来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

考察・魅力

怪しい動体「こびりつき」の考察

シャドーハウスのマスコットといえば、やっぱりこびりつきですよね!

…と言うと、パンちゃんやシャーリーに怒られそうですね。とりあえず「三大マスコット」とでも名付けましょうか。でもグッズや公式の扱いを見ていると、どう考えてもこびりつきが優遇されてる気がするんだよなあ……。

こびりつきまとめ


ほらっ!やっぱりそうじゃないですか!

アニメストアでも公式でも御覧の通りです。実際にこんな生物がいたら駆除対象間違いないのに、この人気はやはりフォルムのせいでしょうか。よく分からないものですね。


ただ、このこびりつき。

実は生物ではありません。度々ソウマトウ先生も書いて下さってますし、作中でもそういった記述があります。ですので、あくまでこびりつきは何らかの「動体」でしかないのです。


でもよく考えてみると、なぜ煤が集まっただけでこんな訳の分からない物体ができるのでしょうか?

そのことについて推測していった時、ある仮説が思い浮かびました。

今回は怪しい動体・こびりつきについて考察していこうと思います。

では続きよりどうぞ。続きを読む

館がすす能力者を欲しているワケ

作品の特徴として、「主従関係」の良さが挙げられるシャドーハウス。

ケイトとエミリコ、ジョンとショーン、パトリックとリッキーといった「お影様&生き人形」の組み合わせからなるキャラクター同士の掛け合いは、この作品の第一の魅力でしょう。


ただ、シャドーハウスの魅力はそれだけではありません。

ホラー展開も、熱い友情も、切ない恋物語も、焼けつくような権力闘争も、小気味いいギャグも全部楽しめるのがシャドーハウスなのです!まさに「類似作品不在」!!


また、それ以外にもバトルシーンも沢山ありますよね。綺麗な絵柄からは想像できない殴り合いが繰り広げられることもしばしばです。ジョンとギルバートの「決闘」も記憶に新しいところです。(詳細は来週発売の13巻にてどうぞ!)

そして、そんなバトルシーンを可能としているのが「すす能力」です。作中ではシャドーがすす能力を駆使し、武器として用いています。


でもこの「すす能力」

なんでこんな超能力が存在しているのかいまいち分かっておりません。シャドー特有の能力と言えばそれまでですが、能力開花しているシャドーとそうでない者がいたりと、まだまだ分からないことばかりです。

また、その能力を持つ者が優遇されているのは理解できますが、実はすす能力に関して作中では気になる台詞が見受けられます。

例えば以下のようにです。


「“能力開花”の兆しが見える」「評価します」(第37話・ソフィ)
「なんて『すす量』なのかしら」(第39話・ソフィ)
「ケイト!あいつはすすを操れる!!」(第43話・エドワード)
「シャドーの覚醒を早めるなど結果を残した」(第45話・偉大なるおじい様)
「おじい様はすす能力に長けた者を欲しているわ」(第49話・スザンナ)
「偉大なるおじい様は優秀な能力者を必要としている」(第119話・トマス)


このように、シャドーハウスで重要な地位を占める人物達が「すす能力」の重要さについて相次いで言及しているのです。

しかも前後のシーンを見てみると、単にすす能力がある者を評価しているだけではなく、すす能力者の存在を増やそうとしているのが見て取れます。


ということはです。

シャドーハウスという館は、何か企みがあって「すす能力」を持つシャドーを増やそうとしているのではないでしょうか?


本記事では「すす能力」そのものではなく、館がなぜ「すす能力者」を増やそうとしているのかその目的について考察していきたいと思います。


今回の考察では、かつてヤングジャンプで連載されていた「エルフェンリート」という漫画についても触れます。

よって、「エルフェンリート」及びシャドーハウス第145話までのネタバレを含みますので、ご注意下さい。続きを読む

試験官三人組から考察する「一体化」の実情

タイトルに書いた「試験官三人組」とは、エドワード・アイリーン・ジェラルドのことです。

ケイト達が参加した「お披露目」で試験官をしていた三人ですね。お披露目から随分と日が経っていますし、エドワードはその後「こどもたちの棟の管理者」になっているので彼らを「試験官三人組」と呼称するのはいささか苦しい気がしますが、他に妥当な言い回しが見つからないので本記事ではこう呼ばせてた頂きます。(「2階組」だとトマスも含むし、「エドワード同期組」だと三人以外も含むしで悩ましい)


さて、作者からも作品関係者からも読者からも(色んな意味で)愛されるエドワードですが、アイリーンとジェラルドとは「同期」ということもありよく揃って登場していますね。

また、エドワード単独で登場する時はケイトやバーバラの敵ですので尊大な態度が目立ちますが、アイリーンとジェラルドの前では幾分か警戒を解いて会話しているのが見受けられます。それもこれも、この三人はシャドーハウスという館の権力闘争を共に勝ち抜いてきた仲間だからでしょう。

そういえばお披露目で「味方を作るのも能力のひとつ」と言っていましたが、あれはエドワードにしてはえらく真っ当な発言でした。今思えばエドワードも仲間の重要性を理解していたからこその台詞なのではないでしょうか?

ケイトがお披露目を通して仲間の重要さが分かったように、ひょっとしたらエドワードも仲間の大切さに気付いた出来事があったのかも知れませんね。外伝でも良いので「エドワード過去編」なんていうエピソードがあったら是非とも拝ませて頂きたいものです。


ところで気になるエドワードの過去ですが、彼がこどもたちの棟にいた頃のエピソードを読んで不思議に感じたことがありました。そのエピソードとは、第76話(クリストファーが初登場した次の回)です。


そしてその時抱いた違和感をきっかけに、「一体化」とはこれまで明かされてきた事実とは違う現象なのではないかという考えが浮かんできました。

今回の記事では、エドワードが登場したエピソードを振り返りながら「一体化」とはどのような現象なのか考察していきたいと思います。

それでは第154話までのネタバレを含みますので、続きよりどうぞ。
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第153話の票読み

本記事は第153話のネタバレを含みますので、まだお読みでない方はどうかご注意下さい。



さて、では本題へとまいります。

第153話では「星つき」を選ぶための投票が行われていましたね。

60年以上続くシャドーハウスという館の歴史において、「選挙」「投票」という出来事が行われるのは恐らく初めてだったに違いありません。

結果、「星つき」は読者であれば誰もが知っているあの人物が就任することになりました!


しかし此度のエピソードを読んだ方々のコメントを拝見しておりますと、多くの方が知りたがっているものの、作中には描かれていない点が一つありました。

それは、「投票先の内訳」です。


確かに非常に気になります。

作中のこどもたちの様子を見るからに、此度の「投票」は誰が誰に投票したか分からない仕組み(=秘密投票)が取り入れられていたようです。

まあ選挙後のことを考えれば当然といえましょう。投票先を分からないようにすることは、有権者を守るために用いられるごく一般的な手法だからです。

選挙が終わればノーサイド、とりあえず任期期間中は賛成派も反対派もなく、皆が決めたリーダーを長に据えて組織を運営していくのが理想であります。


ただ、選挙後の人間関係が大事なのはわかりますが、それでも読者からすれば「誰が誰を星つきに相応しいと判断して一票入れたか」という疑問は知りたくなっても無理はありません。

……というか私も知りたい!


そういうわけで、今回の記事では第153話の「票読み」にチャレンジしてみました。

もちろんあくまで推測ですから合っているとは限りませんが、それでも深く考えると面白い事実も散見されました。

では続きにて書いていきますので、気になる方はどうぞ。

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「星つきと仲良し作戦」の終着点

ヤングジャンプ本誌で、第148話まで物語が紡がれてきたシャドーハウス。(今夜第149話が公開されます)

ネタバレになりますので詳細は避けますが、現在こどもたちの棟は大きく動いております。

どう動いているのかと言われると難しいのですが、取り敢えずトマスのせいだと言っておきます。つまり現実時間でも、今年に入ってからこどもたちの棟で起こっているあれこれの原因はトマスのせいです。

余計なことをまあという感じですね。雑誌「TIME」みたいに今年のパーソン・オブ・ザ・イヤーを選ぶとしたら、トマスなのは間違いありません!表紙ももちろんトマスです!見たくねぇ!()


…失礼、取り乱しました。

しかし禍を転じて福と為す。

イレギュラーな出来事が起こったことで、ケイトは棟の指導者グループ・星つきのメンバーとの接触に次々と成功しました。

その名は"「星つき」と仲良し作戦"です!(命名:ショーン)


ただ、一見うまく進んでいるかに見えるこの作戦。

ケイト周りだけを見ればとんとん拍子なものの、こどもたちの棟全体を見ると全然解決にはほど遠いですよね。なにせ、「大人」から見ればこの状況は決して好ましい事態ではないからです。一体どうすれば丸く収まるのか予想難解です。


しかし、実はある一点に矛先を向けると案外うまく事を収めることができるのではないかという想像を思いつきました。

本記事では、そのことについて書いていこうと思います。

では、第148話までのネタバレと、アニメ一期の最終回のネタバレを含みますので続きよりどうぞ。続きを読む
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