これまで217のストーリーが紡がれてきたシャドーハウス。

ミステリーを主題としたこの作品の謎も、今では多く明かされてきました。

作中の世界観やキャラクターの設定が明るみになるにつれて驚かせられることは珍しくなく、その度にソウマトウ先生が仕掛ける脚本・描写の妙に感服しています。

そして明かされた謎を念頭に置いて改めて読み返すと、新たな発見があり、何度も読み返したくなる魅力に溢れています。

ソウマトウ先生の同人活動時代の作品を読んでいると、短いながらに印象的な作品が多く、短編を得意とされているのかななどと考えたりもしますが、上で述べた魅力は長編ならではと言えるでしょう。作品形式を問わず傑作を編み出されるとは凄いです。

今はまだ難しいかも知れませんが、いつの日にかソウマトウ先生の作品集が出版されて欲しいですね。シャドーハウスや黒以外にも面白い作品がいくらでもあるのですからそうでなければ勿体ないです。それだけの価値がソウマトウ先生の過去作にはあると信じています。


さて、話が逸れましたが本記事で語りたいのは、シャドーハウスに残された「謎」についてです。

先ほどは「多く明かされてきました」なんて書きましたが、正直言ってシャドーハウスには謎がまだまだあって数えきれないくらいです。最近はソウマトウ先生ご自身がpixivFANBOXで解説下さっておりますが、それを読む度に、自分では気付けなかった描写がいくつもあることを毎回のように知ります。いやあ、読み込みが足りんなあ……


しかしながら、ごく最近の出来事がpixivFANBOXで明らかになる反面、それ以前の描写については謎のままの場合も多いです。

そして、シャドーハウスを読み返していくと「これって結局何だったんだろう?」という謎が未だ残されているのです。

今回の記事では、今後の展開予想やキャラクターの微細な設定ではなく、ストーリーに大きく関わりそうな「設定」の謎と、「伏線」と思われる描写について、特に私が重要と感じた事柄を挙げていきたいと思います。

それでは第217話までの内容を含みますので続きよりどうぞ。
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①第54話で触れられた「ただの物置」

今晩更新の第218話で語られそうなので、この件についてまず述べます。

この「ただの物置」とは、第54話冒頭で触れられていたローズマリー班の管轄だった場所のことです。

ミア曰く「お影様の入る場所じゃないしただの物置だから後回し!」と、さほど重視されていない部屋なのだとか。

なぜそこがローズマリー班の管轄なのかも、ミア曰く「どうでもいいからと思っているから」と散々な言われようです。これにはローズマリーもただただ微笑むのみです。(いつものことかあ)(ローズマリー癒されるなあ……)

しかし、この部屋が結局何だったのかはまだ明かされていないんですよね。

ローズマリー班の扱いが軽いということを示す描写なのかも知れませんが、しかしそれにしたってわざわざ2ページに亘って描かれているのは不思議で仕方ありません。

おまけに第217話で遂にこの場所について描かれています。

そうとなったらきっと何らかの意味がある部屋なのでしょう。

第217話でこの場所へと足を踏み入れたベル。

彼女の身に何も起こらなければいいのですが……


②全滅した班

これは第53話で触れられました。班編成が変わったことについて語られたシーンにおいてです。

直前にミアが「二体も!別棟に“お呼ばれ”されたの!」と言っているものの、黒板にはなぜか2班分の空欄がありました。

それを疑問に思ったエミリコがミアに尋ねたところ、返ってきた答えがなんと「壊れちゃったのよ」

“生き人形”が「壊れた」ということは、それは即ち落命を意味します。

ミアは「本当はお影様に何かあったのかもね」なんて言っていますが、いずれにせよ1班丸々こどもたちが消えるのは異常事態でしょう。

最近の傾向を見ているとアンソニーが何かしたのではないかと疑わしいですが、果たして真相は何なのでしょうかね。


③からくり屋敷みたいなこどもたちの棟

これ確か第18話の深夜の見回りで描かれていましたが、一体何なのでしょうかね?

一応過去記事の「シャドーハウスと宗教について気になっていたこと」で語ったことはありますが、何のためにあるのか皆目見当もつきません。

敢えて言えば、第19話で矢が飛んできた廊下と一緒で、生き人形を迷わせるための仕掛けでしょうか。

実際にラムがこのせいで迷子になっているのを見ると案外そうかも知れません。


④ケイトの機械好き

一体全体何回この件について語るんだって話ですね。

しかしながら、過去記事「偉大なるおじい様の目的」で触れた通り、これってケイトの出自にまつわる理由があるのではないかと気になって仕方ありません。

私自身が第9話のケイトが好き、というのもありますが、それを抜きにしても何らかの意味があるのではないかと考えています。


⑤偉大なるおじい様の謎

これも過去記事「偉大なるおじい様の目的」で語っていますが、本当にこの謎の存在は長らくシャドーハウスにおいて隠された、最奥部の本丸と言っても過言ではないでしょう。

第208話でエヴリンとイヴを味方につけた後、ケイトはいよいよこの「偉大なるおじい様」の正体を探るべく始動しますが、果たしてあの巨大な体躯の存在は何なのか。

これが明かされた時こそ、シャドーハウスという作品のクライマックスなのかも知れません。



駆け足ではありますが、以上が私が選別に選別を重ねたシャドーハウスに残された代表的な「謎」です。

きっとこれらの謎明しには驚かせられること間違いないでしょう。

その日が来るのを楽しみにしています。