これまで、シャドーハウスは86回の物語を積み重ねてきました。
それと同時に謎が謎を呼び、様々な考察がSNSでは交わされています。

ただソウマトウ先生も仰る通り、シャドーハウスは「ミステリーファンタジー」です。単なる不思議な世界観を持った作品では終わらない魅力があります。ちゃんと謎明かしも行われていますので、あとから読み返してみて「あれはこういうことだったんだ!」という驚きの仕掛けがびっしりです。

そこで新年初めての考察記事は、以前書いた『まだまだ残っている謎(第51話まで)』を振り返って、明かされた謎の答え合わせをしていこうと思います。


なお、『まだまだ残っている謎(第51話まで)』を書くにあたって、先行して『まだまだ残っている謎』『これまでに明かされた謎』という記事を書いています。こちらは第1話~第24話まで出てきた謎とその振り返りです。

こうやって見返してみると、ストーリーの進行と共に「謎の提示」「種明かし」が頻繁に繰り返されていることが分かりますね。


では第86話までのネタバレを含みますので、続きよりどうぞ。



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以前にも書きましたが、一連の記事(まだまだ残っている謎)は
・世界観の設定(未解明・伏線など)
・物語の行方(現在進行中のものも含)
・登場人物(未登場・詳細がない、など)
・ささやかな疑問点

の4つに分けて、未だ解決していない伏線や謎を挙げました。

今回もそれに則って、過去の疑問について一問一答形式で書いていきます。

ではどうぞ!




●世界観についての設定・謎・伏線
 ・シャドーハウスという館はいつからあるのか
 →まだ分かっていません。

 ・シャドーハウスの歴史
 →こちらも不明です。

 ・モーフがシャドーとして暮らすようになった理由
 →これも不明です。

 ・“偉大なるおじい様”の正体
 →まだベールに包まれたままです。

 ・“偉大なるおじい様”の目的
 →これもまた不明です。

 ・麓の村は煤で洗脳されているが、洗脳されてない村もあるのか? 
 →まだ描写されていません。

 ・煤に関する事柄(こびりつき、亡霊)
 →こびりつきは『顔を欲しているのかも知れない』(第64話)
  亡霊は、クリストファーの作り話から生まれたすす能力による事象。


 ・なぜ“ふれあい”により煤を出すことができるようになるのか?
 →不明です。設定上、そのメカニズムはあまり重要でない気がします。

 ・“星つき”と“こどもたちの棟”管理者の違いとは何か?
 →“星つき”はこどもたちから選出される統率者グループ。
  “こどもたちの棟の管理者”は大人から選出される役職。

  (“お呼ばれ”と“お迎え”が重要な仕事)

 ・洗脳解除は『嘔吐』と『殴る』以外にはないのか?
 →特別な珈琲を定期的に摂取しなければ徐々に薄まっていきます。

 ・“一体化”にはどのタイミングでなるのか?
 →管理者から“お呼ばれ”されたタイミングで実施されます。

 ・『“一体化”できれば昇格』なのか『昇格したら“一体化”が可能』なのか
 →“一体化”できたら大人になることができます。

 ・“一体化”できない場合はどうなるのか(処分 or 降格)
 →“完成の箱”の中でシャドー・生き人形共に力尽きます。

 ・別棟の1階にはどんな人物が何人いるのか
 →まだ描写されていません。

 ・2階の住人はエドワード達以外にもいるのか
 →前管理者のトマスが登場しています。

 ・屋敷の権力構造
  仮説:おじい様→3階の重鎮→2階のエドワード達→1階→こどもたちの棟
 →第86話現在、概ねそれで合っていると思います。

●物語の行方
 ・ケイトのやりたいこととその目的(ケイトが目指す終着点)
 →“生き人形”の解放を目指しているものの、詳細は不明。

 ・ケイトがシャドーハウスを敵対視する理由
 →シャドーハウスは“人攫いの館”だからです。
 (但し、それをどこで知ったかはまだ不明)


 ・ケイトとエミリコの邂逅
 →まだ描写されていません。

 ・ケイトはどこまでシャドーハウスについて知っているのか
 →シャドーが元々モーフであること、生き人形は人間であることは既知。

 ・誰がケイトの味方になるのか
 →現在完全に味方なのは、エミリコとジョン・ショーン。
  やや好感触なのは同期と班員とバーバラ。オリバーも片足突っ込んでる。


 ・ルイーズの洗脳能力は今後どう使われていくのか
 →すっかり忘れかけてた設定です。ルイーズとルウの活躍に期待です。

 ・館側とケイト側以外の第三勢力の有無
 →怪しすぎる元クリストファーの生き人形・アンソニーが登場しました。
  マリーローズ組も途中までは第三勢力だったとみて良いと思います。


 ・第48話でケイトの部屋にいた動く煤の正体
 →まだ描写されていません。

 ・偉大なるおじい様はなぜ煤能力のある者を欲しているのか
 →まだ不明です。

 ・バーバラ自身は、シャドーハウスをどう思っているのか
 →まだ洗脳状態以外の感情はなさそうです。

 ・エミリコが目指す“星つき”への道(星つきVS新成人が始まる?)
 →何だかんだでバーバラの懐柔は成功したっぽいです。
  その前にエドワードの視察をどう乗り越えるかの方が問題です。


 ・パトリックは今後『覚醒』するのかどうか
 →すす能力ではなく、エミリコへの想いが先に覚醒してしまいました。

 ・リッキーとルウの洗脳解除
 →煤珈琲を最近(第86話時点)摂取していないので薄まっていそうです。

 ・星つきは煤珈琲を飲まないのか?
 →飲んでいるどころか、スージーとオリーは自ら欲しています。

 ・星つきはどこまで屋敷の謎を知っているのか
 →ベンジャミンは生き人形に思うところありそうですが、まだ不明です。

 ・サラとミアのこれから
 →ケイトが班長になったことでちょっとこじれそうです。

 ・パトリックとエミリコのこれから
 →「君が俺(パトリック)の心を分裂させた」(第66話より)

 ・リッキーとルウのこれから
 →「…あれ?何か…」(リッキー)「これ前にもあったような…」(ルウ)
  もうくっついちゃえ!


 ・ローブシャドーの再登場
 →第67話の扉絵で満を持して再登場しました。

 ・シャーリーとラムの今後
 →まだ第45話以来登場していません。

●登場人物 
 ・ラムの班の双子(?)の生き人形
 →イザベルとミラベルの生き人形・ベル×2です。

 ・ラムの班のもう一人の少女
 →マーガレットの生き人形・マギーです。

 ・ショーンの班の他の2名(一応第48話で再登場。今後の登場はあるか?)
 →班長のウィリアム組とヘンリー組です。

 ・“星付き”の面々(ベンジャミンやオリバー)
 →バーバラ・ベンジャミン・スザンナ・オリバーの4対です。
  第52話より徐々に掘り下げられています。

 ・ローブシャドー
 →悲しき過去を背負ったマリーローズでした。

 ・エドワードの過去(他にも同期がいたのかどうか)
 →クリストファーが同期でした。(お披露目前は不明)

 ・別棟にいる偉い方々は、3階の重鎮以外にもいるのか?
 →2階のトマス以外はまだ不明。

 ・1,2階にはどんな人物がいるのか?
 →1階の住人は未登場。2階はトマ(以下略)

 ・顔のみえない人形の詳細
 →詳細は不明。正体については主人を失った生き人形です。

 ・“すす病”の救護班(スージー以外もすす病の治療法を知っている?)
 →スザンナ・ギルバート・エヴリン・バートラムの4対です。

 ・第48話でエドワードの命令を受けていた人物
 →星つきでしたが、直前のケイトの部屋の煤についてはまだ不明。

 ・“こどもたちの棟”の管理権限を持っていた前任者
 →トマスです。(何回この記事で出てくるんだか…)

●ささやかな疑問点
 ・エミリコの名の由来
 →まだ描写されていません。
  アニメでは名前を付ける瞬間が描写されるみたいなので注目です。


 ・ミアはエミリコから返された地図の何に気付いたのか?(第20話)
  仮説:ミアも『すす能力』を知っている?
 →ローブシャドーによる加筆の跡がありました。
   
 ・ケイトが大事にしているぬいぐるみ(大事にしている理由)
 →まだ描写されていません。

 ・生き人形を処分に追いやったバービーの過去
 →まだ描写されていません。

 ・そもそもバービーは『生き人形=人間』と知っているのか
 →まだ描写されていませんが、恐らく知らないと思います。

 ・そもそもバービーによって処分された生き人形はいるのか
  (顔の見えない人形になっただけでは?)
 →まだ描写されていませんが、すす管清掃でベルが犠牲になりました。

 ・主人の気分で掃除の難易度が変わるすす汚れ(第10話)
   仮説:『すす能力』の伏線
 →あれは“すすつらら”という煤量が多い印だそうです。
  が、なぜケイトの怒りが解けて崩れたかは不明。(一種のすす能力?)

 ・やたらと隠し扉が存在する屋敷の構造
 →怪しすぎる館です。一体過去に何があったのか…。

 ・食料の調達先(第5話でケイトが豪華料理を食べています)
   仮説①:洗脳した村から食材を献上させている
   仮説②:農園や生簀とかがある
 →仮説①が正解でした。詳細は4巻末尾に記載されています。

 ・シャーリーはどこでラムの名前を知ったのか
   仮説:第33話のリッキーの挨拶で知った。
 →まだ描写されていませんが、恐らく仮説通りかと思います。

 ・すす炭の精製技術や産業利用はどう編み出されたのか
 →描写されていませんが、研究班等の試行錯誤によるものと思われます。

 ・成人前=5人、成人後=4人、別棟=3人と同期は減っていく?
 →人数はともかくとして、エドワード達を見るとその通りです。

 ・なぜ3階の重鎮達は、偉大なるおじい様の前でも横柄なのか
 →まだ不明です。

 ・こびりつきはなぜ生き人形を襲うのか
 →「顔を欲しているのかも知れませんね」(byジェレミ)

 ・『すごい迷路』のこびりつきはなぜ動きが鈍かったのか
 →同じサイズでも密度が違うと強度が違ってくるそうです。

 ・ドロシーが庭園迷路の広場を塞いだ理由は結局何だったのか
 →描写されていません

 ・ルイーズは部屋にルウの写真を飾ることができたのか
 →まだ描写されていません。

 ・第4話のケイトはなぜこびりつきを隠れて退治したのか
 →不明です。まだエミリコを警戒していたのかも知れません。

 ・第7話のバーバラ組は別棟に何のために行っていたのか
 →あれは別棟ではなく、星つきの居住棟へ行く途中でした。

 ・試験官3人組はなぜ生き人形の名で呼び合っているのか
 →まだ不明です。

 ・第37話の『生き人形は自らの考えを失う』は煤珈琲の洗脳を指すのか
 →洗脳であり、“一体化”への準備でもあります。

 ・偉大なるおじい様はエドワードのお披露目にどんな可能性を見出したのか
 →まだ描写されていません。

 ・第45話で3階の部屋に飾られていた絵は何を描いたものなのか
  (シャドーハウスの創成期を描いたものとか?)
 →まだ描写されていません。

 ・ケイトの顔は本当にエミリコと同じなのか
 →まだ不明です。(記事「ケイトの顔とエミリコの顔」で考察しています)




何だか「まだ描写されていません」「まだ不明です」ばかりになってしまいすみません。
ただこれらは考えるに足らないことではなく、何となくストーリーに関わってくる気がしますので、今後も注視していきたいと思います。

それにしても、何だかんだ言って結構な謎明かしがありましたね。

特にローブシャドーと“一体化”については驚きの新事実でしたし、パトリックの恋心があんなに明確に描写されるとは思っていませんでした。ミステリーだけではなく恋愛劇も期待できそうです。


最近は物語の序盤に提示された謎が明かされたことで、新たな謎が出てきてもそこまで引っ張ることは少なくなりました。

ただ、第1話1ページ目のシーンが第71話で伏線と判明するなど、まだまだ分かっていない謎は幾らでもあります。(ケイトのぬいぐるみや偉大なるおじいさまの正体など)

果たしてこれから、どんな伏線が描写され、そしてどんな驚くような謎の開示がなされていくのか。

今年もますます、シャドーハウスから目が離せない一年になりそうです。