人形の名前の検証やそれに伴う謎の考察を書かせて頂きました。

なぜなら、生き人形に限らず、所有物に対する名付けには当人の思想や考え方が色濃く反映されるものだからです。

実際に第24話のケイトの独白でも、彼女のエミリコに対する想いが描かれていました。

なので、生き人形の名付けの基準とそれに伴う主人=シャドーの姿勢・思想は、決して見逃してはならない重要なキーだと私は考えていたのです。


そう、第2巻を読むまでは……

ここから先はネタバレを含むため、続きからでお願い致します。
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何だか少し愚痴っぽくなってしまいますが、申し訳ありません。
ただ、2巻の中に見逃せない一文があったのでここで書かせて頂きます。

それは、単行本を購入された方ならご存知の、巻末カラーページの作品設定の解説です。

ここには生き人形やシャドーに関わる設定で、本編では書かれていない部分を掘り下げた解説があります。
第2巻ではその中の一つとして、‟生き人形の名付けの基準” という項目があったのですが、そこには命名の基準について、
「其の実あってないようなもの」
という記載がありました。



「其 の 実 あ っ て な い よ う な も の」



何ということでしょうか!

あれだけシャドー家の慣習における重大な逸脱行為だとばかりにケイトは責められていたのに、何だかんだでその行為は問題がなかったということではありませんか!!

ということは、ローズマリーの命名についても、特に問題はない可能性がかなり高くなりました。
高くなったというよりは、ほぼ問題がないとみて間違いはないでしょう。
なんてこったい……
サラ&ミアの名前についての考察は、結構いい線いってたと思っていたのですが…

一応お披露目の間でお菓子を食べている時にも、リッキーから愛されていない人形だとエミリコは言われていますが、結果的にノーダメージでした。

ケイトがエミリコに対し、"名前のことなんか"で動揺したことに不満を持っていましたが、もしかしたら生き人形の命名に関するルールは有名無実だという確証を持っていたからかも知れませんね。

う~ん、でもローズマリーの主人がユニークなお影様という説は捨てがたいなあ…