来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

第113話 一対の条件

個人的な話で申し訳ないですが、私は人の顔を覚えるのが苦手です。

一度会っただけではまず覚えられません。なので、以前会った人とかに街中で出くわしても、スルーすることしばしばです。後日、『あの時あの場所にいましたよね?』みたいなことを言われて初めて知ることは珍しくありません。

なので、ある人の所にどうしても訪ねに行かなければいけない、という時は絶対にその人ではない別の人(性別が違う人とか)に『~さんいらっしゃいますか?』と聞いたり、遠くから大きな声で『~さーん、例のもの持ってきましたー!』と叫ぶなどして、何とかやり過ごしてきました。

まあ、社会人になってからは大人数で過ごすこともなくなったので、最近そういったことで悩むこともなくなりましたけどね。むしろ学生の頃の方が大変だった記憶があります。地図や文章の記憶力よりも人の顔覚えたいと思っていたものですが、いざ大人になってみればなんてことはありませんでした。

それと一つ、得したと思うことがあります。

それは、初対面の時と以後のイメージが違う、と感じることがほぼない点です。

まあ当然ですよね。なぜなら相手の顔を覚えてないのですから。初対面時にどう感じたか、という印象はもちろん覚えていますが、それでもイメージの差に比較的惑わされることがないのは利点かなと思うようになりました。


ただ、それは普通の世界で普通の生活をしている人間だからこんな風に言えるのかも知れません。

例えば、通常考えられない事態に襲われ、存在意義を探すために故郷を捨て、辿り着いた先が異常な場所で、誰にも頼れないという状況下において、もしも安らぎを与えてくれる存在に出会ったとしたら、流石の私でも相手のことを忘れないと思います。

ケイトにとって、ミラーサイドで出会った少女はそんな存在でした。

その少女はケイトの姿を見て避けなかっただけではなく、笑顔で接し、大切な贈り物をしてくれました。シャドーハウスに潜入した後、館に囚われた少女と数奇な再会をしたケイトは、その少女と共に困難を乗り越えようと心寄せていました。


ところが、ケイトの純粋な好意は館の悪意に阻まれます。
少女はもう、ケイトの知っている少女ではなかったからです。

シャドーハウスの本当の恐ろしさを、ケイトと読者は思い知らされることとなりました。続きを読む

前記事「ケイトとエミリコは何番目?(第112話考察)」の追記

普段は考察記事の振り返りはしないのですが、第113話公開以降も前記事のアクセスが多いことと、明らかな間違いがあったため本記事にて少し書いていきたいと思います。

第113話のネタバレ含みますのでご注意下さい。続きを読む

ケイトとエミリコは何番目?(第112話考察)

明日、というより本日夜は第113話の更新日ですね。

先週は休載でしたので二週ぶりとなります。いよいよケイトとエミリコの過去編が大詰めを迎え、第1話当時の時間軸に追いつくまであと少しとなりました。

…いや、まだ分かりませんけどね。流れ的にそんな気がしますが、もしかしたらまだ波乱があって、もう暫く過去編が続く可能性もあるかも知れません。(お披露目だって、ソウマトウ先生曰く3話程度で終わる予定だったらしいですし)


さて、過去編ということは、今まで読者がケイトやエミリコに関してあーだこーだ言ってきたことの答え合わせが行われたということでもあります。

本ブログで取り上げた事象では、ケイトとエミリコの邂逅や、エミリコの出自、二人の関係性、シャドーハウスの外の世界などが挙げられます。

答えが合っていたかどうかはネタバレになりますのでここでは書きません。ただ体感的には3割程度正解でしょうか。イチローと同じくらいの成功率と考えれば悪くないかも知れませんね。(でもイチローの出塁率は5割弱だから負けてるね)


ところで、結構以前の話になりますが、第8話~第17話を読んでいた時から不思議に思っていたことがありました。

それは、エミリコと他の新人達(当時)との関係です。

そして第112話を読んでいたら、その疑問を解く鍵となるかも知れない描写を見つけることができました。

今回の記事では、第112話を読み解くにあたって用意した見取図を基に、その謎を解いていきたいと思います。



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